上記左図。病気の原因は3つに集約される。慢性炎症、腸のバリア機能の破綻、毒素の蓄積。
上記右図は病気の原因をもう少し詳しくしたもの(遺伝疾患、外傷などを除く)。
病気の5つの根本原因
・どこに「慢性炎症」があるのか。
・「睡眠」はしっかり取れているか。
・「低血糖」になる食事の乱れはないか。
・「運動」はできているか。
・「ストレス」はたまってないか。
3つのバイプレーヤー
「ミトコンドリア」機能の低下が加わり、「ホルモン」「神経伝達物質」のバランスが崩れ、「腸内環境」が乱れるから毒素が溜まり、「デトックス」機能が落ちるから「病気」になる。
その「腸内環境」「肝臓デトックス」にも影響を与えるのが3つのバイプレーヤー。「ミトコンドリア」、「ホルモン」、「神経伝達物質」。
「ミトコンドリア」は人間の活動に不可欠な細胞のエネルギーを作り出し、「神経伝達物質」と「ホルモン」は体の自律神経のバランスを整え、心身のバランスを正常にコントロールする役割を陰で果たしている。
病気に影響する「ホルモン」とは何か
「副腎ホルモン」「甲状腺ホルモン」「性ホルモン」の3つ。中でも重要なのが、副腎という小さな臓器から分泌される「コルチゾール」という抗ストレスホルモン。
コルチゾールには、ストレスに対抗する、体の炎症を抑える、血糖をコントロールする、免疫を抑制する、睡眠など1日の活動リズムを整える、といった様々な働きがある。
このコルチゾールの分泌が十分でない、もしくは過剰に分泌されてしまうと、人間はストレスに十分対抗しきれなくなり、心身のバランスを保っているメカニズムに狂いが生じる。
その、副腎からコルチゾールの分泌が狂い、心身の不調が生じる現象は、わかりやすく「副腎疲労」と呼ばれる。
慢性炎症とは
上咽頭炎、歯周病、脂肪肝、リーキーガット症候群(腸内環境の乱れ)、肥満、うつ、老化、不眠など。
これも慢性炎症なのか?というものもある。特に肥満、うつ、老化はイメージしにくい。
肥満体質の人の体内では、M1型マクロファージの作用によって炎症性サイトカインの分泌が誘発され、脂肪組織の炎症の持続を引き起こす。肥満が慢性炎症とされるのはそういう理由。
うつはストレスにより「ミクログリア」が活性化され、炎症性サイトカインを放出。脳の萎縮、うつ行動となる。
老化は細胞が老化して機能を停止すると、細胞分裂を停止して細胞死する。老化した細胞は様々な炎症性サイトカインをを放出する「SASP」という現象を起こす。SASPは周囲の細胞に炎症反応を惹起し、発がんなど加齢性疾患を引き起こす。
本記事はお医者さんの書いた以下の本をまとめたものです。病気になることの原因、メカニズムを簡単に要約しただけです。補足説明や詳細を知りたい方、対策をどうするかは本書をご一読ください。
たとえば慢性炎症の対策。炎症を止めるブレーキ役は3つある。①抗炎症性脂質(EPA、DHA)、②抗炎症性ハーブ(ベルベリン、ケルセチン、クルクミン)、③ビタミンDです。
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