この本読むのはどんな人だろう。
・一攫千金!金持ちになりたい人。
・ブログやSNSなんかの、ネット副業でカネもうけしたい人。
・アフィサイト運営してるけど儲かってない人。
やっぱみんな金持ちになりたいですよね。ぼくなんか毎回ジャンボ買ってますもん。
い~つもハズレますが。またかハズレかぁ、ショボン・・の繰り返しです。
なんかうまい儲け話はないのか。
この前アフィリエイト本読みました。アフィリエイトって販売代理店であることに気づいた。
趣味でブログやってる人にはムリ。販売代理店は苦痛。
著者は21歳のころからアフィサイト運営やってた人。現在30歳ぐらい。
25歳のときにAmazonアソシエイトの報酬だけで、毎月1000万円の売上達成。
26歳のころにはGoogleアドセンスで、毎月600万円の売上を達成。
いわゆるトップアフィリエイター。やり方は読書メモで後述します。
2015年1月に資金調達にまつわるポータルサイト「資金調達プロ」を開設。
2018年1月に上場企業に6億2千万円で売却。
6億円のサイト、月のPVはわずか10万PV弱だそうです。
ぼくの前ブログ、「旧・本を聴く日々」の最盛期のPVぐらいしかない。
素人レベルなフツーなPV。しかし収益が桁違い。
1か月に1000万円の利益があったそう。すごい。
もちろん会社組織にして、デザインやライターは外注してる。
現在著者は7つの会社を運営。
著者のやってるのはマッチングビジネスです。アフィリエイターを使う広告主のほう。
店舗じゃなくてネットにサイトをつくって、資金調達をしたい中小企業経営者を呼び込む。
解決策を提示して、その資金調達に最適な金融機関を紹介する。
もう少し具体的に描くと以下の流れ。詳細は本書で見てください。
①自サイトに「10秒カンタン無料診断」のオプトインをつくる。
②顧客から登録がある。自分はその問題を解決できない。誰かにつなげる。
③それが資金調達ならファクタリング会社に連絡する。
④「300万円を至急調達したい方から連絡がありました。貴社でご対応頂けませんか?ただし弊社の手数料として1万円頂きたいのですが」と言えばいい。以下のような連絡はダメ。「ファクタリングの集客をやってる会社です。1人1万円で送客してるのですが、契約いただけませんか?」「検討しておく」といわれてそのままになる。
特定キーワードでGoogle検索1位になろうと思ったら、評価の高いサイトからリンクもらわないといけないじゃないですか。それは金融各社を取材してその情報を記事に乗せて、取材した会社からリンクをもらったそうです。記事にしてもらえる会社も宣伝になるし、デメリットはないので応じてくれたそう。よく考えてる。もちろん濃い記事を3年で400だったか書いてる。1人じゃムリなのでライター雇ったりして。サイトのデザインはデザイナーに外注。
著者はサイトの総合プロデューサーです。細かい指示をデザイナーやライターに出して、取材の段取りしたり、仕組みは自分で考える。
以下にその他の読書メモを。
アドセンスとアマゾン紹介料で儲けた方法
GoogleもAmazonも、著者は現在アカウント停止処分となっている。数年前、ワンクリック1円か2円で、アドワーズやYahoo!リスティング広告などのPPC広告への出稿が可能だった。そこがねらい目だった。
商品を買う気になってる人は商品の型番など詳細なキーワードで検索する。例えば「VX3276-2K-MHD-7」という具合。
そこで「VX3276-2K-MHD-7」をPPC広告に1円単価で登録する。そういう商品型番を大量に登録した。具体的な商品名のコンバージョン率は極めて高い。仮に25%とする。1000円の商品のAmazon報酬率が5%だったとする。4回のクリック=4円で50円の収益となる。こんなキーワードを高額商品を中心に1000個も登録しておけば、5~6年前まではボロ儲けできた。1か月にAmazonで1000万円も儲けてたら、突然アマゾンからアカウントを停止された。
アドセンスも同様の手法をやった。アドセンスは商品名じゃなくて「レストラン○○」や「○○中古車」といった実在する店舗のホームページにリンクするだけのページを無数に作成した。そしてそれらをサーチ広告に特化して登録する。
「レストラン○○」と店舗名で検索する人はその店に行きたい人。検索結果の一番上に出てきて、しかも「広告」と表示してあれば、その店のホームページと思う人がほとんど。そこにアドセンス広告が表示されていたら、クリックする人が多い。クリック単価が4円未満であれば、確実に大儲けできた。
アマゾンと同様に荒稼ぎしたのでGoogleのチェックが入り、アカウント停止のペナルティを食らった。アドセンスのアカウントは一度停止されると、再取得はほぼ不可能と言われる。別に不正クリックをしたわけではないが、なぜ重いペナルティとなったのか?それはそのサイトが何も価値を生み出さないのに、収益だけ上がるから。
これらの方法は今ではできない。しかし機転が利く人なら、これらを参考にして新たな手法で稼ぐことはできる。それはあぶく銭で、見つかれば手痛いペナルティを食らうが。
ウェブサイトの作り方、15のノウハウまとめ
①ポジショニングとブランディングがサイト作りのキモ
②ウェブぺージの重要度は「リンクの獲得」によって左右される
③サイトの信頼性を高めることが価値の向上につながる
④ハウツー記事でユーザーの心を動かす
⑤サイトの価値は「顧客リスト」有無で大きく変わる
⑥サイトページは「ランディングページ」が必須
⑦顧客リストの販売先開拓で収益力アップ
⑧細部へのこだわりが良質なサイト作りにつながる
⑨「集客チャンネルの分散」でリスクを減らす
⑩「内部SEO」とはユーザー目線に立つこと
⑪運用期間にかかわらず売り時に売る
⑫利益の伸び悩みはエージェントに依頼することで解消できる
⑬ネガティブ情報をあらかじめ伝える
⑭ノウハウ・経験の提供を惜しまない
⑮プロを活用する
サイト売買時のデューデリジェンスとは何か?
サイト売買では、買い手側によってデューデリジェンスというリスク診断が必ず行われる。デューデリジェンスには大きく6種類ある。
①ビジネスデューデリジェンス
対象企業に関する市場を調査すること。
②財務デューデリジェンス
対象企業の財務状況から企業価値を判断すること。
③法務デューデリジェンス
対象企業の契約や取引について、法律の範囲内で適正に行われていたかを判断すること。
④人事デューデリジェンス
対象企業の人事や労務の状態を確認すること。
⑤税務デューデリジェンス
対象企業が適正に申告納税しているか調査すること。
⑥ITデューデリジェンス
対象企業の買収後に、管理システムをどのように統合するべきか調査すること。
「資金調達プロ」の売買では、財務、法務、ITの3種類を重点的にチェックされた。
財務では、不正な決算はないか、利益は本当に出ているのか、外注費や広告費の未払いはないか、などがチェックされた。公認会計士が担当することが多い。
法務では、不正な業務委託はしていないか、特定商品取引法や個人情報保護法を順守しているか、著作権を侵害していないか、などをチェックされた。
ITではセキュリティ対策をしてるか、データ等のバックアップは毎日、自動的に、別の場所でも採取しているか、SEO対策で順位の下がる怖れがないか、管理画面へのアクセスが制限されてないか、などがチェックされた。
ネガティブ情報はサイト売買の交渉に入る前に、あらかじめ隠さず伝える。ネガティブ情報とは、粉飾決算ではないが銀行に対して見栄えのいい決算書を作っている、売上が1社に依存している、未払い残業代などの帳簿外の債務がある等があげられる。このようなことはデューデリジェンスで見抜かれてしまう。特に億単位の取引では必ずバレる。するといったん値決めした価格から値引き交渉となる。
もっとカネをくれ♪
ビートルズで、マネー♪
アマゾンミュージックアンリミテッドのビートルズ。ずっとリマスター版がなかったのですが、最近ようやく2009年リマスター版がアップされました。ポールが「リアルでジョンがすぐそこにいるようだ」といったシリーズです。3rdアルバムからボーカルがセンターに来ますが、2ndまでは、ボーカルが偏っててなんか聴きにくいですよね。こればっかりはしゃあないか。やっぱよく聞くのは3枚目から6枚目かなあ。