これ読んでる人は、小泉今日子のファンだと思う。
最近はなんかアレな感じで困惑してますが、それはまた別の話。
ところで僕はむかし、キョンキョンのファンでした。どれくらいのファンかというと、
・カレンダーを何度か買って、自分の部屋に貼ってた。
・写真集を2冊とも買った。たぶん写真集は2冊しか出てないはず。 ・明星や平凡のポスターを、天井とかに貼ってた。 ・レコードを数枚買ってよく聞いた。 |
う~ん、これは大ファンと言えるかもしれん。
ある日「夜のヒットスタジオ」見てると、小泉今日子が出てきて「今日がデビューです」みたいな。それ以来のファンです。
友達がみんな小泉今日子ファンかというと、そうでもなかった。堀ちえみ、中森明菜、早見優とか。なぜか適当にばらけてました。松田聖子はアイドルと言うより歌手でしたね。歌うまかったし。
この前ポパイ読んでたんですよ。21年7月号。そこに何故か小泉今日子がいました。メインターゲットが20代の雑誌なんですが、「Z世代」に小泉今日子は刺さるんでしょうか? お題は「二十歳のとき、何をしていたか?」
どんなことが書いてあったのか?
小泉今日子の20代。プライベートはどのように過ごしていたのか?
『けっこう遊んでましたよ。うちの事務所が変わっていたんだと思うんですけど、割と1カ月休んだりできたんです。芸能界にはあんまり友達がいなかったけど、ファッション界のお姉さんやお兄さんによく遊んでもらっていました。
当時は原宿に住んでいたので、夜に自転車で「ピテカントロプス」っていうクラブや、「モンクベリーズ」っていうバーに行ったり、そいうところでクリエイターの方とお話しする時間は、私にとって大切でした。そういう人ってアイドルに興味がないから、私のことを知らなくて楽なんですよ』
『50代の今になって、20代の出会いの意味や価値が、すごいはっきり見えるようになりました。みんなで遊んでいた時期を経て、一度はいろんな方向へ進んでいったんですけど、最近また一緒に何かをやるようになって。~中略
20代の出会いってのちのち宝物になるんです。だから今の若い人たちには、大いに遊んでくださいって思います』
小泉今日子の名盤
単純にヒット曲だけ聞いて懐かしい気持ちになりたいなら、ベスト盤を聴いてたらいいと思う。AmazonMusicのサブスク貼っときます。いろんなベストあるけど、いい楽曲はこの2枚でカバーできると思う。
こういうヒット曲じゃなくて、アルバム単位で聴いて落ち着く作品ってあるじゃないですか。AmazonMusicアンリミテッドで色々聞いてみて、個人的にいいなと思った2作品を。
厚木I.C.
小泉今日子に何を求めるか、によって評価は分かれると思うけど。小泉今日子のすべてのアルバムでこれが一番だと思う。ナチュラルでジャジーなかんじ。
今井美樹のある種のアルバムとか、松田聖子の全盛期のアルバムとか、近年の原田知世のアルバムとか、そういう落ち着きを感じるアルバムです。
聴きなれたキョンキョンの声で、「ふつうに名作レベルのアルバム」を聴けるという作品です。小泉今日子の声っていうところがポイント。今井美樹が歌った方が、いい作品になったとは思うけど。そうじゃなくてファンは小泉今日子の声を求めてる。
N°17
アンビエントで、落ち着いたドラムンベースなアルバム。スカやレゲエのニュアンスもあるけど統一感がある。ポパイの記事でもこの作品にふれていた。
『藤原ヒロシくんと屋敷豪太さんにプロデュースしてもらったんですが、アルバム会議のときマネージャーが「ヒロシに作らせればいいんじゃない?」って言ったことがきっかけなんです。「でも、DJだよ?」って聞くと「作れるだろ、DJやってるんだったら」って。笑。それもそうかと本人に尋ねたら「僕一人じゃムリだけど、ロンドンにいる屋敷豪太っていう友達とだったら」って言われて。それで2人に作ってもらうことにしたんです』
Fade Out
「N°17」の1つ前のアルバムは「KOIZUMI IN THE HOUSE」。タイトルのとおり全編ハウスな作品です。小泉が希望して近田春夫にプロデュースしてもらったんですが、なんか散漫な感じのするアルバムなんですよね。楽曲が弱いしクラブミュージックとしても統一感がない。
だけどいい曲もある。小泉今日子曰く、『シングルカットされたFade Outは、今でもクラブでかけてくれるDJがいるんですよ。本当にすごい財産だなと思います』