秋ですね。伊根の舟屋に泊まってきました。
宿泊予算は1人3万円ほど。だいたい3万円出せばそこそこ良い宿に泊まれます。今後はインフレでどうなるかわかりませんが。
家族が伊根の舟屋に行きたいと言ったので、今年の旅行はそうしました。上のフォトは一棟貸しで泊まった舟屋から朝の景色。
予約段階や行ってみて気づいたことがあるので、後学のためのメモを残しておきます。
目次
コロナが終わって伊根は外人だらけなので予約は早めに
今回宿泊した舟屋一棟貸しの「あうら」は半年前に予約しました。今サイトを見ても約3か月先までフルブッキングです。
女将さんによると真冬は雪の問題で(車にチェーンまくのが苦手)客は少なめになるけど、秋はお客さんが多いとのことでした。
伊根の観光客はアジア人だけでなく白人も多いです。女将さんによると台湾人、香港人、フランス人が多いそうです。中国本土の人は少ないと言われてました。
「なんでフランスなんですかね?」
「さあよくわかりませんが、影響力のある人が伊根を推してるんじゃないですかね」とのことでした。
伊根の遊覧船乗り場は観光バスがばんばん来て客はほぼ外人。アジア人ばかりでした。土産物売り場を物色してると言語は中国系が多かった印象。
ぼくらが乗った成洋丸という観光漁船タクシーは遊覧船と同じ1000円/人ですが、後ろの席はハングルだったので韓国人か。
元漁師の船長さんは、なんか英語でジョーク言ってました。漁師やけどインバウンドの時代は英語しゃべらんと稼がれへんとぼやきながら。
伊根はディナーする店が少ないので早めの予約を
温泉&夕食付きの舟屋をさがしたのですがほぼ無いです。基本的に舟屋は素泊まりです。それと飲食店は数軒あるのですが営業時間が昼間のみとか。良さげな店構えでここにしようとすると営業時間外という。
いろいろ調べると感覚的には「わだつみ(海宮)」一択な感じです。「よしむら」「鮨いちい」「兵四楼」と悩んだのですが、「鮨いちい」は1人3万円コースの高級店。「兵四楼」は大衆店。「よしむら」は予約客だけといういうことで店舗運営が謎でした。
わだつみは3か月前から予約可能なので、とくに6人席とかを確保されるなら3か月前の予約をおすすめします。
ぼくらが行った日は土日でしたが客はほぼ外人でした。日本人はどこで飯食うのだろう。
「わだつみ」で頼んだのは1人1万1千円のお任せコースです。
最初に出てきたフグのしゃぶしゃぶ。
次に出てきた1人分の刺し盛り。あわびが新鮮でコリコリして美味かった。固いの苦手ならフグのしゃぶしゃぶの個鍋でさっと湯がくとやわらかくなります。
結構でかいクロダイの煮つけ。かなり美味。
サザエのつぼ焼きと、のどぐろ塩焼き。去年湯村温泉で食べたのどぐろ塩焼きより美味かった。と家族は言ってました。
めっちゃフルーティな「伊根満開」。赤米での酒。1合1000円ぐらいだったかな。
〆の鮨。味はふつう。
このほかに「ふぐのから揚げ」「茶碗蒸し」「ゆずアイス」などが出ました。フォトは割愛。この内容でこの価格は安い。と全員が大満足。
伊根の舟屋宿泊の駐車場問題は解決した
伊根の舟屋保存地区は駐車スペースが無いです。「あうら」予約サイトには駐車場は1台のみと書かれています。そもそも舟屋は船を停船する家です。
行ってみてわかりましたが、舟屋と道を挟んだ山側には母屋があります。そこの母屋に舟屋のオーナーさんは住んでいて2台の駐車スペースがあって、1台は自分の駐車場、もう1台はお客さん用という感じです。
今回三世代旅行でクルマ2台の駐車スペースが必要でした。どこにもう1台駐車するのか?
保存地区の中心部、伊根浦公園の駐車場です。ここの1日駐車券を「あうら」さんから無料でもらえました。「あうら」からは270m徒歩4分の距離です。これなら我慢できる範囲です。
ただし何度も出し入れはできません。もらえる駐車券は1枚だけです。
ちなみに15時30分ごろ行くと駐車場の空きはたった1台でした。ただ次の日の朝に行くとガラガラだったので、昼間の観光客が引けると空きが出ると思いますが、それまでどこに停めておくか問題はあります。
伊根にコンビニはないけど北野商店でビールは買えるよ
「伊根の舟屋保存地区にはスーパーやコンビニはありません」と調べれば出てきます。舟屋は基本的に素泊まりです。晩は外でディナーするとして朝食はどうしよう。
ということで朝食は家から持参しました。スーパーでバナナとコーヒー&午後の紅茶と紙コップ、近所のうまいパン屋で多めにパン買って。
欲しくなったのは夜とか夕方に舟屋の海辺で飲むビール。持って行ってませんでした。宿にはホテルのミニバーみたいなビールは置かれていません。
これは行ってからわかったのですが、「あうら」の200mぐらいのところに「北野商店」という個人商店がありました。お土産&飲料(ビールや酒やジュース)、日持ちする食品(カップ麺やスナック菓子)がありました。ここでビールはゲット。
営業時間は19時ごろまでなので早めの確保が必要です。
夕食に行く前に宿で飲むビールは最高でした。
伊根満開は人気で向井酒造&北野商店でも売り切れ
赤米でつくった酒ということで赤い酒。「わだつみ」で飲みましたが味はフルーティでした。なんとなくワインぽい味がしました。それは言い過ぎか。あくまで日本酒の範疇でフルーティということなので、ワインの味を期待しすぎるとそこは違います。
ただその辺の酒とは味が違います。
ぜひご自分で飲んでみてください。
向井酒造の入り口には「伊根満開」は売り切れです。と書かれています。近所の北野商店でも売り切れとのこと。
「どこで売ってますか?」
「天橋立のお土産屋さんで売ってますよ」
たしかに天橋立駅近辺の大きなお土産屋さんで売ってました。だけど2000円強の720ml瓶は売ってなくて。300mlぐらいで1000円強のを販売していました。
冷静に考えてみると高いです。それならアルパカのロゼワインを500円出して買うわなということでスルーしました。
720ml瓶が置いてあれば買って帰ったのですが…。
伊根の舟屋「あうら」は6人泊まれる広さがあった
HPの写真を見ると4人ぐらいしか泊まれないかなぁという雰囲気でしたが、6名が十分に寝られます。
椅子や机をはしっこに寄せると4つ布団が置けてこの部屋だけで6名寝られそうです。
渡り廊下の先にもう一部屋あります。
山側の部屋で2名寝られます。
なので海側の広い部屋で4名、山側の部屋で2名、合計6名は十分に寝られます。これだとメインの部屋の椅子や机をそんなに動かすことなく余裕のスペースでした。
伊根の舟屋まとめ
なぜ伊根の舟屋は最高だったのか。「あうら」&「わだつみ」の組み合わせコスパがよかったです。わだつみが11千円+ドリンク代。舟屋あうら宿泊費も11千円。合計2万円強/人で最高の宿泊施設と料理が堪能できました。「あうら」と「わだつみ」の距離は800mでグーグルによると11分です。じじばばの歩速にあわせると15分はかかりましたが。まあ許容範囲です。
あうらの風呂はリフォームされた奇麗なもの。トイレも1階と2階にそれぞれあるので2か所です。6名だとなにげにトイレ2つがうれしい。
温泉がないのが残念ですが、温泉の代わりに夜の舟屋はくつろげて、癒されました。
一棟貸しでオーナーさんは母屋に引っ込んでいるので自分たちだけです。1階の部分で夜は団らんできます。
舟屋からの夜の景色は最高でした。
ちなみに次の日の観光は伊根から車で30分の天橋立です。傘松公園とビューランドと展望台が2か所あって、昼飯をワイナリーのビュッフェで食べたかったぼくは傘松公園を推しましたが、両方行ったという家人が絶対ビューランドのほうが良いというのでビューランドに。
ただし昼飯はふつうの定食屋に入ってイマイチでした。ふつうの和風定食屋ですが客は僕ら以外全員外人でしたw
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クラブメッド石垣島への旅行記
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海の見える町、最高ですね。
私も時々海へ出かけたりします。
仕事の出張で、ですが私も海が見える町に泊まった事があります。