温泉好きなので読んでみました。
昨年は有馬温泉に。今年は湯村温泉に行くつもり。その時の話のネタにでもなればと。
以下に読書メモを。
目次
日本三大温泉
日本三古湯
日本書紀と風土記に720年頃書かれていたもの。
①有馬温泉
大化の改新頃には存在が確認。天皇や大名など歴史上人物が訪問。とくに豊臣秀吉が通った。
②道後温泉
3000年の歴史。万葉集や日本書紀にも登場。聖徳太子、天智天皇、天武天皇も行った。「坊ちゃん」の舞台。最近では「千と千尋」のイメージとされた。
③白浜温泉
源泉数が170か所以上。紀州徳川家が好きな「洞窟風呂」。かつては新婚旅行の定番。
日本三大温泉
①熱海温泉
②別府温泉
③白浜温泉
日本三名湯
①有馬温泉
②草津温泉
江戸時代の温泉番付では最上位が定位置。昔から万病に吉と言われる。
③下呂温泉
約1000年前に湯ケ峰に湧き出した。1256年に止まり代わりに現在の飛騨川の河原に湧き出したところを発見された。
日本三大美人の湯
いわゆる肌美人のこと。骨格人相が美人になるわけではない。
①川中温泉
群馬県にある温泉
②龍神温泉
開湯は約1300年前。弘法大師が発見したとの伝説がある。
③湯の川温泉
島根県の温泉。出雲大社のおひざ元で大国様の恋愛伝説がある。
酸性温泉とアルカリ温泉(液性)の違い
強酸性温泉
一般に酸性温泉には強力な殺菌効果が期待される。古い角質を溶かすピーリング効果によって肌が一皮むけてツルツルになる。長く入ると肌がヒリヒリと痛くなる。
秋田県玉川温泉pH1.13
鹿児島県東温泉pH1.2
山形県蔵王温泉pH1.4
大分県塚原温泉pH1.4
強アルカリ性温泉
アルカリ性温泉では皮膚の角質ががとけて石鹸をいじった後のように肌がヌルヌルしっとりすることから肌美人になると言われる。長く入りすぎると肌の脂が抜ける可能性がある。
長野県白馬八方温泉pH11.5
埼玉県都幾川温泉pH11.3
神奈川県飯山温泉pH11.3
岩手県新山温泉pH10.8
山梨県天恵泉pH10.7
pHが1違うと濃度が10倍ちがう。
みかんよりpH低かったら酸性温泉。
温泉成分による分類
温泉は含まれている化学成分や温度、液性(pH)、色、ニオイ、肌触りなどさまざまな特徴がある。温泉の泉質は含まれている化学成分の種類とその含有量によって決められ、次の10種類に分類できる。
単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸温泉、二酸化炭素泉(全身に炭酸ガスの泡が付着する)、含鉄泉(空気に触れると赤褐色)、酸性泉(欧州ではほとんど見られない)、含ヨウ素泉(時間がたつと黄色く変色する)、硫黄泉(たまごの腐敗臭)、放射能泉。
温泉成分と医療効果
温泉療法には3つの作用がある。物理的作用(体温の上昇など)、化学的作用(各種化学成分の体内への作用)、精神的作用(自律神経の正常化など)。
単純温泉
特別の治療効果はない。癒し効果のみ。下呂温泉、鹿教湯温泉など。
塩化物泉
塩化物イオンの殺菌作用。皮膚や内臓の活性化。末梢循環障害、皮膚乾燥症に良い。熱海温泉、片山津温泉など。
炭酸水素塩泉
各種イオンによる殺菌効果や刺激効果。飲用すると十二指腸潰瘍、糖尿病、痛風に効くとされる。川湯温泉、小谷温泉など。
硫酸温泉
飲用すると胆道系障害や高コレステロール血症、便秘に効果があるとされる。法師温泉、天城湯ヶ島温泉など。
二酸化炭素泉
飲用すると胃腸機能低下に良いとされる。長湯温泉、肘折温泉など。
含鉄泉
飲用すれば鉄欠乏性貧血に効果がある。有馬温泉、鳴子温泉など。
酸性泉
浴用でアトピー性皮膚炎、表皮化膿症、糖尿病に効くとされる。玉川温泉、須川温泉など。
含ヨウ素泉
飲用すると高コレステロール血症に良いとされる。青堀温泉、百観音温泉など。
硫黄泉
浴用でアトピー性皮膚炎、表皮化膿症、慢性湿疹に効くとされる。飲用すると高コレステロール血症、糖尿病に良いとされる。日光湯元温泉、箱根温泉など。
放射能泉
浴用にすると痛風、関節リウマチなどに効果があるとされる。三朝温泉、益富温泉、村杉温泉など。
温泉分布
世界の温泉分布
日本の温泉分布と火山の関係
個人的に一番好きな温泉
北海道のカムイワッカの滝です。90年代にXLRで一度だけ行きました。いまは危険なので非公開みたいですが。
写ってる4人はツーリング仲間。
もう1回だけ行きたいな。スライドした時に地面けられへんからオフ車(バイク)はもう無理。今度は四輪(ジムニー)でのんびり行きたい。