条件:1時間の充電で、スマホ残量30%はいくらになるのか?
充電側スマホは2016年発売エクスペリアXです。2017年末に購入して2年ほど使っています。とくにバッテリーに問題はなし。急速充電対応端末です。ここ数年のスマホはみんなそうだと思うけど。
比較したUSB充電器とケーブルの組み合わせは以下の3パターンです。まず結論。
①USB充電器1.0A + 何も書かれてないUSBマイクロタイプB 100cm | 61% |
②USB充電器2.4A + スマホ付属品のUSB2.0マイクロタイプB 50cm | 77% |
③USB充電器2.4A + 急速充電対応のUSB2.0マイクロタイプB 100cm | 82% |
急速充電は、コンセント、ケーブル、スマホの3つ全てが急速充電対応で機能する。
上記を捕捉します。
①は家にたくさん転がってるUSB用のアダプタ充電器です。1.0Aって書いてある。ケーブルもそのへんに数本転がってる無記名のケーブル。USB1.0なのか2.0なのかよくわからない。両方とも急速充電じゃない。
②はUSB充電器はアマゾンペストセラー1位の急速充電タイプ。ケーブルはエクスペリアに付属してたケーブル。USB2.0ハイスピードと明記されている。
③はUSB充電器はアマゾンペストセラー1位の急速充電タイプ。ケーブルはAmazon’s Choiceの急速充電タイプ(アンドロイド用)でコメントは1000件以上ある高評価製品。
思ったより②と③の開きはなかったですが、アマゾンで人気の急速充電のコンセントとケーブルの黄金コンビが、一番充電が早かったです。コスパも考慮すると、アンドロイドスマホでマイクロタイプBの人は以下の組み合わせがベストと思われます。
なんでこんな実験したのか?急速充電用ベストセラーのケーブルは調べるとUSB2.0でした。手元にあるケーブルもUSB2.0。モノによって充電時間に違いがあるのか? という素朴な疑問です。
Amazonの製品説明には以下が書かれてます。それがどれほどの差なのか。比較してみたくなった。『Quick Charge 2.0対応高速充電ケーブル高純度銅が導体に採用されています。急速充電器と組合わせれば、2.4Aまでの急速充電が可能です (急速充電非対応のケーブルよりも、ほぼ2倍のスピードで充電が可能です)』
で、結論は上記の通りでした。ケーブル長が50cmならもう少し早いと思いますが、外出時に充電するときは、それなりの長さが必要なシチュエーションが多いと思うので、100cmでよいのかな。
と、ここまで読まれた人は、USB1.0とか、タイプBとかマイクロとかタイプCとか。いったい何のことかよくわからないですよね。ぼくがそうでした。
それで「日経ネットワーク2019年12月号」インターフェース大図鑑を熟読しました。会社の書庫にあったので読んでみた。
結果として、よーく理解できました。 なのでみなさんにもシェアします。ITリテラシーの高い人にとっては既知の話なんでしょうけど、ぼくみたいな無知にとっては新発見だった。
①差し込むケーブル端子の形状で、タイプBとかタイプAとか、マイクロとかいろいろある。
②データの転送速度で、USB1.0~USB4の違いがある。
2種類の規格が混じってるんですね。それで素人には理解がしにくかった。
以下にまとめときます。画像中心。
USBなどケーブル端子形状の違いによる様々な種類
当初はいろんなケーブル端子形状がありましたが、外部接続形状の主役になったのは「USB」こと「Universal Serial Bus」です。USBが天下統一。
たまにPCディスプレイやテレビの接続で下段のデカイ接続端子がありますが、今後はまるっとすべて左上のタイプCに集約されるそうです。転送速度とか性能が段違いにいいらしいです。
身の回りでよく見かけるのは以下の4つ。
①左上のタイプC。2019年頃のスマホからタイプCになった。ソニーのノイキャンワイヤレスイヤホンなどの新製品もこれです。
②上段左から3番目のUSBマイクロタイプBは、2018年頃までのアンドロスマホの端子です。台形のやつね。たしかキンドルとかもそうでした。
③上段左から4番目のタイプAはパソコンの接続ジャックです。四角い長方形。スマホの充電アダプター側の端子もこれ。
④上段右から2番目のライトニングケーブル。これはiPhoneがそうですね。そろそろタイプCになりそう。
以下にいろんな端子の詳細解説を。
今後の主役、USBタイプCについて。読む人はピンチアウトしてね(スマホの場合)。
USBタイプCの続き、USBミニタイプB、USBマイクロタイプB。
USBタイプA、USBタイプB、ライトニング(iPhone用)、IEEE1394a
eSATA、SCSI、RS-232-C、ディスプレイポート。
HDMI、VGA、DVI。
ケーブルの種類は、USB1.0からUSB4までの規格がある
これがよくわからなかった原因です。
ケーブルの左端はタイプA。右端はマイクロタイプB。いわゆる一般的なアンドロイド・スマホの充電ケーブルです。タイプA端子は電源アダプタに刺して、マイクロタイプB端子はアンドロスマホなどの機器類に刺す。
ケーブルの形状はみんな一緒なのに、いろんなUSBバージョンがある。バージョンによって転送速度や供給電力が違う。エエやつは高いけど。
さらにおなじUSB2.0でも、供給電力の速さが違うものがある。充電専用でデータの転送がPCからできないものもあったりする。
端子形状、USBのバージョン、充電規格の話がミックスされて、どのケーブルを使ったらいいか素人には判断が難しかったです。ここまで日経ネットワークの記事を熟読された方には、少しは頭の中が整理されましたでしょうか。
日本のiPhoneシェアは70%やし、新しいアンドロスマホはタイプC(急速充電対応)なので、大多数の日本人には刺さらない内容だったかもしれませんが。
AC/DCで、サンダー♪
donさん、
本年もよろしくお願いいたします。
USBという言葉を初めて聞いてから、もう20年ぐらい経つでしょうか。
何それ? って聞いたら、ユニバーサル・シリアル・バスだと言うから、
おいおい、これからの規格なのにシリアルかよ?と思ったのを憶えています。
出始めの頃はNECのPCにしか搭載されてなくて、またNECの独自規格?
懲りないねえNECも…なんて思ったのですが、その後続々と各界で採用され、
ちょうどデジタルデバイスの隆盛とシンクロしたと言うか、PC絡みのI/Oの
裾野が広がった時期と重なって、一気に広がって行った感がありますね。
昔のシリアル通信で育った世代からすれば、もはや何が何だか分からない
超高速通信の世界ですが、同時に、ほとんどの人がその仕組みを知らないままの
まったくのブラックボックスの世界でもあります。
仕組みを知らないまま使うだけって、ぼくらの世代にはちょっと悲しいという
思いがあるのですが、今の世代にはそんなものは無いようで。
ま、だけど、難しすぎて分からないのかもしれませんけどね(笑)