Newtonが選ぶ傑作SF映画8選

Newton別冊の『科学名著図鑑』読んでみました。科学の名著142冊のあらすじが1冊にまとまった読書ガイドです。どんな本がどのように紹介されているかは後述します。

面白かったのはコラム。科学雑誌視点での名作映画紹介が秀逸だったので、アマプラ貼っときます。表示金額あってもプライムで無料だったりします。基本は299円レンタルが多いかと。

世界で多くのファンを獲得したタイムトラベル映画の傑作 バックトゥザフューチャー

アメリカ映画の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ3部作は、タイムトラベルを描いたSF映画として最も有名な作品の一つで、第1作は1985年に公開されました。 スポーツカー型のタイムマシン「デロリアン」号をはじめ、空中を走るスケートボードのような乗り物「ホバーボード」、 靴紐が自動で締まるスニーカーなど、数々の未来技術が登場します。その軽妙なストー リーと相まって、世界中に多くのファンを獲得しました。

ブラックホールやワームホールに近づいたらどうなる? インターステラー

劇的な環境変化により人類が絶滅へと追いやられる世界で、新たな移住先となる惑星を探しに行く物語です。かつて凄腕のパイロット兼エンジニアだった主人公は、地球に家族を残し、土星の近くにあらわれたワームホールを通じて3 つの惑星の調査に向かうことになります。 時空を越えた父と娘のきずなが胸を打ちます。人工知能ロボットや重力波の研究でノーベル物理学賞を受賞したキップ・ソーン博士の監修によるブラックホールの描写もみどころです。

90分間の擬似宇宙体験 ゼログラビティ

スペースシャトルの2人の宇宙飛行士が、 船外作業中に予期せぬ事故に遭い。宇宙空間放り出されます。 酸素も残りわずか。 地球との交信手段も断たれ、2人をつなぐのはたった1本のロープだけになってしまいます。 絶望的な状況から生還を目指す主人公の生き抜く力、希望を捨てず最後まで諦めない姿が感動的です。 公開当時、無重力の世界を臨場感たっぷりに描く、3Dによる宇宙空間のリアルさが話題になりました。

火星に1人置き去りにされた主人公が究極のサバイバル オデッセイ

人類の3度目となる火星ミッションのクルーたちは、活動中に猛烈な砂嵐に襲われます。 輸送 船にたどり着けなかった主人公は死亡したと判断され、火星に置き去りにされてしまいます。 次のクルーが火星に到着するのは4年後。 水や食料、酸素はほとんどなく、地球と通信できな いという絶望的な状況の中、植物学者でメカニカルエンジニアである主人公は、持ち前の知識 を総動員しながら究極のサバイ バルにいどみます。 舞台は火星ですがノンフィクションのようなリアリティに引き込まれます。

哲学的なテーマと独自の映像美が展開されるSF映画の金字塔 2001年宇宙の旅

SF作家アーサー・C・クラークと映画監督スタンリー・キューブリックの脚本による、SF映画の金字塔といわれる作品です。 月に人が住むようになった時代、クレーターの地下から謎の黒い石板「モノリス」が発見されます。 掘り出されたモノリスが木星へ信号を発信したことから、主人公たち5人は最新型の人工知能「HAL」 とともに木星へと出発しますが、HALはミッションに疑問をもち反乱をおこします。哲学的なテーマが独自の映像美とともに壮大なスケールで表現されます。

地球外知的生命体、神、愛の存在を問うSF映画 コンタクト

宇宙科学者カール・セーガンの小説を映画化した作品です。 地球外知的生命体の存在を研究する天文学者がある夜未知の電波をキャッチします。 地球外知的生命体と接触したときにおこりうる事態を想起させながら、科学と信仰というテーマもえがいています。 CGで描かれたスペクタクルな宇宙空間や曲がりくねったワームホール。 大挙してなだれ込む群衆。宇宙への出発における壮大なシーンに至るまでの特殊加工もみどころです

のちのSF作品に多大な影響をあたえたアンドロイド映画 ブレードランナー

1982年にアメリカで公開されたSF映画です。 2019年の近未来、科学の進歩によって生み出された「レプリカント」とよばれるアンドロイドが、人類に反旗をひるがえす事件が発生します。 そのレプリカントを見つけ出して抹殺する捜査官が「ブレードランナー」です。 自由を求めるレプリカントと人類の戦いをえがいた本作品は、公開当初は人気がなかったものの、のちのSF作品に多大な影響をあたえたといわれています。2017年には続編映画の「ブレードランナ ~2049」も公開され、アカデミー賞2部門を受賞しました。

私たちが生きる世界は 現実なのか、仮想なのか マトリックス

マトリックスの世界の住人は、後頭部に挿されたプラグから電気信号を流され、真実を知らないまま、仮想現実の中で生かされています。 主人公ネオは、外部からの介入により機械に支配された現実世界の主であることを知らされ、さまざまな難題を解決しながら成長していきます。 東洋的なワイヤーアクションや哲学的要素。 バレットタイムという撮影方法が導入されたこと で、公開当時は「驚異の映像革命」といわれました。



科学名著図鑑で概要が紹介されている142冊

科学名著142冊

科学名著142冊

フェルマーの最終定理の概要

1冊の本が見開き2ページで紹介されています。フェルマーの最終定理はこんなかんじ。ご参考まで貼っときます。

フェルマーの最終定理 本の概要

フェルマーの最終定理 本の概要

なつかしのバックトゥザフューチャー主題歌。

The Power of Love (Back to the Future) [Huey Lewis and the News]

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