【ニーチェの名言9選】~ニーチェの言葉より

2010年1月初版、120万部ベストセラーです。

ニーチェの232の金言を、カテゴリー毎に各ページに1つずつのせています。
まるで日めくり名言カレンダーのようです。

気に入ったものを下記に抜粋要約。



無限の豊かさは自分にある
同じものを相手にしても、ある人は1つか2つのことしか、そこから汲み出すことができない。このことは普通能力の差だと思われている。しかし実は人は、その物から何かを汲み出しているのではなく、自分の中から汲み出しているのだ。その物に触発されて、自分の中で応じるものを自分で見出しているのだ。つまり豊かなものを探すことではなく、自分を豊かにすること。これこそが自分の能力を高める最高の方法であり、自分を豊かに生きていくことなのだ。

エピキュリアン(快楽主義者)
語源となった、古代ギリシャの哲学者エピキュロスは快楽を追求した。たどりついた頂点は、満足という名の贅沢だった。その贅沢に必要なものは多くなかった。小さな庭、数本のいちじく、少しのチーズ、3~4人の友達。これだけで彼は、十分に贅沢にくらすことができた。

誰もが喜べる喜びを
私達のよろこびは、他の人の役にたっているだろうか。他の人の悔しさや悲しさをいっそう増したり、侮辱になったりしてはいないだろうか。私達は本当によろこぶべきことを喜んでいるだろうか。

脱皮して生きていく
脱皮しないへびは破滅する。人間もまったく同じだ。



飽きるのは自分の成長がとまっているから
いったん自分のものになり、時間がたつと、人間でも物でもつまらないもののように感じてくる。だけどそれは自分自身に飽きているのだ。手に入れたものが自分の中で変化しないから飽きる。すなわち自分の心が変化しないから飽きるのだ。人間として成長を続けている人は、自分が常に変わるので、同じものを持ち続けても飽きないのだ。

愛は雨
雨は善人の上にも、悪人の上にも降る。愛も相手を選ばすに与える。

愛は赦す
愛は赦す。愛は、欲情することをも赦す。

生きるうえで最大の武器
考えを言うとき、私達は持ち合わせている言葉で表現する。言葉が少なく貧しいと、私達の考えも少なく貧しいといえる。たくさんの言葉を知ることは、実はたくさんの考えを持つことになる。たくさんの考えを持てば、より広く考えられることになるし、ずっと広い可能性を手にすることになる。これは生きるうえで利用できる最大の武器だ。

本質
鉱泉の出方はそれぞれだ。鉱泉の価値を知らない人は、その水の量で豊かさを判断する。鉱泉の効用を熟知する人は、含有成分でそのよしあしを判断する。本質を見分ける眼をもとう。

ざっとみただけで、4つのネタ元でした。

・書を捨て街に出よう/寺山修二
・人は見た目が9割/竹内一郎

あと、内田樹、カズオイシグロなんかで思わずメモしてた金言は、1800年代の後半にニーチェが言ってたことでした。すごいや、この人達と思ってたのに。。

まぁ、そんなものか^^

ニーチェといえば、「ツァラトゥストラはかく語りき」
「2001年宇宙の旅」で有名な、リヒャルト・シュトラウスの交響詩です。カラヤンで♪

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