タイトルに惹かれて読んでみました。
バナナの専門家「サル」は、バナナを逆からむくそうです。先端からむく。バナナの先端を両手の指でつまんで左右に引っ張る。そうすれば「サル方式」のほうが、はるかにラクなことがわかると。
それと同じことが「人生の悩み」についてもいえる。瞑想を実践してる仏教僧は、「悩みのもと」を取り去る専門家。人生を通常とは違った方向から見る方法を知ってる。その方法を知ってれば、人生をラクに過ごすことができる。
著者のアーチャン・ブラームは1951年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学で理論物理学を学び、高校の先生になる。その後タイにわたり、高僧アーチャン・チャーの元で修行。高弟となる。2006年国際仏教会議では議長を務める。
瞑想の師として世界中に多くの崇拝者がいる。彼の本は世界15言語、25カ国で出版されています。「ブラームの次作」は世界で待望され、とくに英語圏とドイツ語圏で人気が高い。
本書は175pで、32の説話が書かれています。1つの説話が約4pほど。
1章:すべてがうまくいく心の持ち方
2章:人生で本当に大切にしたいもの
3章:手放せばラクになる
4章:人間関係の悩みがなくなる
5章:不安のない穏やかな心でいるために
以下に個人的に気に入った、3つの説話を。
すべてうまくいく心の持ち方
1977年、ある男性は出張を終えインドのムンバイに戻ろうとしていた。仕事はうまくいった。かれはタクシーに国際空港に行ってくれと指示。チェックインまで時間はたっぷりある。
ところがタクシーは道に迷う。時間は刻々と過ぎていく。男性はフライトに遅れるのではと、イライラし運転手に怒りをぶつけ始める。
やっとのことで空港に到着したが、無情にも乗る予定の飛行機が目の前で離陸する。
「おまえはどうしようもないドライバーだ!タクシーなら道ぐらい知ってて当然だろ!
タクシードライバーなんてやめてしまえ!」男性は怒りをぶちまける。
だがそのとき空を見上げると、離陸したばかりの飛行機は高度をぐんぐん下げ、とうとう墜落してしまった。乗客はたぶん全員死亡。
「君はすばらしいタクシードライバーだ。実に見事だった。タクシードライバーは全員君みたいだったらいい!さあ、チップをはずもう」
男性は言う。「あのときの経験で、人生観が一変した」ものごとが計画通り進まなくても、ひどく怒らなくなったのだと。
人生で本当に大切にすべきもの
死は人生につきもの。
タイの恩師が陶器の茶碗を手にとってこう言った。「これをご覧なさい。この茶碗にはひびが入っています」
しかし茶碗にはひびが入ってない。
「ひびは今は見えません。でもひびは現にある。いつか誰かがこの茶碗を落としたらひびは現れ、さいごには割れてしまう。それが宿命」
「だけどもしこの茶碗がプラスチック製だったら、ひびも入らない。落としても、蹴とばしても壊れることはない。大切にあつかう必要もない。いま私が持っているこの茶碗は壊れものです。大切にあつかう必要がある」
「それと同じで、あなたたちの体にもひびが入っているのです。ただそのひびは今は見えません。でも確実にひびはある。なぜならあなたたちは将来死ぬからです。いつの日か事故にあったり、病気になったり、年をとったりする。するとひびが表に出てきて、あなたたちは死ぬ。それが宿命」
「もし人生がプラスチックのように壊れないものならば、人生を大切に生きる必要はない。だけど私たちの体はいわば壊れものであり、いつか死ぬ運命にある。だからこそ私たちは、今を大切に生きる必要がある」
人間関係も陶器の茶碗とおなじ壊れもの。「幸せの中にもひびが入っている」それを理解すれば、日々の喜びを当然と思わなくなる。
ストレスを減らす方法
2010年オーストラリア、世界コンピュータ会議での著者の基調演説。
演説の最中、著者は水の入ったグラスを持ち、聴衆に向かってこう語りかけた。「このグラスはどのくらい重いでしょうか?」聴衆がなにも言わないうちに、こう続けた。
「もし私がこのままグラスを持ちつづければ、5分後には腕がつらくなる。10分もすれば、かなり痛みを感じるでしょう。そして15分後には苦しみを感じる。そんなことをしたら、わたしは愚かな僧侶ということになる。では、どうすればよいでしょうか?
このグラスを重いと感じる前に、1分間だけグラスを置けばいいのです。1分間だけ腕を休ませれば、私はまたらくらくとグラスを持つことができる。
じつはこれと同じことが、職場におけるストレスの元凶なのです。ストレスは仕事量にも、責任の重さにも関係ありません。
耐えがたい負担を感じる前に仕事を中断し、ほんのわずかでも休憩すれば、ストレスは生じないのです」
この話しはウケがよくて、オーストラリア全国紙に掲載され、その後証券取引所のウェブや、ハーバード・ビジネススクールのウェブにも掲載された。
セクシーになって♪
女の子がスムースになる♪
あれをちょうだい♪
テキーラを空けて 海でしようよ♪
でもココ・バナナのことは ママには内緒よ♪
アレクサンドラ・スタンで、ココ・バナナ♪
ヨウツベのコメント欄で笑ってしまった。「she makes my coco banana go hard.」
ココナツ&バナナということで、ち〇こ、コ〇イン、のダブルミーニングか。煩悩。