「モテる構造」要約まとめ

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読んだらモテるようになるかな。ムフ♪

中央大文学部教授の、マジメな本でした。著者は、子どものころスポーツができなくてモテなかった。それでモテに対してさまざまな疑問を持った。

「できる男性はモテる」
「女性はできることと、モテることは別」
これは一体なぜなのか?

そんなあたり前のこと・・・。みんなそういうけど、「当たり前のことを、まるで不思議な事のように考える」、それが社会学の本質であると。

モテる異性の要素、らしさ規範

異性愛では結局、「男性らしい男性」「女性らしい女性」が性愛の相手としてモテる。男性規範(らしさ)や女性規範から逸脱すると、性愛の対象として選ばれる可能性を少なくする。性愛規範は子どものころから徐々に身につく。調査データでも、小中学生からこの傾向が強く見られる。親世代の意識を重ねても、それは同じ構造になっている。

モテる構造

上記は「あなたが恋人にするとしたら、どんなタイプの異性がいいですか?」を小中学生にアンケートした。

男に求められる上位3つ。

①身長が高いほうがいい87.0%
②スポーツが得意 80.3%
③顔がいい47.1%、成績がいい47.1%が同率3位

女に求められる上位3つ。

①料理が得意69.6%
②顔がいい68.7%
③スポーツが得意39.5%



未婚女性の期待と現実の男性の収入ギャップ

非正規雇用の増加などで、「できない男性」、つまり収入的に妻子を養うことができない男性が増えている。女性たちは親と同居しながら、彼女たちにとって「魅力的な男性」を待ちつづけることができる。結婚が実現できる層は、従来のように「できる」男性と、「モテる」女性である。

モテる構造

上記フォトの2010年の調査によると、女性の約70%が400万円以上の男性を望み、未婚男性の75%は400万円未満の収入である。

けっきょく男女どちらが得なのか

仕事能力のある(収入が高い)「できる男性」に焦点を当てると、男性が得に見える。「できない男性」に焦点を当てると、今のジェンダー構造は大変損になる。

女性の場合結婚相手が見つからなくても、女性同士で親密性を築ける(男性同士はライバルになる)。仕事能力や性的魅力のなさをカバーする道があるという意味で、男性に比べて得である。女性の方が生き方に多様性がある。

モテる構造

なぜ男性ばかり自殺し、サブカル(オタク)に男性が多いのか

自殺率、ホームレス数、ひきこもり人数は圧倒的に男性が多い。生活満足度も女性に比べれば低い。

仕事能力がない男性にとって「できる」=「モテる」という前提は、大変過酷である。「男性性」と「できること」が結合しているために、競争的仕事世界を降りることは、「男性」というアイデンティティを失うことと同一だからだ。

さらに「できる」ことは男性同士の評価にもかかわる。「できない男性」は、ホモソーシャルな関係からも排除されがちである。

競争世界を降りてしまえば、男性として認められないために、女性の性愛対象から外されてしまう。男性からも男性として認められない。男性はオール・アオ・ナッシングの世界に生きている。

「できない人」は、「サブカルチャーの世界」で「できる」ことを追及する。バーチャルな世界で競争して、「できる」ことを同好の士から認めてもらい、男らしさを保とうとする。現代日本社会ではよくみられる現象であり、サブカルチャーに没頭する人が男性に多い理由である。しかしそれは「性的魅力」につながらない。

父や母もすでにいない♪
今日、教会の結婚式に婚約者は来なかった♪
みんなはいう なんてかわいそうな男♪
ああ この世に神はいるのか♪
あの塔のてっぺんから 身を投げたい♪

ギルバート・オサリバンの超名曲、アローン・アゲイン♪

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