ヤリスクロスＺ、限界値引きで買ったよ

 

ヤリスクロス、いいですよね。

長男にクルマが必要となり、新車を買うことにしました。就職祝い＆本人名義の貯金で即金一括払いです。本人名義の貯金。将来子どもが家を買う時の頭金用です。コツコツ積み立てたものなので、本人には使った分は返金させます。

「間違いだらけのクルマ選び」とか、たま～に読みますが、今は何がいいのかよく知らない。会社のカーマニアに聞きました。

曰く「そりゃヤリスクロスっすよ」。

「そーなん？なんでなん？」

「めっちゃ大人気っすよ。リセールもいいはずですよ」

調べてみると、スターウォーズの白い兵隊みたいな顔してます。

まずまずです。

納期は半年かぁ。ジムニーみたいに売れてるのか。ふむふむ。

ぼくが気にしたのは、リセールバリューです。鉄板は、ポルシェ911、アルファード、ランクル、ジムニーあたり。5年後に50％超えが期待できます。

ただジムニー以外は高価です。子どもが最初の1台にするには手が出ない。ジムニーは納期がいまだに1年かかる。ということでカーマニアの推すヤリスクロス一択となりました。

 

ヤリスクロス値引き額は37万円。ガソリンFFのZグレード

ほい。見ての通りです。総額265万円⇒228万円。37万円値引きです。車両本体が29万円引き、オプションがきっちり30％の8万円引き。下取り車無しです。

オプションは6個。ナビ、ETC、マット、サイドバイザ（雨よけ）、ドラレコ前＆後方、アームレスト。26万円⇒18万円。きっちり30％引きです。

他店は総額269万円見積（下記見積からメンテパックと自宅納車費マイナスしてアームレスト追加する）。それと比較すると約40万円値引き。条件揃えてもなぜか他店見積は高かった。

 

「おとうのおかげで下がったわ。ありがとう」と息子も感謝してました。

 

ヤリスクロスをどうやって値引きしたのか？

まず目標を立てることです。それと計画を練ること。

目標はググりました。以下の目標額があるサイトに出てました。30万円前後が出たら「よし」としよう。

 

次に計画です。価格を下げるには競争してもらうこと。いかに「けんかをやめて」状態にもっていくか。

予定に合わせて1店当たりの滞在時間、移動方法など行程を決める。グーグルマップのストビューで雰囲気見たり。店のサイトググって営業マンの写真が出てたら、この人と決めて探して声かける。選んだ人がハズレの場合もあるけど。けっこう直感って大事です。

はじめましての挨拶から契約完了まで。今回かかった時間は24時間でした。

 

ぼくが知らない街に息子が就職することになりました。それで2日間使って不動産屋とディーラーに同行して、2日間で2つの契約を完了するというミッションです。

このミッションをカーマニアに相談したら「ディーラーを1日で回って契約なんて無理っすよ」と言われました。

ディーラーは月曜、不動産屋は水曜休みというのも、日程を決めるうえで今回初めて知りました。それとディーラーは有休取って平日に行きました。休日に3社以上まわって契約までこぎつけるのは、さすがにムリゲーだと思ったので。

初日は夕方5時までかかって、ようやく賃貸物件を契約完了。もともと選びまくって絞り込んで2社に下見依頼をしたので、すんなり決まりました。近所を探索したので初日の歩数は2万4000歩もいった。ぐったり。

不動産もディーラー回りもすべて電車＆徒歩。知らない街をグーグルマップ見ながらテクテク歩きました。健康的やけど疲れた(笑）。

夕方の5時半からディーラー行って、巨大な店だったのでいろんな車種を見て。事前にチェックしてた店長の次にえらい感じの人がうろついてたので、意を決して声かけしました。

あ、入店時に受付で用件聞かれるので「展示車見たりカタログ見たりしたいです」と応えること。そうするとフリーにさせてくれる。そういう意味ではデカい本店クラスの店のほうがいい。営業マンも複数人いてこちらから声掛けできる。

自然な感じで商談に入れました。思った以上にフランクで話しやすかった。こちらの事情は聞かれる前に最初に話しました。

・息子が4月1日新卒入社で車が必要
・賃貸は今日契約したけど審査待ち
・2人とも地元じゃないので、新幹線代もかかるし商談は明日中に決めたい
・即金で支払う
・ディーラーはトヨタ系列4社のうち3社は明日中に回って、契約完了まで行う
・今の値引き相場はこれ。といってスマホを読んで、40万円値引きが目標と伝える
・奥さんがキントや中古をすすめてるといった家庭の事情

個人的におすすめするのは、本命ディーラーは最初にアタックしたほうがいいということ。こちらもフレッシュな状態で真剣に交渉する。お互い好印象になれば営業マンは、「価格を合わせるので最後にチャンス下さいね」と言います。

もちろん事前に調べて基礎知識は持って交渉してください。ぼくの場合は地元のショッピングモールにヤリスクロスが展示されてたので、ディーラーの人と15分ほどやりとりして必要な情報は取得済みでした。カタログもらって発注仕様は決定済。乗り出し価格は調査済みです。

総額（乗り出し価格）イメージについて。車両本体価格に加えて、オプション約20万円+諸経費28万円が最低限必要となる。オプションは4つで計算。ナビ、ETC、サイドバイザ、フロアマット。諸経費はハイブリだと現時点は減税で約8万円安く20万円。ガソリンなら28万円。

仕様をガソリン二駆Zとすると、値引きなしで約270万円が乗り出し価格（総額）となる。当初は限界値引きが25万円との情報だったので、発注価格を245万円（25万円値引き）と考えていました。最新値引き相場を見て目標を変更しました。

あと大事なこと。お客様は神様じゃない。営業マンと客は対等です。売る自由は向こうにもある。人気車とお金を「等価交換」するだけの話。客がお金＋アルファの価値を提示すれば、営業マンも値引きしてくれる。

 

 

新車購入の贈与税とクルマ購入時のカード払いについて

親が子どものクルマ買うと贈与税がかかる

これ、ノーマークだったんですが、110万円を超えると贈与税がかかります。228（ヤリクロ価格）-110（基礎控除額）＝118万円（課税額）。課税額の10％＝約12万円を納税しないといけません。

一般的には親名義のまま乗って、資産価値が下がってから子どもに名義変更する場合が多い。うちは別居なのでややこしい。なので基礎控除額までは就職祝い。残額は子ども名義の貯金から支出することとしました。

現金の移動ならバレないかもしれませんが、銀行口座で資金移動すると、まず見つかるそうです。なので将来子どもに車を買う予定のある人は、子ども名義の貯金をしておいたほうがいいです。

 

トヨタでは自分のカードが使えません

子どもはまだ学生なので、持ってるカードの月額上限が20万円と少額です。なのでぼくの口座に資金移動させて、アマゾンゴールドや楽天カードでクルマを買うつもりでした。そうすると2万円もAmazonポイントやら楽天ポイントがついてウハウハやん。

トヨタカードしか使えないそうです。がーん。トヨタ銀行さん。しっかりしてるわ。初年度無料。2年目から1300円ぐらいの年会費がかかります。それで息子にトヨタカードに入会させて、2年目は解約。それが振込手数料もかからんし最適解です。

息子は学生なんですが、内定先の社名とか連絡先を記入したら、カード審査には無事に通りました。228万円と高額ですが一括払いが可能なカードです。

手付ゼロの全額トヨタカードの一括払い。トヨタカードは3月に郵送されてきて4月に228万円が全額引き落としされる。契約時に手付け金支払わなくていいのは楽でした。

 

ヤリスクロスもヤリスも、リセールバリューは言うほどよくない

本命はヤリスクロスなんですが、ヤリスも選択肢だったので。

ぼく「ヤリスクロスは5年後50％カタイでしょ？」

営業「いや、4年後45％ぐらいですね。こんだけ売れてるとそうなる。5年目で値が落ち始める前に4年で売った方がいいですよ」

ぼく「じゃあヤリスにしようかな」

営業「ヤリスなんてもっと売れてるから、たぶん5年後は25％。50万円ぐらい」

 

⇒ちなみに2年半落ちのジムニーシエラ。査定は90％でした。ジムニー最強。

 

 

ヤリスとヤリスクロス、本質的な価格比較

ヤリスvsヤリスクロスの価格差。

2駆ガソリン最上位グレードZでは、車両で193万円vs221万円。約30万円の値差です。

しかし値引きに10万円の差が出ます。営業「ヤリスはあんまり値引けないんですよ。シャシーの開発にコストかかってて。ヤリスクロスはそれを流用したから安い」

なので値引き後の価格では、ヤリスとヤリスクロスは20万円ぐらいの値差になる。

ここでリセールバリューを加味する。4年後売却額で20％（45％-25％）の差が出ると、約40万円の差額となる。となると購入時に20万円ヤリスが安くても、売るときに40万円損するので、ヤリスクロスを購入したほうが、ヤリス購入より20万円も得する計算になる。

これはデカい。

安価なヤリスを推してた奥さんを、このロジックで論破した。

 

 

キントと即金購入との比較

これも奥さんが強力に推してた。「いまどき新車購入なんて。若者は任意保険が高いからキントがお得ってみんな言ってるで」

う～ん。キントは知らんかったけど、残価設定ローンにしても、サブスクにしても、即金で買うより得になるはずがない。

息子と一緒に任意保険の見積取って試算しました。大学院卒の年齢でキントを契約するより、即金で買って任意保険をソニーとかセゾンで入った方が、3年後に売却したとして30万円も即金購入の方がお得でした。

キントって若者が、頭金ないし、任意保険は高いし、ということで入るものです。頭金ある人は若者でさえ30万円も損します。

 

 

コンパクト中古車とヤリスクロス新車との比較

3年落ちのヴィッツで2万キロ。諸経費込みで約130万円前後です。アクアはハイブリッドなのでさらにプラス30万円。160万円前後です。

それで4～5年後に売るときの下取りは10万円前後。中古ヴィッツでさえ1年あたり30万円はかかります。これってヤリスクロスと同額です。228万円で買って103万円で売る。1年あたり30万円です。

ぼろぼろのヴィッツ乗るのも、新型で安全装備満載ヤリスクロス乗るのも同じ値段。それならヤリスクロスのほうがいいです。

結局、ここまでの思考というか検討結果は、コンパクトカー乗るならヤリスクロス即金購入一択、という結論になりました。

 

ヤリスクロス納期は何か月か？

だいぶこなれてきました。2月下旬発注で6月中旬です。4か月ぐらい。ひょっとしたら遅れるかもしれないとのことです。

 

 

最後は運というか、営業マンとの相性

最寄り駅じゃなくて、数駅離れた大きな街で買いました。なので回ったディーラーはすべてその県のディーラー本社です。やっぱ本店は新車で10～20台展示、中古車も併設展示してたりして、自由に見やすいです。

以下はいくつかの感想。

・たまたま最初の店で出会った営業マンとこちらの相性が良かった。店長経験や外車ディーラーもやったことあるトップセールスマンだった。

・見るからにやり手で、息子曰く「自分に不利な情報とかもオープンにいうし、こっち側（顧客）に立った話が多かった」

・トヨタのクルマ買うなら、この街に長くいるなら、生涯この営業マンでいいかなと思わせる人だった。

・他店の若手営業マンは、価格を合わせるが見積見せてくれとか、店長を説得できないとか。すぐに店長とか言われると、ゲンナリした。こっちはあなたと話してるのに。

・他店のベテラン営業マンは、じわじわと10万円切ってきた。即金で決めるのに時間がない。店に利益を残したいのはわかるけど、少しずつ値切ってくるネゴは好きになれない。

 

いろんな営業マンがいるので、当たりを引くのはトライ数を増やさないといけません。コインの表が出るのは2分の1です。ハズレた人は運が悪かったと言う。トライ数を増やせばいずれ当たります。

ということはできるだけ本店を、トヨタなら4系列すべての本店を回る。それでハズレたらしようがない（東京はトヨタディーラーの統合があったから大変だと思う）。

ところで価格合意から契約完了までに3時間ほどかかりました。今のクルマはすごいことになってます。

T-Connectとか。スマホで車が操作できるんですよ。ナビも自動更新が5年間無料でついてます。なので個人情報とかコンプライアンスとか。山のように同意書がある。

暴排条例とか。「ワシ暴力団やねん」のギャグがウケるそうです。

営業マンもPCを商談席のモニターに映したり、タブレットを駆使して顧客に説明しないといけない。大変だ。IT使えないおっさん営業マンは、使えない時代になった。

それとトヨタカードの作成。契約者が学生だったので審査とかに結構時間がかかった。情報端末の通信トラブルもあった。画面がフリーズして遷移しなかったり。仕事でTeamsがつながらん時のようなもどかしさ。初めてトヨタで契約する人はご留意を。

今回、自分が乗る車じゃないけど、無事に契約ができてとても満足でした。何が満足だったのかじっと考えてみると、「息子にいい営業マンを紹介できた」この一点につきました。

 

追記。買って損しない車、2022年新車販売台数ランキングで選ばれた普通車10台にリセール格付してみたって動画。思ったほどリセール落ちてないです。納期長いからかな。

 

 

必需品はマフラーカッターでしょう。ディーラーオプションに無かったはず。

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