「2030年の不動産」まとめメモ

ぼくは戸建て派なのですが、これからは都心部のマンションが資産価値が上がるとの一冊。今の時代は広さよりも駅から15分の便利さを優先するからだそうです。駅から遠い戸建てよりも利便性の高いマンション。共働きとなればなおさら。専業主婦世帯はいま全体の3割まで減少しているそうです。共働きの駅近志向。

また戸建てのデメリットは「資産性が低下しやすい」ことです。土地に関していうと都心3区、5区のごく限られたエリアを除き、戸建てが立ち並ぶ駅から離れた住宅街は、今後地価が下がるとのこと。

まあそんなこと言われても僕は戸建て派です。犬が飼えてマイカーが敷地内に停められて老後に住居費がほぼ無料というのはうれしいです。たしかに資産価値が下がるのは悲しいですが。

過去15年の不動産価格推移

過去15年でマンションは2倍に戸建ては1.2倍に。

2030年の不動産

2030年に向けて三極化する不動産価格

人口減少で85~90%の土地の価値は下がり続ける。

2030年の不動産

首都圏マンションの平均価格推移1974~2021年

2030年の不動産

これみるとやっぱ2000年頃が一番安かったんですね。年代的に僕の周りはその頃に家を買った人が多くて。中古マンションなんかは関西だと広くても2000万以下で購入できていました。戸建て新築でも30坪で神戸4500万円、明石3500万円ぐらい。今考えると安い時代でした。30代の後輩が夫婦ペアローンで5000万円超の新居購入してるのを聞いて驚いていましたが、このデータを見て得心しました。人生の三大出費は、住宅費、教育費、老後資金と言われますが、生まれた時代の不公平感ってありますよね。

三大都市圏中古マンション価格の推移2015~2024年

2030年の不動産

これ見ると首都圏の人かわいそう。子どもが横浜在住なので住宅費のこと考えると心配です。

日本の人口は国道16号内に集中する

2030年の不動産・国道16号内は1000万人商圏。

・国道16号を越えるエリアでは主要駅の駅前など一部の例外はあるにせよ、全般的に地価は下落していく。

・不動産業界では国道16号を「ルビコン川」と呼び、渡った先のエリアでは不動産を売るのも貸すのもかなり難しく、厳しい戦いになるというのが共通認識。

・郊外で駅から徒歩15分以上は急ピッチで値崩れする。理想は徒歩7分。10分が限界。

・東京23区内でも埼玉や千葉よりは同じ。買い手がつかなければ値崩れのペースは速い。

・世田谷区のような人気エリアでも駅から15分以上やバス必須のエリアはこの先敬遠される。

・世田谷の岡本は芸能人などの富裕層が住むが、直近の地価下落率が東京23区内の住宅地としてトップ。最寄り駅までの所要時間が20分超とかなり遠いことが影響している。

・首都圏の国道16号内にある都市でも、最寄り駅がマイナー駅、なおかつ駅から15分を超えるエリアだと1000万円台もしくはそれ以下で買える空き家がある。各自治体の「空き家バンク」をチェック。何でもいいからお金をかけずにマイホームという人には選びたい放題の時代。

ジャーニーでルビコン♪ なぜか和訳付きです。こんな歌詞だったんですね。

Journey – Rubicon (Live In Tokyo 1983) HQ

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