サラリーマンを副業? どういうこと?
・上がらない給料と残業代カット。
・終身雇用の崩壊。AI、外国人に仕事が奪われる。
・人間の寿命は延びてる。老後2000万円問題。
⇒このままで大丈夫なのか?
有望な選択肢が「副業」です。副業解禁の流れはきてる。
「サラリーマンを副業」というのは、副業のほうの稼ぎが大きくなる状態のこと。
チャレンジしてみませんか?という本です。
目次
ちまたにあふれる副業は問題だらけ
・自分の好きなことを仕事にすればいい
・自分の得意なこと、好きなことで起業しよう
多くの人は、好きなことは仕事にできない、自分の得意なこともわからない。
結局「自分にできそうなこと」を副業に選んでるのが実情。
よくみかけるのは
①アルバイト
②ギグワーク(ネットを介した単発仕事。個人宅配、フードデリバリ等。空き時間活用)
③情報商材を使った副業
・アルバイトは差別化しづらい。自分の時給を下げてる。自由時間がただでさえ少ない。
・ギグワークもアルバイトと同じ。
・情報商材は詐欺が多発する要注意分野。
自分の個性が活かせない仕事は、自分の貴重な時間と労力が、安く買い叩かれる。
収入を得る方法は4種類しかない
右側がお金を働かせる、左側が自分が働く、というマトリクス。
アルバイトは「E」になる。
サラリーマンに向く副業は「個人事業主」の一択。
それを軌道に乗せながら、並行して投資の勉強を始めるのが理想。
副業。何をどう始めるのか?
スペシャリスト(特殊技能)、スーパーバイザー(企画、プロデュースする)、サポーター(中小企業向けコンサルとか)、セールスの4つの分野がある。本書では実例を紹介。
スペシャリストは本業で生かすべし、本業とかぶる場合はさすがに副業規定に抵触する。スーパーバイザーは直接に起業、独立する人が多い。
副業としては、セールス、サポーターがいい。
初心者はセールスから入るべし。「誰でもできる副業」がセールス。特別な才能がいらない。
島田紳助が引退前にNSCで行った講義。「売れる法則」
「自分のできること+時代性」がマッチしたところに成功がある。
大事なのは「他人が何を欲しがってるか」。それが時代性。
そこに自分ができることを組み合わせる。「好きなもの」ではなく「できること」。
セールスで稼げない人の3つの共通点
①セールスの基本がわかってない
②顧客が見えていない
③商品に確信がない
アフターコロナ時代のセールスを考える
オンラインがメインになる。セールスでもオンライン化が急速に進む。
じゃあどうすれば始められるか
セールスの3ステップ
見込み客を集めて(マーケティング)、セールスする。
セールスは狩猟。マーケティングは農耕。
集客のために何をすればいいか?⇒自分のメディアを持つこと。
これなら基本的に元手がかからない。ブログ、SNS、動画サイトなどで定期的に情報を発信する。自分のコンテンツを発表する。
マーケティングの3ステップ
メディアをつくる⇒メディアを育てる⇒収益化するの3ステップ。
成長が早い人は、そうでない人とどう違うのか?
フィードバックを受けているかどうかの差。
成長が早い人はフィードバックををもらえる環境を必ず作ってる。人の評価や顧客の声。
アクション⇒フィードバック⇒リプライ。
フィードバックはどこから受けても有効か?それは違う。有効なのは2つだけ。
・それを達成した経験者からのもの
・顧客や見込み客からのフィードバック
個人的な感想。Googleアプデ対応が難しい
いや、書いてるあることはその通りだし、それなりの金言もある本なんですが。
誰もがそれはわかってるという。みんなブログやSNS書いてるし、ネット株もやってる。
しかし、うまくいかない。ネット株は損することが多いし、ブログは伸び悩む。
少しだけ僕の経験を。2つのブログで10年・1000記事以上書いてます。1記事は3000文字程度。継続は力なりで、なんとかやってきた。
アドセンス、楽天、Amazon、A8の合算で、毎月サラリーマンの小遣い程度の収入はあります。いや過去形です。
2回ほどアプデで吹っ飛びました。
2018年3月の「健康アプデ」が1回目。流入が半減しました。ソネットブログという今はもうなくなったフリーブログ。アナリティクスが貼れないので正確なPVはわからなかったのですが、ソネットのアクセス解析では10万PV /月ぐらい。ソネットブログランキング「本」カテゴリの1位を3年ぐらい続けてました。
どうやって儲けてたのか?
健康関連の本を読んで内容をまとめる。健康で悩んでる人が検索してGoogle検索の1p目上位に表示されてると多くの検索流入がある。健康関連のアドセンス単価は高い。収益化はアドセンス半分、物販が半分ぐらいでした。
もちろん健康以外の本もたくさん読んでたけど、健康関連の収益が大きかった。
ある日「健康アップデート」があり、Googleが医療関係者以外のサイトを下げた。信ぴょう性が低いということで。
DeNAのウェルクというサイトが医療に関するウソ記事を書いて、それが被害につながってという展開がトリガーでした。DeNAという大手企業が参入するほど、サイト運営によるアフィリエイトや広告収入は、美味しかったということです。
「健康アップデート」でぼくのサイトのPVは半減以下、収益は3分の1以下に落ち込みました。いまだにDeNAをうらんでますw。
ちょうどスマホシフトが起こって、ソネットの運営がスマホに広告を勝手にベタベタ貼って。収益とサイトデザインが悪化してた時期です。
このままじゃダメだと重い腰をあげて、レンタルサーバー&ワードプレスを立ち上げました。このサイトです。健康を中心としたYMYL系は、専門家でない個人が記事を書いても、もうGoogleで上位表示されない。
なのでGoogleが干渉しない音楽やファッション、ハウツーの記事比率を高めて、収益が最盛期の3分の2まで戻ってきてました。アクセスの多かった人気記事はこちらにリライト移動させて。地道な作業です。
アドセンスの関連コンテンツも開放されて、さあこれからというところで、Google2020年メイアップデートが起こりました。
今回のは激震です。レンタルサーバ&ワードプレスでしっかり作りこんだサイトは、YMYL系以外は、これまで上位表示されてました。コンテンツ至上主義。
それが崩壊しました。
一種のコロナ対応なんですが、いまGoogle検索で上位表示されるのは、法人ドメイン(co.jp)、国内ドメイン(.jp)、古くからあるサイト(老舗)です。法人さんを、Googleの顧客である広告主さんを上位表示するんで、コロナを乗り切ってねという。
.comは老舗サイトじゃない限り、コンテンツがしっかりしてても検索上位表示されなくなった。旧来のSEO対策が通用しなくなった。古くからいる大物アフィサイトが撤退したり、著名ブロガーがサラリーマンに戻ったりとかしてる惨状です。
20年5月以降、多くの.comサイトが検索流入が半減してます。うちも半減して今は6掛けぐらいです。
ただメイアップデートは一般の検索者からの評判も悪い。「なんか最近、古いサイトとか、見にくいサイトが多い」「昔よく見てたわかりやすいサイトが、検索で出てこなくなった」とか会社の後輩たちも言ってました。
グーグルが次のアプデで、以前の状態に戻すことを願ってます。もしくは「Yahoo!検索」のエンジンがBingになるとか、そういう変化があれば、Googleも検索品質を落とすようなことはしなくなる思うのですが。9割以上のシェアを握った競合がない世界。恐い世界です。
何が言いたかったか?
ブログの集客はそう簡単じゃない。個が立たないとGoogle頼みになってしまって、ときおり「神のイカズチ」で吹っ飛んでしまうといことです。
雷に打たれた♪
膝はガクガクだぜ♪
助けは来ない♪
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私も他にやりたい事、副業を探してこういった参考書を読みます。
しかしながら、(いい訳になるけど)資金がないもありますが、知識がないのと、これが本当に自分がやりたい事なのか、などと考えるとなかなか踏み出せません。
でも、夢はあきらめていません。