2月11日発表された2019年(第61回)グラミー賞。
主要4部門の受賞者は以下となりました。
<最優秀新人賞>
デュア・リパ。デュア・リパ(23歳)はイギリスの女性シンガー・ソングライター。
<最優秀レコード賞(レコード制作に関わった人に贈られる賞)>
チャイルディッシュ・ガンビーノ「ディス・イズ・アメリカ」
<最優秀楽曲賞(作詞作曲家に贈られる賞)>
チャイルディッシュ・ガンビーノ「ディス・イズ・アメリカ」。作家のルドウィグ・ゴランソンとドナルド・グローヴァー(チャイルディッシュ・ガンビーノの本名)が受賞した。
<最優秀アルバム賞>
ケイシー・マスグレイヴス「ゴールデン・アワー」
個人的な予想は以下でした。ぜんぶハズレ(笑)。
・新人賞⇒グレタ・ヴァン・フリート
・レコード賞と楽曲賞⇒ドレイクのゴッズプラン
・アルバムオブジイヤー⇒ジャネール・モネイか、ブラックパンサー
びっくりしたのが最優秀アルバム賞。個人的には一番リスペクトしてる賞です。30歳のほぼ無名の女性カントリー歌手が受賞するとは思ってもなかった。wikiによると受賞アルバムは2019年1月時点で14万枚ほどしか売れてない。ビルボード4位になった時点ではわずか実売3.9万枚(ストリーミングを加算しても4.9万枚)。なぜケイシー・マスグレイヴスは歴史あるアルバムオブジイヤーを受賞したのか?
さっそく受賞アルバムを2回通してアンリミテッドで聴いてみました。声はいいのですが楽曲に光るものはなかった。歌詞は吟味してないのでよくわかりません。本人曰く親日家でジブリ作品を見て育ったそう。2018年に初来日。「日本に行くのが夢だった」と。それはそれで日本人としてはうれしいのですが。アルバムの1曲目。初来日のときのライブから。
AmazonMusicアンリミテッド会員は、2クリックで聴けます。
グラミー投票権を持つ会員は、カントリーファンが多い
サブスク(ストリーミング)時代になって、セールスで音楽を評価できなくなった。グラミー賞の投票権を持つのは、全米レコード芸術科学アカデミー(NARAS)約1万3000人の会員です。年齢層が高くてカントリーブロックが最大票田だそう。だからグラミー主要4部門をロック系が受賞すると、いつもカントリーロックやフォークロックになる(少なくとも過去10年はそう)。ボンイヴェール、ザックブラウン、マムフォードなど。
白人マイノリティ化への危機感と、音楽業界主流派のノスタルジー
60年代アメリカの音楽は商業面でUKにやられます。世にいう第一次ブリティッシュインベージョン。70年代になってSSWとカントリーロックが、商業音楽の主流をアメリカに取り戻す。デヴィッド・ゲフィンやアーヴィン・エイゾフがマネジメントの中心になった。
エイゾフなんかちょっと前まで、世界最大の音楽企業(18年3月期売上約1兆円=103億ドル)ライブネイション会長で音楽業界影響力世界一位だった。経歴や交友関係から単純にカントリーロックやSSWが好きな人といえる。そこを否定したらエイゾフの人生の否定になる。
昨今白人マイノリティ化の危機もあります。白人の危機感や、商業音楽主流派の古き良き時代へのノスタルジーが、白人系音楽=カントリーロックを必要以上に推してるかなあなんて思ってます。それにしても今回のグラミーは世間とズレすぎた。
donさん、こんにちは^^
白人マイノリティー化への危惧、たしかにあると思います。
ヒスパニックは以前は出産支援金?!だかがあってアメリカでも
5人子どもがいる、みたいなヒスパニックすごく多いなと思ってました~
自分のことになりますが、ちょっとブログには割くエネルギーが
なくなりまして、ブログは辞めることにします。
思えばアメリカで書いていたとき、あれが一番ブログ人生では
楽しい時期で、獏さんがいなくなり、ずっと喪失感もあって。
まぁ、なんでも諸行無常ですよね。
獏さんsong4uさんdonさん、付かず離れずの
時折お互いにちょっと絡みつつ、みたいなのが
すごく拝見してて癒されてました~(笑)
今後もちょくちょくこちらにはお邪魔して、
楽しく拝見させてもらったり、時折つぶやいたり、
させていただくかと思います☆
ご自身の心の平穏のためにも、書かれていると思いますが、
いつも面白い記事、そして交流いただきまして、
ありがとうございます>^_^<