ミュージックマガジン2025年1月号は、2024年ベストアルバム特集です。
毎年恒例。ジャンルごとにベスト10を発表。
ジャンルは以下15ジャンル。ロックUS、ロックUK、ロック日本、Jポップ、R&Bとソウルとブルース、ポップ、ラップ、ラップ日本、ジャズ、エレクトロニックミュージック、ワールドミュージック、ラテン、ブラジル、ロック欧州、ロックアジア。ロックアジアが新設になった。
備忘のためロックUS、ロックUK、ロック日本、Jポップ、ポップの5大ジャンルのベスト10画像を貼っときます。
スマホで見てる人は指でピンチアウト(拡大)してみてください。PCの人はズームを250%まで拡大すると読めます。
以下に各ジャンル、上位ベスト3のAmazonMusic貼っておきます。作品レビューはAmazonでご覧ください。会員は2クリックで即聴けます。
アメリカ/カナダのロック
(1位)Arooj Aftab | Night Reign
(2位)Clairo | Charm
(3位)Father John Misty | Mahashmashana
イギリス/オーストラリアのロック
(1位)The Cure | Songs Of A Lost World
(2位)Fontaines D.C. | Romance
(3位)English Teacher | This could Be Texas
日本のロック
(1位)ZAZEN BOYS | らんど
(2位)柴田聡子 | Your Favorite Things
(3位)長谷川白紙 | 魔法学校
Jポップ/歌謡曲
(1位)すずめのティアーズ | Sparrow’s Arrows Fly so High
(2位)米津玄師 | Lost Corner
(3位)Perfume | ネビュラロマンス 前篇
ポップ
(1位)Tyla | Tyla
(2位)Charli XCX | Brat
(3位)Billie Eilish | Hit Me Hard And Soft
2024年音楽チャートの考察
【Billboard 200】2024年米国ビルボード年間アルバムチャートTOP10
1位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト
2位『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
3位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
4位『スティック・シーズン』ノア・カーン
5位『フォー・オール・ザ・ドッグス』ドレイク
6位『SOS』シザ
7位『ザック・ブライアン』ザック・ブライアン
8位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
9位『ラヴァー』テイラー・スウィフト
10位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
集計期間:2023年10月28日付~2024年10月19日付チャート
え~と、なんていったらいいのか。アルバムチャートはドレイク(ラップ)とシザ(R&B)以外すべてカントリーミュージックとなりました。テイラーは5枚目からポップに移行したのでポップ歌手とも言えますが。アメリカ人ってイーグルスのデビュー作みたいなバンジョーポコポコサウンドが大好きですよね。もう米国チャートを見てもしょうがない時代となりました。
なんでカントリーばっかり売れてるように見えるのか?若い人は音楽をアルバム単位で聴かない。高齢者は昔の癖でアルバム単位で音楽を聴こうとする。それがアルバムチャートに反映されてるように思う。
米国の高齢者は白人比率が高くてカントリー音楽比率が高くなる。「ジェネレーションZ(1997~2012年生まれ)における白人の割合は51.4%で、ミレニアル世代(1981~1996年生まれ)は55.0%、ジェネレーションX(1965~1980年生まれ)は59.7%、ベビーブーマー世代(1946~1964年生まれ)は71.6%」
それとコアなファンがいる音楽家。テイラーとか。コアなファンはアルバムを全曲Victorの犬みたいに傾聴する。ライトな若い層はサブスクでヒット曲混在なプレイリスト聞いてるのでアルバムチャート売上に貢献しない。そいうことだと思います。
みなさんはアメリカのカントリー音楽一極集中をどう分析されますか?
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