【アフリカのことわざ】まとめ一覧

アフリカのこと、ほとんど知りません。

「ことわざを知ることはその民族を知ることになる」

アフリカには50以上の国、12億人の人口、3千以上の民族、2千以上の言語があります。

これまでアフリカの本は、あんまり読んでません。

印象に残ってるのは「コンゴジャーニー」ぐらい。英国人の探検家が全財産を投げうって、
コンゴの奥地のテレ湖に、ピグミーに伝わる幻の恐竜を探しにいく探検記です。

その本によると命の源はボロにあるそうです。ボロにはあらゆる創造の力が秘められている。
すべての霊がここから姿かたちを得る。呪いの源もボロにある。ボロとはリンガラ語で「女性の膣」のこと。

「なんでアフリカは奴隷供給基地になったのか?」過去の読書メモから

『奴隷交易がおこなわれていた3世紀の間に、アフリカからアメリカへ売られた奴隷は約1000万人に達した。なぜそんなに多くの人が「交易商品」と化してしまったのか?

①当時のアフリカ大陸には、奴隷交易を「規制」する国家権力が存在しなかった。

日常的に戦争を繰り広げていたアフリカの諸部族に、ヨーロッパ人は「敵国の捕虜を売らないか?」と持ちかけた。一部の部族ではなく、交戦部族すべてに対して、敵国捕虜を売るようにささやいた。ヨーロッパ人は戦争を煽り、両者の捕虜を安く購入しアメリカ大陸へと送った

じつは同じことが日本でも行われました。1543年から1587年まで。およそ半世紀の間です。

なぜキリスト教が禁教になったのか? その理由は日本人として、ちゃんと知っといたほうがいいです。

宣教師って、日本を植民地化する目的で先兵隊で来てたスパイみたいなもんでした。それと日本人を奴隷として売り飛ばした奴隷商人だった。実際に売ったのはキリシタン大名やけど。

隠れキリシタンは日本にとって百害あって一利なし。羊の皮をかぶった極悪組織でした。末端の名もない信者は純粋だったんだろうけど。オウムの信者みたいなもんです。

豊臣秀吉がイエズス会のガスパール・コエリョに、「奴隷交易禁止」を要求する手紙を送りおさまりました。当時の日本は世界的に見て、軍事強国で技術先進国だった。

中国も量産できなかった時代に日本は鉄砲を量産し、アジアに輸出していました。しかも雨でも使えるように改良したりして。

1500年代の後半の日本は、世界のどの国よりも鉄砲をたくさん持っていたようです。イギリス一国の銃の数より、トップの6大名は鉄砲を多く持っていたと。

日本刀や鎧も、当時の欧州のものより優れていて、16世紀の西洋の剣は当時の日本刀で簡単に真っ二つに割れるらしい。この辺の情報はイエズス会が本国に詳細にレポートしています。

秀吉は、日本人が牛馬のごとく扱われるのが我慢できなかった。その後、秀吉は日本を守るためにキリスト教を禁教にします。

教科書に載せない歴史って面白いですよね。すいません。話がアフリカから脱線した。

以下に本書からアフリカのことわざ11選。



ヤムイモが白く熟したら隠しなさい

幸福をひけらかすな、という意味のクリオ人のことわざ。

愚者は喋り、賢者は聞く

エチオピアのことわざ。

ゾウたちが戦えば苦しむのは草たち

ケニアのことわざ。強いもの同士の争いで苦しむのは、巻き込まれる弱いものたち。

斧は忘れる。木は忘れない

加害者は忘れるが、被害者は忘れない。ジンバブエ。

幸福な男は愛する女と結婚する。もっと幸福な男は結婚した女を愛する

アフリカ(不詳)のことわざ。

人を憎む者は自分が憎いのだ

南アフリカ共和国最大の民族、ズールー人のことわざ。民族間の争いやイギリスとの戦いの歴史がある。

コーラの実を包むのは葉、人を包むのは人である

シエラレオネのことわざ。コーラの実は少しずつ噛み砕いて独特の渋みを楽しむ果実。西アフリカでは嗜好品。親しくなりたい相手への贈り物とされることも多い。ちなみに1886年ペンバートン博士がコカ・コーラを作り出した。これはコカの葉とカフェインを含むコーラの実の成分、風味剤を炭酸水に混ぜたもの。当時はコカインは禁止薬物ではなかった。

最も美しいイチジクには虫がついているもの

南アフリカ。外見が美しくても内面が優れているとは限らない。アフリカでは大きいお尻がチャームポイント。その形に似て丸みを帯びたイチジクが美の象徴として引用されてる。

無益な日々とは笑いのない日々

紛争や内戦が続くスーダンのことわざ。チャップリンの言葉として紹介されることもある。

道に迷うことは道を知ることである

タンザニアのことわざ。迷いながらも自分で正しい道を見つけることこそが、本当の道を知ること。知識は試行錯誤の末に初めて身につく。

幸福の欠点は終わりがあること

ナイジェリアのことわざ。

せっかくなんでコンゴのミュージシャンを。2020年12月にデビュー盤出した、レス・マモン・デュ・コンゴ。最近ハマってます。めっちゃエエよ。♪

Les Mamans du Congo & RROBIN – Ngaminke (Official Music Video)

コンゴ共和国で活動。フランスコンゴ研究所の支援を受けて子守唄を復活させる取り組みを行ってます。電子音楽はフランス人が作った。毎月「ミュージックマガジン」読んで世界のアルバムをチェックしてますが、今月号では一番良かった作品です。年間ベストクラス。

これ読んで思ったこと。コンゴには行きたくない(笑)。

(関連記事)

アフリカ音楽名盤ベスト10
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韓国のことわざ25選。なんじゃこりゃw
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『【アフリカのことわざ】まとめ一覧』へのコメント

  1. 名前:しろくま 投稿日:2018/12/22(土) 19:58:40 ID:13c50b46e

    donさん、こんばんは☆ミ

    今日は、大掃除というか、
    以前から気になってた食器棚を片付けました~
    使っていない食器、リサイクルに出そうと思い、
    仕分けしました~

    そして今、ハイボール飲みながら、
    のんびりとブログ拝見してますo(^o^)o

    諺、なかなかに深いですね。
    以前、ジョージア州サバンナにある
    奴隷博物館を訪れましたが、
    彼らの歴史を思うと、なかなか言葉にならず、
    ブログにも書けませんでした~

    そういえば、ケニアが舞台の
    「ナイロビの蜂」という映画を
    整体の先生に教えてもらい、
    TSUTAYAで借りて観ようと思います。

  2. 名前:しろくま 投稿日:2018/12/22(土) 20:43:46 ID:13c50b46e

    たびたびすみません^_^;

    旧奴隷市場博物館、

    サバンナじゃなくて、場所は
    サウスカロライナ州チャールストン、
    でした~!

  3. 名前:don 投稿日:2018/12/24(月) 11:07:08 ID:3528d3a16

    しろくまさん、こんにちは~
    おお、もう大掃除ですか。
    ぼくは昨日は年賀状を書き終えて投函しました。
    1~2日仕事です。

    まあ正直言ってもらってもそんなにうれしくないし、
    (うれしい人も少しはいます)
    みんなよーいドンで、年賀状やめにしたらいいのに、っていつも思います。

    リタイアされた諸先輩が、来年から年賀状辞めます宣言の人が、
    去年からパラパラでてきています。ただ70歳以上の高齢の方なので、
    現役のぼくが年賀状辞めます宣言は、言えないです。

    家族葬みたいに、年賀状辞めます宣言が、もっと一般化したらいいのに。

    あ、グチになってしまった(笑)

  4. 名前:のべる・K 投稿日:2019/01/16(水) 20:00:34 ID:e33bbd37f

    ここに失礼します。
    世界のことわざも興味深いですね。
    斧は忘れる。木は忘れない。これは「ネズミ壁忘る、壁ネズミ忘れず」という言葉に似てますね。

  5. 名前:don 投稿日:2019/01/17(木) 12:25:53 ID:1b391f766

    のべる・K さんこんにちは~
    コメントありがとうございます。
    >「ネズミ壁忘る、壁ネズミ忘れず」
    ということわざは、初めて聞きました。
    たしかに似てますね。