【熟年婚活/家田荘子】要約まとめ

恋してますか?

若いころは、40代以上の恋なんてカッコわるいと思ってました。

いまの50歳は若い。福山とか松岡修造がアラフィフ。役所広司とか郷ひろみが60ぐらい。
ビートたけし、高田純次で70歳。カッコよければ(若さと清潔を保ってたら)、それなりに楽しんでいいかも。

本書はもっと突き抜けてました。80~90歳でも老人ホームで恋愛してる。

2016年11月の総務省統計によると、65歳以上の高齢者は3463万人。総人口の27%を占めてます。

・65歳以上の1人暮らし男性のうち、誰かと毎日会話する人は半数しかいない。

・2015年、50歳時点で一度も結婚経験のない男性は23%。4人に1人。

・ちなみに2010年では20%。5人に1人だったので増加している。

こうした現実から、話し相手が欲しい。1人より2人で生活したい、もう一度恋を・・と思うのは自然の展開かもしれない。

本書は家田荘子が、熟年婚活者というか、老いらくの恋というか、そういう人たちにインタビューしてます。

老人ホーム、婚活ツアー、婚活クラブ、高齢者専門風俗。事実は小説より奇なり。

老人ホームの激しい恋模様

新規の入所者がイケメンだったら、争奪戦がはじまるそう。「金目当て、セックス好き」と誹謗中傷し、女の嫉妬が渦巻く。

人生の最晩年、80代後半で三角関係になり、恋の炎に恋い焦がれ。嫉妬に身もだえ、あまりに辛すぎて認知症になり、そのままポックリ。壮絶である。

週1回の欲求の多さに、体を壊して入院する女性もいる。ほかの女に盗られるのがイヤでがまんして。

婚活ツアーのハピネスツアー

婚活ツアー(バス旅行)が老若男女で大変な人気。独身でいい相手を見つけたいという目的を持った男女が、日帰り旅行を共に過ごす。

ハピネスツアーは10年前に大阪からはじまり、現在は東京、名古屋などでも開催されている。これまでの総参加者は約20万人で、20代から60代まで年間7万人が利用。

カップル数は11万人に上り、600人(300組)が成婚者。男性45~65歳、女性40~62歳くらいの年齢層をここでは「ゴールデンエイジ」と呼び、カップル率は36%と高い。

著者は東京と大阪のツアーに参加し、いろんな人にインタビューしてる。「天の川・源氏蛍観賞と名水の里醒ヶ井、税込み1万2800円」などと価格はそこそこリーズナブル。



婚活クラブ(相談所)、民間福祉団体「太陽の会」

現在いわゆる結婚相談所は全国で数万社も存在し、利用者は50万人ほど。著者は「太陽の会」宇都宮支部を取材。

太陽の会は東京など全国5支部で会員2千人。成立カップル数1500組以上という民間福祉団体。入会費は2万円。月会費は男性3千円、女性2千円とリーズナブル。年齢の上限はない。入会時に独身証明書や住民票を提出するので安心。

会員へのインタビューは、毎月一度開かれる昼食バイキング付き懇親会で行った。チサンホテル宇都宮のホールで、会費は男性6千円、女性3千円。バイキングは天ぷらやお寿司、ドリンクはビールや珈琲など飲み放題。

結婚情報サービス「茜会」のサロンパーティ

結婚情報サービス「茜会」は創業57年。中高年の出会いサービスを続けている。男性は40代から80代。女性は30代から70代の男女が入会。現在会員数は4千人。入会金は3万5千円から12万5千円(税別)まで、コースによって違う。

サロンパーティは参加費3千円、男女各10人程度で、お菓子、コーヒー、ワインなど飲み物付きパーティで、茜会では頻繁に開かている。

約5分ごとに男性が移動して相手が替わると、2人はまず自分の職業や趣味など、情報を記入したプロフィールカードを交換し、トークを始める。

特別コースの会員である西村さんに著者がインタビュー。茜会に入会するには、独身証明書、1か月以内の住民票、個人ナンバーカード、学歴証明書や収入証明、写真など提出が必要。

特別コースは、専任カウンセラーが希望の条件の会員を毎月紹介してくれるだけでなく、少人数のサロンパーティやイベント的パーティにも参加できる。

「実際にお目通しした方は200人ぐらいです。連絡先を交換して、外で会ったという人は、相手からのアプローチも含めて40人くらいでしょうか。でも、思う人からは思われず、思わぬ人から思われて」

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