今日また東京で風俗店が摘発されました。1年半で1.5億円の売上があったそうです。そもそも売春は法律で禁じられてます。
・なぜソープは堂々と営業してるのか?
・摘発されたら客はどうなるのか?
・摘発された女の子はどうなるのか?
・経営者への処罰の厳しさは?
「さいごの色町飛田」から、上記の疑問に答えるメモを以下に。
なぜ売春はいまでも公然と行われているのか?
戦前は公娼制度。GHQの廃止要請により公娼制度は廃止された。ただGHQも本音のところでは自国の兵士に売春婦を必要とした。
戦後は赤線となった。赤線とは公娼制度の廃止に伴い特例措置として、警察が地域を限って許した売春地域「特殊飲食街」のことである。所轄の警察が地図に赤く囲んだことから、そう呼ばれるようになった。この制度は1958年まで続く。それまでは遊郭は合法だった。売春防止法が完全施行される1958年まで赤線は容認される。
じゃあ売春がなかば公然といまでも行なわれているのは、どういうことか?
飛田の店は「料亭」である。やり手ばあさんの言う「にいちゃん、遊んでいってや」の「遊び」とは、料亭の中で、ホステスさんとお茶やビールを飲むこと。
お客が案内される部屋はホステスさんの個室。その中で、偶然にも「ホステス」さんとお客が「恋愛」に陥る。恋愛は個人の自由。恋愛がセックスに発展することもあるが、それは決して売春ではない。だから、支払う料金も、女性の体を買ったために発生する料金ではなく、ビールやジュースや菓子の料金である。・・と表向きはそういうシステムなのだ。
ソ○〇ランドは、入浴にいったら偶然「恋愛」に陥り・・・という同様のシステム。だから入浴料。
大阪府警への売春に関する取材
1.たまに逮捕されるけどなぜか?
(具体的な事件の例を挙げての質問)
別件で捕まった人などの調書などからその店の状況が分かる。ガサ入れして売春行為の現場を押さえる。現行犯逮捕したのは客引きしたやり手ばあさんと、当日料亭にきていた客。売春する目的で契約したということで。
経営者には任意同行を求めて、名簿やタイムカード、客の履歴や契約事実を確認できる書類を押収して逮捕状を請求した。
今の法律では女の子は保護対象なので逮捕されない。客の男性も取り調べはあっても刑事罰は無い。このときはやり手ばあさんは48時間で5万円で釈放。経営者は起訴まで拘留され、起訴後は3日間で保釈金を積んで釈放。
2.飛田は「料亭」が「警察に届出」をして営業していると聞く。許可の基準は?
風俗営業の種類ごとに管轄の公安委員会の許可が必要。住所、氏名、種別などの他に設備構造を書く欄がある。内部の施錠や見通しなど警察が複数人で確認に行き、許可する。
3.公然と売春が行なわれているのに、なぜ手入れをしないのか?
飛田には「鯛よし百番」もあるし、会話だけの店もある。全部が全部売春してると言ったら笑われますよ。警察は歓楽街対策として、風俗案内所やデリ○ルに軸足を置いている。そっちのほうが告発もあるし、悪質やから。飛田まで手が回らないのが実情。実際のところ、ぼったくられたとか病気移されたとか、飛田からは苦情が全くでない。
ジョーンバエズで、朝日のあたる家♪
悪い男にひっかかり、「the rising sun」という娼館に堕ちてしまった。私みたいにならないでと妹に訴える歌です。元はアメリカ民謡。