Mumford & Sons – Belovedの歌詞和訳

この歌名曲なんですが、誰も訳してないので和訳します。
かなーり意訳気味ですが。そこはご了承ください。Belovedとは「最愛」という意味。

Sit enthroned in white grandeur
But tired
And shift a wisp of wayward silver hair
From your eyes
I’d never seen you unkempt before
As you whisper darling close the door

白いベッドの中で 疲れてるけど やさしく座ってるあなた♪
目にかかった ほつれた髪の毛を かき上げる♪
あなたは いつも美しい♪
あなたがダーリンとささやくように ぼくは扉を閉める♪

How have I not made a note of every word
You ever said
And time is not on our side but I’ll pretend
That it’s alright
She says the Lord has a plan
But admits it’s pretty hard to understand

どうやって あなたの言葉を残せばいいのだろう♪
2人には時間がないのだけど そうじゃないように ぼくは振舞う♪
彼女はいう 神様の決めたことだから♪
だけどぼくには それを受け入れることができない♪

Before you leave
You must know you are beloved
And before you leave
Remember I was with you

あなたがこの世を去る前に♪
どれほどあなたが愛されていたか あなたは知るべきだ♪
そしてその時♪
どうかぼくが あなたと一緒にいたことを 思い出してほしい♪

Are you afraid
However could you not be
In this rosy light
This is strange
I feel a hand come through the mirror
Pointing at the light
Point at the light we never see
As you put your feathered arms over me

死は怖いですか?
だけどバラ色の光の中に あなたはいる とても不思議な♪
ぼくは これまで見たことのないような 光を感じる♪
あなたの腕が ぼくを包み込むような♪

Before you leave
You must know you are beloved
And before you leave
Remember I was with you
And as you leave
I won’t hold you back beloved

あなたがこの世を去る前に♪
どれほどあなたが愛されていたか あなたは知るべきだ♪
そしてその時♪
どうかぼくが あなたと一緒にいたことを 思い出してほしい♪
ぼくは あなたをここに引き留めたりしない♪

We’ll sit and talk
The stars down from the sky
And I’ll not forget the chaos in your eyes love

ぼくたちが話ししてるとき 星が空から降ってきた♪
ぼくはあなたの愛情と この不思議な出来事を忘れることができない♪

And as you leave
You must know you are beloved
And as you leave
I can see the wild has come for you
And as you leave
I won’t hold you back beloved
And as you leave
See my children playing at your feet

あなたがこの世を去る時♪
どれほどあなたが愛されていたか あなたは知るべきだ♪

お迎えが来たみたいだ♪
ぼくは あなたをここに引き留めたりしない♪

あなたがこの世を去る時♪
ぼくの子どもが あなたの足元で遊んでいた♪

現在大規模ツアー中(18年11月~19年5月 全63公演 約80万人規模)のマムフォード&サンズ。YouTube見てるとおすすめ動画が出てました。今日発表された新作MV。 ビデオは死にゆく母親と息子の最後の物語。息子の希望的な空想。少し泣けるかも。

ガーディアンズ紙のインタビュによると、マムフォードは祖母の死のことを歌にしたそうです。自分の経験を歌に盛り込んで、それを普遍化するという手法。

宇多田ヒカルの「真夏の通り雨」なんかもそうですよね。お母さんとのことを詩にして、いろんな意味にとれるように普遍化した。

そういう意味からすると最後の1行はいらなかった気がします。マムフォードには2015年と2017年に生まれた子どもたちがいるので、その子のことだと思いますが、なければもっとこの歌は普遍化できた気もします。

ちなみにマムフォードは2012年に女優のキャリーマリガンと結婚。仕事で出会って数週間で結婚を決めたそうです。なぜか?子どものころのペンパルだった。同じ教会に通ってて教会活動の一環のペンパル制度だったそう。それが大人になってお互い有名になって仕事で再会した。とても運命的。

キャリーマリガンご存じでしょうか?ぼくが好きなのはカズオイシグロの「私を離さないで」。わざわざ映画館まで見に行きました。主人公のキャシー役がキャリー。他に有名な映画はデカプリオ版の「華麗なるギャッツビー」。ギャッツビーが毎晩盛大なパーティをしたのは、デイジー(キャリー)に再び出会うためだけだったという悲しい物語。

まあなんです。ぼくがマムフォードでも数週間で結婚します(笑)。



じつはこの歌貼るの2回目か3回目(笑)。2010年ごろかな、1st日本版が出る前からの推しバンなんです。ず~っと10年ぐらいブログで推してるというか(笑)。

マムフォードの歌は詩がけっこう難解です。ドンヘンリーみたいにダブルミーニング、トリプルミーニングする。古典文学から引用してたりするので単語もむずかしい。直訳しても意味がよくわからないので手を出してなかったです。今回はわりとシンプルだったのでなんとなく意味はわかった(笑)。それでもだいぶ意訳しました。1行目からおもいっきり意訳。

Sit enthroned in white grandeur 直訳すると「真っ白な崇高の中で即位する」です。mvみたので病室の雰囲気は白くて崇高、そこにキチンと座らされてるさまを即位と表現したのかと推測。直訳してもイミフなので、「白いベッド中で 優しく座ってる」と意訳しました。読んだ人がパッとイメージつかめるようにと。マニア的に知りたい人は、weblio翻訳とかで一語一語楽しんでください。

マムフォードはエジンバラ大学出身。イギリス名門大学の3~4番手ぐらいか。日本でいうと大阪大学か一橋大学ぐらいのイメージ。お兄さんがオックスフォード大だったのでチャレンジしたけど落ちて。それで音楽の道にのめりこんだ。人生何が幸いするかわかりません。

コルベアのレイトショウのバージョンです♪

Mumford & Sons Perform 'Beloved'

そろそろ2010年代も終わりますが、2010年代を代表する音楽家を一組だけ上げるとすれば、ぼくはマムフォード&サンズを上げます。ほかに時代を代表するロックバンドがいない。ラップの時代になってしまった。詩だけ書いてみんなアトランタ産のビートに乗せる。次点はドレイクかな。いまは彼の時代。あ、アデルもいた。彼女は素晴らしい。

とここまで書くと、各10年代を代表する音楽家についてもっと書きたくなった。時代を代表するミュージシャンは以下だと思う。

1960年代:ビートルズ。次点はビーチボーイズとボブディラン。ストーンズとツェッペリンは60年代後半から70年代初頭にかけてピークがくる。なのでどっちの年代に入れるか微妙なんですよね。ストーンズって「ベガーズバンケット」からの4枚がピークです。「ベガーズバンケット」「レットイットブリード」が60年代、「スティッキーフィンガー」「メインストリートのならず者」が70年代。ツェッペリンは「Ⅰ」「Ⅱ」が60年代、「Ⅲ」「Ⅳ」が70年代。ストーンズの最高傑作を「ベガーズバンケット」とするならピークは60年代。ツェッペリンは「Ⅳ」が71年なので70年代がピークといえる。

1970年代:イーグルス。次点はスティービーワンダーとレッドツェッペリン。20世紀アメリカで一番売れたレコードがイーグルスの「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」。その後の「ホテルカリフォルニア」と2枚連続で70年代の真ん中に巨大な足跡を残した。wikiによると「グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」はアメリカ合衆国だけで2018年現在までに3800万枚以上を売り上げ、全米歴代1位のセールスを記録している(2位はマイケル・ジャクソンの「スリラー」。この2作の順位はよく入れ替わり18年8月にイーグルスが1位を奪還)。また、1982年に発売された第2弾ベスト『グレイテスト・ヒッツ VOL.2』も、アメリカ合衆国だけで1,100万枚以上、世界では4,100万枚以上と、この2枚は2015年現在世界で最も売れたベスト・アルバムである(2位はビートルズの「ザ・ビートルズ1」)。

1980年代:マイケルジャクソン。次点はクイーンとU2。ここは大混戦です。第二次ブリティッシュインベージョンのデュランデュランやカルチャークラブ、マドンナやプリンス、ホール&オーツなど多士済々。クイーンは70年代やろという突っ込みもありそうですが、やっぱ「グレイテストヒッツ」が81年に出てからブームになった気がします。80年代初期の立ち位置はSTYXと同じような感じ。爆発的なヒットは無くて70年代に中ヒットアルバムが数枚あるという。同じころベストを出したフォリナーのほうがカッコイイと思ってた。クイーンは90年代以降再評価された。AC/DCも同じような人気の出方ですよね。

1990年代:オアシス。次点はニルヴァーナとガースブルックス。じつはオアシスのセールスは8000万枚ほどしかなくて、ジャーニー、ポリス、レッチリ、アラバマ程度です。ガースのほうがセールス面はダブルスコアで圧勝。だけどあの兄弟の影響力というか存在感というか、今もって巨大なので(笑)90年代代表としました。

2000年代:ノラジョーンズ。次点はテイラースイフトとコールドプレイ。ノラの初期3部作は癒されますよね。初期テイラーもいいけど。甲乙つけがたい美形対決。2000年ぐらいからUMGがギャングスタラップで攻勢かけて、ロックが下火になってしまった。いわゆるダグモリスがつくったトレンドです。ダグモリスはラップでロックを終わらせ、今に至るポップの潮流も2000年代につくった。スティーブンウイットによるとダグが2007年頃の2年間に発掘および契約したのは、レディガガ、テイラースイフト、リアーナ、ジャスティンビーバー・・。

みなさんの思う、時代を代表するミュージシャンは誰ですか?人によって価値観は全然違うので、ガラっと入れ替わるでしょうね。ピンクフロイドや~、とかブラックサバスや~とか。

ちなみにウォール・ストリート・ジャーナルで「史上最も人気のある100のロックバンド」が2018年の10月に発表されてますが、ベスト10は以下です。レコード販売、ビルボードのパフォーマンス、Wikipediaのページビュー、Spotifyでの人気などの基準に基づく統計計算による。

1位 ザ・ビートルズ
2位 レッド・ツェペリン
3位 クイーン
4位 ピンク・フロイド
5位 ザ・ローリング・ストーンズ
6位 AC / DC
7位 イーグルス
8位 メタリカ
9位 ガンズ・アンド・ローゼズ
10位 エアロスミス

ちなみにオアシスは61位、マムフォード&サンズは73位。それとベスト100で最も若いバンドがマムフォード&サンズでした。そういう意味でも2010年代を代表するバンドといえる。

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