「女性自身」の連載をまとめた本。
有名人50名の愛読書が紹介されてます。ぼくでも知ってる14人の愛読書を、以下に紹介しときます。
目次
芦田愛採の愛読書
・芦田愛菜は小学生の時点で年間300冊の本を読む子。
・10歳のときのおすすめの本が「ABC殺人事件/クリスティ」
・2019年には書評集「まなの本棚」を堂々刊行。森鴎外や谷崎潤一郎まで幅広く紹介。
安倍晋三の愛読書
・本屋大賞も受賞したエンタメ小説のヒット作
・総理の夢想がみえ納得感が深い
有村架純の愛読書
・15年11月のダヴィンチインタビュより。同じ作者の「悪夢」シリーズがすべて好き。
・とても読みやすい本。
石田ゆり子の愛読書
・彼女の著書「Lily]で紹介されていた。
・自己啓発的な本で、人間の波動について書かれている。
・「スペース」は自分も自分以外の存在も境なく存在できる
大坂なおみの愛読書
・愛読書はアンドレアガシの自伝。
・アガシは世界中のマスコミや内面の自意識とも戦い続ける。
・ハゲを気にして着用していたヘアピースがよりによって全仏オープンの決勝前日に壊れてしまう。グランドスラム達成より全世界にハゲがバレる方が怖いという葛藤。
・ブルックシールズとの交際や他の選手との戦いなど、内面の嫉妬や劣等感を隠さず語る600ページは、誰でもテニスの底知れぬ醍醐味を追体験できて俯瞰的な視点も持てる。
大谷翔平の愛読書
・駅の大きな看板や、本のオビにも大谷の愛読書とされている。
・時の人の愛読書なので、ググって出てきたあらすじを掲載しときます。
登場人物は、小人の「ヘム」と「ホー」、そしてネズミの「スニッフ」と「スカリー」。本書は、この2人と2匹が迷路にあるチーズを探す物語。
ヘムとホー、スニッフとスカリーはいつも迷路にチーズを探しに行っていました。ある日、2人と2匹は、迷路にあるチーズステーションCという場所で大量のチーズを見つけました。
みんな大量のチーズを毎日食べて、満足いく日々を過ごしていました。
しかし、みんなで毎日チーズを食べていたので、チーズはどんどん少なくなり、ついに無くなってしまいました。
チーズが無くなると、ネズミのスニッフとスカリーは、またすぐに迷路に新たなチーズを探しに行きました。
それに対して、ヘムとホーは「チーズは戻ってくるはずだ」とチーズステーションCから離れることができませんでした。
しかし、どれだけ待ってもチーズは戻ってきません。待っても待ってもチーズは戻ってこないので、ヘムとホーでも対立が生まれました。
ヘムは「いつかはチーズは戻ってくるはずだ!このまま何もせず慣れた環境であるチーズステーションCにいた方がいい。」と考えています。
それに対して、ホーは「チーズは待っても戻ってこない。怖いけど、また迷路の中にチーズを探しに行くべきだ。」と主張しました。
2人は対立を続けました。とうとうホーは、1人でチーズを探しに迷路に行くことを決めました。
迷路で旅をするうちに、ホーはいくつかのことを学びました。
・変化は起きる
→チーズはつねに持っていかれ、消える・変化を予期せよ
→チーズが消えることに備えよ・変化を探知すること
→つねにチーズの匂いを嗅いでれば、古くなったことに気がつく。・変化にすばやく適応すること
→古いチーズを諦めれば、新しいチーズを楽しむことができる。・変化できないのは恐怖があるからだ
→迷路の中には、何があるかわからない。ホーは自分を変えて、新しくチーズステーションNにたどり着きました。チーズステーションNには、新しいたくさんのチーズがありました。
そこには、すでにネズミのスニッフとスカリーがいました。2匹はすでにチーズを食べて満腹の様子でした。
こうしてホーは自分を変え、迷路の中で学び、新しいチーズを掴み取ることができました。
小池百合子の愛読書
・連日ファッションが話題になるほど派手な知事だが、愛読書は妙に地味。
河野太郎の愛読書
・河野太郎がまず挙げる一冊「水源」は1千ページ超の大著。留学中に原書で読んだそう。
・「リバタリアニズム(自由至上主義)」思想に影響を与えている世界的ベストセラー。
・政治家が政治思想に関する本を、原書で読んでいることに安堵感がある。
・もっと若いころに河野太郎が愛読したのが「ツバメ号」シリーズ。海洋冒険の児童文学。
堺雅人の愛読書
・ガチの読書家。連載エッセイみてもうかがえる。
・普段から文庫本を持ち歩いて、荘子や世阿弥の言を引いて語ることも多い。
・村上春樹の「1Q84」の感想では過去の春樹作品を踏まえて語るし、「カラマーゾフの兄弟」の三兄弟の性格を「三成分」に捉え直し、あらゆる人物の性格を成分で考えたりする。
・ただのインテリではなく、彼の知的好奇心はほぼすべて「役」のために向けられている。
菅義偉の愛読書
・愛読書を言うって「自分っぽい本を挙げる」って意味じゃないよ。と教えてあげたい。
・アイデアを出すのは秀吉でも、現場で地道な仕切りをするのが秀長で、いわば歴史の「総務」が描かれた本。
・菅さんが総理になってから、検索をかけると上位に出てくる愛読書は「リーダーを目指す人の心得」になった。
長澤まさみの愛読書
・長澤まさみは愛読書が多い。傾向はみえない。
・インタビューや対談で彼女が挙げたもの。吉本ばなな「キッチン」、村上龍「限りなく透明に近いブルー」、北大路公子のエッセイ、水木しげる「劇画ヒットラー」などなど。
・複数の媒体で愛読書に挙げるのが遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」。一夜だけでヤリ棄てた男と、彼にずっと恋し続ける無垢で親切な女。その後の長い心の葛藤と運命を描いた物語。
藤井聡太の愛読書
・愛読書は「竜馬がゆく」に「深夜特急」に椎名誠「アド・バード」。昭和か。
・「深夜特急」はニューデリーからロンドンまで、バスだけで異動してみようと思い立った作者の旅行記。旅行というのは、移動と宿泊と食事と、あとは観察しかない。つまり労働がない。労働がないことは心地よい。
星野源の愛読書
・「私が旅先で読む三冊」というテーマでの選書。
・帰ってこない人を待つ話が多い。会えない悲しみは作中で解消されない。
宇多田ヒカルの愛読書
・宇多田は読書家で有名。
・ヘルマンヘッセなら、読む順番や訳者まで指定する。
・「シッダールタ」を読んでから「幸福論」、フィナーレに「荒野のおおかみ」高橋健二訳がおすすめ。
宇多田のファントムから「荒野の狼」。ヘッセの本の絵解きではない。
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donさん、こんにちは〜
著名人の愛読書では、Amazonのベゾスさんがイシグロさんの「日の名残」がお気に入りとのことで、読んでみました。(ノーベル賞を受賞される前です)
あんな綺麗な言葉に接したことはなかったので、「すごい人はスゴイ本を読むんだな」と思いました。
今回のご紹介の中では芦田愛菜ちゃんの書評本を反射的に買いました。
いやー、今現在、自分の中で吉永小百合さんと同じレベルのマドンナ的存在なんですよね。(テイラー•スイフトは軽く抜かしました(笑))
ご紹介ありがとうございました。