みなさんは、せつない日々をお過ごしですか?
ぼくはせつないです。だから動物がどんだけ切ないのか読んでみました。テレビ(志村どうぶつ園)で紹介されたようで、アマゾンでも売れてます。
著者のBrooke Barkerはアメリカのライターさん。インスタを本にしたようです。
子どもの頃おばあちゃんに動物の本をプレゼントされて、大の動物好きに。かたっぱしから動物の本を読んだそうです。
図書館の司書時代、ひまなときに紙の裏に動物の絵を描いてた。するとみんなにリクエストされるように。やがて絵だけじゃなくてその動物について調べたことも書きそえるようになった。
本書には112の動物の、切ない真実が書かれてます。以下に気に入った15のせつない動物たちを。
<ワニの脳はオレオより軽い>
平均的なワニの体重は180kgある。でも脳の重さはわずか8~9gほどしかない。オレオ1枚の重さは10g。
<ハイエナの好物はくさった肉>
ハイエナはくさった肉を食べても病気にならない。彼らの胃酸は超強力で、病気の原因となる細菌を殺してしまうから。
<犬はテレビが好きなふりをする>
じつは人間以外の動物は、テレビをきちんと見ることができない。犬の目は人間よりもすばやい動きがよく見えるため、テレビは動画ではなく、パラパラまんがのように見えている。
<ゴリラはウソをつく>
アメリカにココという名前の、1000種類以上の手話を使って、人間と会話ができるゴリラがいる。127kgのココは、先生のパターソンさんとペットの子猫と一緒に暮らしている。ある日ココの部屋の洗面台が壊された。研究者たちが事情をたずねたところ、ココは「子猫がやったのよ」と手話で返事をした。当然ながら、子猫にはそんなことをしでかす力はない。
<カバは好きな子におしっこをかける>
カバはおしっこをいろんなことに使う。なわばりを主張するとき、「まいりました」を伝えるときも、つねにおしっこをひっかける。好きな異性にも、おしっこをかける。
<メンフクロウの夫婦の離婚率は25%>
メンフクロウは夫婦になると一生を同じ相手と過ごすことで有名。結婚後は毎年6個ぐらい卵をうむ。ただし離婚することもある。2014年スイスで行われた観察では、卵がかえらなかったりヒナが全部死んだ夫婦は、離婚して別の相手と再婚したそうだ。
<ナマケモノのトイレは週に1回だけ>
ナマケモノは木の上で一生を過ごす。地上には敵がたくさんいて危険だから。だったらトイレも木の上ですればいいのだが、なぜか週に1回わざわざ降りてする。この不思議なこだわりの理由はまだよくわかってない。
<キツツキは長い舌が頭がい骨をぐるりとおおっている>
かれらの舌はものすごく長く、鼻から後頭部を通ってくちばしまで、頭全体をおおっている。これがクッションのようになり、衝撃を吸収している。
<ミツバチは500gのハチミツをつくるために2000万円ぶん働く>
ミツバチ一匹が1時間働いてつくれるハチミツは0.02gのみ。店で売られている500gのハチミツをつくるには、2万5000時間以上かかる。もしミツバチが時給800円で働いたら、給料は2000万円になる。かれらは給料はもらえないし、ハチミツも人間に食べられてしまう。
<コイは200年生きられる>
コイの平均寿命は25~30年。200年生きることもある。世界で一番長生きしたコイは、1977年に226歳で死んだ日本のコイで、名前はハナコ。
<アヒルは生まれてから10分以内に見たものを何でも親とみなす>
鳥には、はじめて見た動くものを親だと思い込む習性がある。「すりこみ」と呼ばれる現象。
アヒルの子のすりこみはとくに激しく、長ぐつでも電車でも、動いていれば何でも親だと思ってしまう。
<おとなのホタルは何も食べない>
ほとんどのホタルの成虫は、幼虫のときに食べて蓄えた栄養分だけで生きている。
<キツネは一生朝から晩までずーっとひとりぼっちで過ごす>
キツネのオスとメスがいっしょにいるのは、子どもを育てるわずかな期間だけ。子どももある程度大きくなるとすぐ、ひとりでくらすようになる。
<タツノオトシゴは動物界で唯一オスが妊娠する>
オスがメスから卵を受けとり、おなかにある育児のうという袋の中に入れたら妊娠スタート。やがて準備が整うと、オスの体の色が変わったのを合図に、1000匹の赤ちゃんを12時間かけて出産する。
オスが妊娠するメリットは、どんどん子どもを増やせること。オスが妊娠してる間にメスが次の卵を準備しておけば、オスは出産後すぐにまた妊娠できる。タツノオトシゴは一生同じ相手としか夫婦にならないが、意外にも生まれた子どもの面倒はみない。
<カゲロウの成虫の命は1日も持たない>
カゲロウは成虫になってからの一生がおそろしく短い。わずか数時間で死んでしまうものもいる。
シャーリーンで、愛はかげろうのように♪