文章術。つい読んでしまいます。
これまでたくさん読みました。だけど新しい文章本がでると読んでしまいます。本書は文章術の名著100冊のエッセンスを1冊にまとめたもの。
既読感のあるものばかりでした。とはいえせっかく読んだので、まとめときます。それと文章術に大事なこと。いくつかのメモを残しておきます。
目次
文章の書き方、大事な順
いかでしょうか。文章術本を2~3冊読んでる人は、タイトル見ただけで、「あ~、あれか」ってなるのでは?以下に上位のもののメモを。
文章術ベスト10位までの3行まとめ。文章本100冊から
1位:文章はシンプルに
①余計な文章はとにかく削って。簡潔に
②1文の長さの目安は「60文字」以内
③ワンセンテンスは、ワンメッセージで
2位:伝わる文章には「型」がある
①「結論が先、説明が後」の「逆三角形」が基本。ビジネス、実用向き
②説得力を高めたいときは「結論⇒理由⇒具体例⇒結論」の「PREP法」。ビジネス、実用向き
③論文は「序論⇒本論⇒結論」の「三段型」で書く
3位:文章も「見た目」が大事
①「余白」で読みやすい印象を与える
②ひらがなと漢字はバランス重視で
③見た目を良くすると、文章のリズムも良くなる
4位:文章は必ず推敲する
①時間を置いて読み直す
②あえてプリントアウトして読み直す
③声に出して読み直す
④他人に読んでもらう
5位:「わかりやすい言葉」を選ぶ
①「難しい言葉」を「簡単な言葉」に置き換える
②専門用語を使うときは、解説を加える
③「簡単な言葉」を雑に扱わない
6位:比喩・たとえ話を積極的に使う
①使いやすいのは「直喩」「隠喩」「擬人法」の3つ
②より強い印象を与えたいときは「隠喩」
③知らないことは「知っていること」にたとえる
7位:接続詞を「正しく」使う
①接続詞は「使いすぎ」も「使わなさすぎ」もダメ
②必ず入れたいのは「逆のこと」を書く場合
8位:思いつきはメモに、思考はノートにどんどん書く
①いつでもメモを取れるようにしておく
②「アイデアの浮かびやすさ」は場所によって違う
③書き出したメモやノートを整理して文を組み立てる
9位:「正確さ」こそ、文章の基本
①どんな文章も、第一の役割は「伝えること」
②誤解なく書く、すべて書く
③理解してる内容だけを、ルールを守って書く
10位:「名文」を繰り返し読む
①「こんなふうに書きたい」と思える「自分にとっての名文」を見つける
②「これだ!」と思う本は繰り返し読む
PREP法とは何か?
「Point,Reason,Example,Point」の略。
・P(Point)=ポイント、結論
「長寿の秘訣は、役割を持って生きること」
・R(Reason)=理由
「役割を持つと、自己肯定感や生きがいが高まる」
・E(Example)=事例、具体例
「世界一長寿だった木村さんも、役割をもっていた」
・P(Point)=ポイント、結論、まとめ
「健康長寿でいるために、自分の役割を見つけよう」
論文は「序論⇒本論⇒結論」の「三段型」で書く
ビジネス文や実用文は結論を最初に書くが、論文やレポートは違う。「結論はあと」が原則。論文に求められるのは「結論の正しさ」ではなく、「結論に行きつくまでの展開の正しさ」だから。
・序論:扱うテーマと問題点を提示。疑問文を立てる
・本論:問題の原因を分析
・結論:結論、解決策、を提示する
大事なことは、序論で論点を1つに絞り込むこと。論点が1つであれば、結論も1つになる。
「型」を使えば、誰でも1時間でブログ記事が書ける
※ネタとしては面白いですが。調べる時間(インプット)を入れてません。たとえば書評ブログ記事なら3時間かけて本を読んで、2~3時間で書くとか。そんな感じです。ぼくの1000記事の平均です。あ、音楽系とかで調査&分析が必要な記事は、1つの記事で20時間以上かかってるものもあります。「120BPMの洋楽100曲」とか。
言葉が うまく出てこないんだ♪
どうしたら 君に愛してるって伝えられるだろう
君のためにつくった シンプルな歌
1983年、世界12か国で1位の大ヒット。イギリスは2位。アメリカはふるいませんでした。日本では地元のラジオ局で、7週連続1位の大ヒットでした。
(文章術の関連記事)10記事読めばあなたもプロ
職業としての小説家・村上春樹
https://book-jockey.com/archives/8914
売れる作家の全技術・大沢在昌
https://book-jockey.com/archives/8901
文章読本・谷崎潤一郎
https://book-jockey.com/archives/6274
名著「文章読本さん江」まとめ
https://book-jockey.com/archives/8770
いい文章には、3つの型がある
https://book-jockey.com/archives/6282
読みたいことを、書けばいい
https://book-jockey.com/archives/8891
伝え方が9割
https://book-jockey.com/archives/6882
トヨタで学んだ「紙1枚」にまとめる技術
https://book-jockey.com/archives/5930
ゴーストライター論
https://book-jockey.com/archives/6810
仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする
https://book-jockey.com/archives/8996