風薫る初夏、友人と二人で松田聖子ライブに行ってきました。
友人がチケットとるから一緒に行けへん?と誘ってくれたので行くことにしました。コロナ後声出しOKのライブを楽しみたかったのと、悲しい逆縁があったので少しでも応援したかったのと、単純にヒット曲満載で歌える名曲ばかりといえるライブ構成に魅力を感じました。
ライブは素晴らしかった。そして楽しかった。
豪華なステージセット、大きなスクリーン、ダンサー9名、バンドは6名(g2 b1 dr1 p1 sax1)。
昨秋にノラジョーンズの城ホールライブ行ったんですが、地味でした。スクリーンもステージセットもなし。大合唱もないし。
それに比べ聖子ちゃんのライブは、大合唱するわ、女性は立って聖子ちゃんの振り付けで踊るわ。スタンドは割と自由なので僕らも半分以上の曲で一緒に歌ってました。
客層はほとんど女性。家族できた若い人もちらほら。
立ち見が出るほど満員で(たぶん1万6000人)、それを3日間続けることができる松田聖子。さすが「職業・松田聖子」大スター。
友人は学生時代、武道館ライブに行くほどのファンだったそうですが、ぼくはリアルタイムでアルバムは聞いていません。洋楽全盛時代で、高校卒業するまでに洋楽のアルバムを500枚ほどカセットやLPで集めた、洋楽マニアでした。
大人になってロックに飽きてジャズにはまり、ジャズボを50人以上聞いて、クラシックのソプラノも聞いて、邦楽も女性ボーカルをそれなりに聞いて思ったこと。気づいたこと。
楽曲と声質とテクニックとルックス、バランスして総合点で一番良い歌手は松田聖子だったという。
自分の好みの歌手。ジャズボだとホリーコール初期、サラガザレク、ステイシーケントなんかのかわいい声が好きです。
邦楽でもかわいい声の、今井美樹、SHISHAMO、aiko、上白石萌音、原田知世なんかが好きです。でも曲を知らないんですよね。ライブ行くと楽しくないと思う。
松田聖子だとライブでやる曲はほとんど知ってる。
あの膨大なヒット曲軍は財産ですよね。アルバムもすごいし。
プロデューサー若松氏の指揮のもと、はっぴいえんどが作り上げた「風立ちぬ」、ユーミンのヒット曲が中心の「パイナップル」。この二作を超えるアルバムって、女性ボーカル物でちょっと思いつかない。いつ聞いても、きゅんとする。おっさんやけど。
2023松田聖子コンサートのプレイリスト
リクエスト曲以外の、埼玉のセトリでつくったプレイリストです。チェリーブラッサム2021は秀逸です。そういや松田聖子がMCで「ライブ」といわずに「コンサート」って言ってたな。
2023松田聖子のコンサートグッズ
この中で謎だったのは「スイトピースティック」、たんなる赤い造花に3800円とはなんぞや。これ「赤いスイトピー」を大合唱するとき、みんなで振り回すという。2万円超のプレミアムシートの人はみんなこれ持っていました。会場に赤いスイトピーが咲き乱れるという、せつなの美しさ。
グッズの価格について。
今年の3月にジャクソンブラウンのライブに行ったのですが、tシャツは5000円、キャップは4000円でした。松田聖子も同じ値段。高いと言ってた友人に相場やでと諭しておきました。
そんな友人は爆買い。
これにキャップとパンフレットを買って2万円以上お布施していました。笑
「聖子ちゃーん、くー」とか言いながら。うん、幸せそうだ。
こんど飲みいったときに、パンフレット4000円持ってきてもらって感想戦する予定です。
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