やっぱ顔なんですかね。
みなさんは、顔に自信がありますか?自分を中の上と思う人が多いそうですが。
「人は見た目が9割」という本がむかし流行りましたが、同じ著者の本。劇作家、演出家、宝塚大学の教授さん。
現実は現実として受け止め、美人イケメンに生まれなかった自分は、どうすればいい顔になれるかを指南する、前向きな本。
著者のいう美容整形なしでいい顔になる方法。実践編(本書のキモ)をざっとメモ
・目にもっと光を。生きた目を手に入れる。内面みがき&眼輪筋ストレッチ。
・いい声を手に入れる。声帯、口周り筋肉(ワオワオウイウイエと言う)、口角を上げる。 ・ツキを呼ぶ顔になる。人間はミラーリングするので、いい人と付き合う。 ・観察力と受信力を身につけ勝ち慣れる。自信にあふれた顔つきになる。 ・笑顔。人は褒められると笑顔になる。人を褒める。すると褒め返される。 ・ストレスに強い顔になる。仕事以外の趣味を持つ。「とらわれ」ない。 ・人の価値は負けたときの顔で決まる。悔しい気持ちを引きずらない。切り替える。 ・1日をいい顔で始める。朝、鏡の前でいい顔をつくる。 ・寝てる間にいい顔をつくる。クヨクヨは寝る前に切り替える。 ・毎日汗をかいて(スポーツなど)体の循環機能をよくする。 |
いかがでしたでしょうか。ごもっともなんですが、内面の部分が難しい。執着をなくして切り替える。これって悟りなんですよね。お釈迦さまでさえ難しかった。1か所に留まると無理だということで、お釈迦さまは家族を捨て放浪の旅をする。一般人は無理。とはいえ、自分なりの切り替え方法を身につければいい。音楽でも酒でも。嫌なことがあっても、うまく逃避できればいい。
若いころポジション争いの連続で(仕事や恋愛)悩み多いとき、何冊も本を読んで調べた。結局悩み事は、「顔面で受けて悩みつくす」「逃避する」、の2通りしか対策がない。ぼくの場合マンガを読むことが、最適な「逃避」だと気づいた。そしてストレスフルな30代を、なんとか乗り切りました。
10年間で4000冊のコミックを読んだ(1冊30円のレンタルコミック)。マンガに助けられました。日本に生まれてよかった。日本はマンガ天国です。
すいません。自分語りが多くなった。以下にその他の読書メモを。
サラリーマンはなぜヒゲを生やさないのか
ヒゲは自分の顔の面積を大きくみせるもの。自分を大きく見せたいという願望がある。自分の縄張りを大きくすることでもある。戦国武将はヒゲを生やしていた。江戸時代になり平和が訪れた。徳川家綱の時代に侍にヒゲが禁止になった。それ以来侍はヒゲを生やしていない。侍は勤め人である。勤め人はヒゲを生やさない、というのが現代も続いている。
なぜアメリカ人はオーバーアクションなのか?
彼らはもともと多言語民族国家で、言葉では通じ合えない人々の集まりだった。だからボディランゲージや感情伝達が盛んになる。
日本は飛鳥時代には統一国家ができて、関西圏に限定すると言語も統一された。言葉が通じたのでコミュニケーションに苦労しなかった。細やかな表情の変化で通じ合い察しあうので、米国人は、「日本人は何を考えてるのかわからない」という人もいる。日本人は空気を読むというが、実は空気ではなく、細やかな表情や仕草を読んでいる。
仕事とは何か
意に沿う人生を送っている人はほとんどいない。皆が皆、何がしかの不充足を抱えて生きている。そのなかで自分なりの楽しみを見つけた人は、それなりにいい顔を手に入れている。
世間体のよい仕事を選ぶことも大事だが、職場の雰囲気はもっと大事。仕事とは職種ではなく、「同僚であり、環境である」と言い切ってもいい。
笑うとガンになりにくい
人の身体には誰でも日々がん細胞が生まれている。3千個とも4千個とも言われている。多くの人は、がん細胞がレントゲンに写るほどには肥大しない。「NK(ナチュラルキラー)細胞」が、がん細胞を食べてくれるからである。
「NK活性」とは「NK細胞」の活動の指標を表す。笑うとNK細胞が元気になり、がん細胞が減るのである。
(過去記事からがん細胞について補足)
ガン細胞が10億個集まったときに直径が0.5センチで重量が約1g。この大きさになるまでCTやMRIなどの最新機器でも発見できない。1個のガン細胞が10億個になるまで、短くて約10年、長ければ約30年。平均で19年かかるとされている。