晩酌時にケーブルTVを見てると、ナショジオで「危ないクスリ特集」をやってました。いつもチャンネルをコロコロ変えるのですが、思わず見入ってしまった。栽培者、製造者、密輸密売人、使用者、麻薬取締官に密着してインタビューします。かなり興味深い内容のうえ、長年の謎がふたつ解決しました。
①酒に酔って大麻をやると、なぜ効かないのか?(日本では使用者の時効は7年です)
⇒効果が酒に酔ったようなものなので、すでに酔った人がやっても、あまり変化が感じられない。
②二日酔いのときは、なぜ気分が落ち込むのか?
⇒たとえばMDMAのエクス○シー。使用者に効果を聞くと、酒に酔ったような気分であると。放出されるセロトニンの量は限りがあるので、大量に放出されると、反動で出なくなる。一晩に数錠エクス○シーをきめると、数日間うつ状態が続く。飲んでるときも、1錠目はすごいハッピー、2錠目はあまりセロトニンが出なくなり、ハッピーさが半減し、さらに飲むとだんだん効かなくなる。
酒もセロトニンが分泌される。脳内はエクス○シーと同じ手順を踏む。翌日「オレはなんてダメなやつなんだぁ」と薄くなった財布とともに落ち込むのは、しようがないことのようです。
Highの次にはLowがくる。下がった株はいつかは上がる。
脳内ハッピーは結局お金みたいなもので、わっと使っちゃうと月末まで苦しくなります。ましてや麻薬は違法なので割に合わない。
酒を適量にやるのが一番リーズナブル&健康的だということか。個人的意見ですが、日本人は下戸も多いので、大麻を解禁したほうがバクチに流れる人が少なくなって、いいような気もします。