ギターソロベスト20。「究極のギターソロ」ランキング

レコードコレクタ―ズ執筆陣25名によって選ばれた、「究極のギターソロ。必聴203曲」。

60~80年代のロック&ポップの名曲の魅力を決定づけた、ギターソロが印象的な作品。

歌ものの楽曲中で、イントロ、間奏、エンディングなどでソロの演奏が入っているものが対象。インストは今回は含まれていない。25名が選んだものを編集部で203曲に調整。

ランキング形式にはなっていない。しかし203曲のうち最初の20曲は見開きページで4曲解説。上位20曲は別格扱いになっている。21曲目からは見開きページで6曲解説になる。扱いが小さい。

目次

究極のギターソロ。上位20曲

PCならズームで175%以上。スマホは指でピンチアウトすれば読めます。

究極のギターソロ

まず1番最初のページの4曲です。ジミヘンからスタート。AmazonMusicアンリミテッドを貼り付けていきます。アルバム評などはアマゾンレビューでご確認ください。

1.ジミ・ヘンドリックス|パープル・ヘイズ

2.エリック・クラプトン(クリーム)|クロスロード

3.キース・リチャーズ(ストーンズ)|悪魔を憐れむ歌

4.ジョージ・ハリスン(ビートルズ)|サムシング

5.サンタナ|ブラック・マジック・ウーマン

6.デュアン・オールマン(オールマンブラザースバンド)|スティッボロ・ブルース

7.ジミー・ペイジ(ツェッペリン)|天国への階段

8.リッチー・ブラックモア(パープル)|ハイウェイ・スター

9.ヘンリー・マッカロク(ウィングス)|マイ・ラブ

10.アレン・コリンズ(レイナード・スキナード)|フリー・バード

以降はAmazonMusicにリンクだけ貼っときます。

11.エイモス・ギャレット(マリア・マルダー)|ミッドナイト・アット・ザ・オアシス

12.マイケル・シェンカー(UFO)|ロック・ボトム



究極のギターソロ

13.デヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)|シャイン・オン・ユー・クレイジー・ダイアモンド(pts1-5)

14.ブライアン・メイ(クイーン)|ボヘミアン・ラプソディ

15.ラリー・カールトン(スティーリー・ダン)|滅びゆく英雄

16.ドン・フェルダー(イーグルス)|ホテル・カリフォルニア

17.トム・ヴァ―レイン(テレビジョン)|マーキー・ムーン

18.エドワード・ヴァン・ヘイレン(ヴァン・ヘイレン)|ユー・リアリー・ガット・ミー

19.マーク・ノップラー(ダイアー・ストレイツ)|悲しきサルタン

20.ランディ・ローズ(オジー・オズボーン)|ミスター・クロウリー



ストラト、テレキャス、レスポールの簡単な比較

ギブソン社のレスポール。フェンダー社のテレキャスとストラト。エレクトリック6弦ギターではこの辺が有名。あとギブソン社のSGもあるけど。アンガスヤングとかデレクトラックスが使ってる。

ギブソン社レスポール

クラプトンが救った。じつはギブソン社はレスポールは時代遅れと判断し1960年に生産を中止した。ところがクラプトンのプレイが話題を呼んで1968年に生産を再開。ロックギターの頂点モデルへ上りつめた。クラプトンはその後サイケペイントしたギブソンSGを経て、フェンダーストラトへと移行する。

スライド系ではレスポール&マーシャル派はデュアンオールマン。アットフィルモアの1曲目。70年代初頭にあんなぶっといトーンのスライドを聞かせるギタリストは他にいなかった。

フェンダー社ストラト

クラプトンがレスポールを救ったのと同様、フェンダーのストラトを救ったのがジミヘン。50年代のロックンロール勃興期に発売されたストラトは売れ行きが悪く、一時生産中止の予定があった。先発で出ていたテレキャスがシンプルな名器すぎたから。

テレキャスに比べてピックアップも多く多彩な音も出せる反面、操作が煩雑になってしまったストラトは、当時どこか中途半端な楽器と捉えられていた。

が、ストラトにはとんでもない飛び道具があった。トレモロアームだ。それまでもあったがストラトのトレモロは鉄壁だった。

ストラトのアームは一気に何音も音程をダウンできた。このワイルドな仕様がギターの表現をがらりと変えることになる。その最大の功労者がジミヘン。

クラプトンもジェフベックも大きな衝撃を受け、ストラト派に転向してしまった。

70年代のストラト派は、ハードロック系はリッチーブラックモア。プログレはデイブギルモア。フュージョン系はスティーブルカサーなど。エディヴァンヘイレンもストラト。

スライドギター系では、リトルフィートのローウェルジョージやライクーダー。弦の張りがきつくなるオープンAを基本にクリーンなトーンのローウェルジョージ。弦をゆるめるオープンDやオープンGでルーズな音色で迫るライクーダー。70年代以降の多くのギタリストに影響を与えた。

究極のギターソロ203曲から、好きなギターソロ5曲

203曲の中には、素晴らしい楽曲がいっぱいあります。

オーリアンズ/half moon、CS&N/wooden ships、ライクーダー/across the borderline、バーズ/tulsa country、スティーブミラーバンド/the joker、リトルフィート/dexie chicken、ザバンド/opheria、ロギンス&メッシーナ/you need a man、ポコ/you better think twice、ドゥービーズ/little darling、ラーセンフェイトンバンド/who’ll be the fool tonight、トムウェイツ/jockey full of bourbon・・・

個人的ベストは以下の5曲。本と違うアルバムのアンリミテッド貼ってるのは、音圧が高い方のベスト盤なんかです。スマホの人は指で拡大したら読めるよ。

1.マイク・キャンベル(ドン・ヘンリー)|ボーイズ・オブ・サマー

究極のギターソロ

2.ジョー・ウォルシュ|タイム・アウト

究極のギターソロ

3.デヴィッド・リンドレー(ジャクソン・ブラウン)|レイト・フォー・ザ・スカイ

究極のギターソロ

4.バーニー・レドン(イーグルス)|ピースフル・イージー・フィーリング

究極のギターソロ

5.トイ・コールドウェル(マーシャルタッカーバンド)|キャント・ユー・シー

究極のギターソロ

オーリアンズは「ハーフムーン」より1973年の名曲「the breakdown」だと思うのですが。ホテルカリフォルニアの元ネタのようなツインギターハーモニー(6:30頃)が美しい。ていうか9分ほどの楽曲で6分はギターパート(笑)。

orleans – the breakdown

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