70年代ハードロック名盤20選。「70年代ハード&ヘヴィ アルバムランキング100」より

レコードコレクタ―ズ執筆陣25名によって選ばれた、「70年代ハード&ヘヴィ アルバム・ランキング100」。

和久井光司の解説が興味深い。要約引用。

70年代はハードロックの時代で、何でもかんでもハードロックと紹介された。トレンド感を出すために”ハードロック”の一語が便利だったのだろう。日本のレコード会社は「速いテンポの曲を勢いよく演奏する現代のバンド」をハードロックと呼びたがった。とても乱暴だ。

いまハードロックの特性を考えると「ギターの歪み感」と「リズムセクションの存在感」は必須の条件だ。

70年代中盤に登場したヘヴィメタルという概念は、その手の歪んだ音を簡単につくれるエフェクターをギタリストに与え、ギターとアンプの間にかませるペダルの数を増やしていく。70年代前半にはファズとワウワウぐらいだったのが、歪み系で二つ、コーラスとフランジャーとディレイと、どんどん増えていった。エフェクターである程度決まった音が出せるので、ツアーの移動もコンパクトになり、60年代後半にPAが一般化したのに続く、大きな環境の変化だった。

70年代後半までは、プログレもグラムもパンクもハードロックの範疇にあった。今回の70年代ハード&ヘヴィ・アルバムランキングでは、残念ながら渋いハードロックバンドや、プログレやグラム、モダンポップやパンクの狭間にいたバンドがベスト100から漏れている。

ギターの歪みやリズムセクションの重さといった音響的な新しさを取っ払って音楽そのものの構造を考えれば、70年代のハードロックは、キンクスの「ユーリアリガットミー」に代表されるブリティッシュビートのマナーに、ジャニスがブルースを拡大解釈するフィーリングを加えたにすぎない。そう考えてツェッペリンを聴くと「この先には何もないかも」と思えてくる。



和久井光司のハード&ヘヴィ・アルバムのランキング貼っときます。

ハードロック70年代名盤

70年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング20選

20位 グランド・ファンク|アメリカン・バンド

19位 シン・リジ―|脱獄

18位 フリー|ファイアー・アンド・ウォーター

17位 ジューダス・プリースト|ステンド・グラス

16位 レッド・ツェッペリン|プレゼンス

15位 ウィッシュボーン・アッシュ|百眼の巨人アーガス

14位 ハンブル・パイ|スモーキン

13位 UFO|現象

12位 ストゥージズ|ファン・ハウス

11位 クイーン|クイーンⅡ



10位 ディープ・パープル|イン・ロック

9位 ブラック・サバス|黒い安息日

8位 ブラックモアズ・レインボウ|虹を翔ける覇者

7位 ユーライア・ヒープ|対自核

6位 ブラック・サバス|パラノイド

5位 ディープ・パープル|マシン・ヘッド

4位 モーターヘッド|オーバーキル

3位 AC/DC|地獄のハイウェイ

2位 レッド・ツェッペリン|Ⅳ

1位 ヴァン・ヘイレン|炎の導火線



70年代ハードロック・アーティスト単位での得票数ランキング

1位から10位まで順に。ディープパープル、ブラックサバス、レッドツェッペリン、AC/DC、ヴァンヘイレン、シンリジー、レインボウ、モーターヘッド、エアロスミス、クイーン

70年代ハードロック・アーティスト単位での得票数ランキング

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