オバケ調査とは、いわゆる「事故物件」となってしまったことで損なわれた不動産の資産価値を取り戻すための調査。
現場では夜22時から翌6時までの8時間、映像録画・音声録音・電磁波・室温・湿度・大気圧の測定・サーモグラフィー確認・騒音調査を実施する。
こんな装置でやるそうです。

本書は半分ほどは著者の自分史。そこはオバケとは関係ない話ですが、著者が信用できる人物だと読者に理解してもらうには、書かないとしようがない部分なのでしょう。
で、本書から読み取れたオバケの話は2件。
・1つは老婆が家の中を徘徊するという。入居者が我慢できなくなって退出後に調査。著者は老婆らしき姿を調査中に確認し、調査器具で徘徊時の「ズズッ、ズズッ」という何かを引きづる音も録音されている。
・2つ目は飛び降り自殺の家。調査中に「ギュイーン」という異常音。電磁波が1時間ほどものすごい値になっていたという。その時間帯は飛び降り自殺された時間帯。何か得体のしれない力でベランダに行けば飛び降りそうな気分になったそう。
やっぱり第三者が調査しても、音や電磁波や、記録として残って。姿も視認できたようです。
やっぱ、いるんですね。おばけ。
「オバケはいない、転生はある」というのがNHKの結論でしたが。以下は過去記事から。
生まれ変わりはあるのか?
これは「超常現象 科学者たちの挑戦/NHK」をまとめると、「ある」としかいいようがない。この分野の研究ではバージニア大学。2500の事例がファイルされている。データ化も進めている。事例は研究室が定めた一定の基準をクリアしたものばかり。共通点は以下。
「多くの子どもたちは、幼いころに前世のことを話し始める。平均年齢は生後35か月。だいたい2歳から3歳のころ。そのほとんどが6歳から7歳で話すのをやめ、普通の人生を歩むようになる」
「なぜか賢い子が多く、知能テストのスコアが高い傾向がある」
「前世の記憶を語る子どもの事例は、南極を除くすべての大陸で報告されている」
前世の記憶が残っている子ども。子どもの発言と一致する人物が特定されたという事例は、世界35か国で報告されている。子どもが語る前世の記憶と25項目以上が一致した例は44例。
興味深いのはトラックを異常に怖がった子どもは、前世の人物がトラックにひかれて亡くなっていたという。
前世で頭を撃たれたという男の子。小さな丸いあざが後頭部に、大きくいびつなあざが額にあった。射出口と射入口の傷があざと一致したという。このような不可思議なあざと傷の一致の例は多い。
信じられないことだが、現代科学には限界がある。
17世紀フランスの頂点に君臨したルイ14世。宮廷のお抱え医師のすすめですべての歯を抜いたという。当時は歯があることが万病の元だと考えられていた。だから抜いた。それで一生食事に困った。今考えればバカバカしいが、それが当時の最新医学だった。疑う余地もなく正しいものと考えられていた。
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