「鼻の横を押す」と病気が治る(天迎香というツボ)

人間の体には、いくつのツボがあるでしょうか。WHOが認定しているもは361穴。国際経穴学会は670穴としています。ツボの数に大きな変動はなく、大枠は近世以前に固められ、以降はぽつりぽつり新たなツボが報告される程度だそうです。

カイロプラクティック院長の著者が、たまたま発見したツボ「天迎香・てんげいこう」。最初は自分の鼻水・鼻づまりを止めるために押し、以降なじみの患者さんで花粉症にかかっている人に試すと、他の症状まで改善するということが頻発したそうです。

「これは尋常のツボではない」と著者は気づき、以降10年かけて実験データの蓄積や分析、科学的検証のための調査機関への依頼、医療機関との共同研究などを独力で取り組みました。

そしてその結果をまとめたのが、著者のデビュー作の本書です。



たったひとつのツボだけの本です。なにせツボを押すだけなのでタダで効能が得られます^^

1章:健康を取り戻す「奇跡の急所」の発見
2章:「天迎香」の位置と正しい押し方
3章:脳の緊張と体のゆがみが万病を招く
4章:鼻の横を押して病気を治した体験談
5章:40年間の治療家人生で描いた夢

天迎香を押すとどうなるか?
・脳内の酸素量が増し、脳の緊張が取れる。
・脳と相関関係にある全身の筋肉もほぐれる。
・ゆがんでいた体のバランスが整えられる。
・さまざまな体調の改善や機能向上につながる。

天迎香を押すことで改善した主な症例(難病は症状の改善です。完治するわけではありません)腰痛、肩こり、五十肩、坐骨神経痛、頭痛、眼精疲労、不眠症、うつ、高血圧、花粉症、顎関節症、アトピー性皮膚炎、脳血管障害の後遺症、関節リウマチ、ダウン症、パーキンソン病、てんかん、脳性マヒ、脊髄小脳変性症、めまい。

どうでしょう。眼精疲労、腰痛、肩こり、頭痛、なんかは誰でも感じる体の不調です。

みなさんはツボを自分で押しますか?僕は眼精疲労がきついので、よく眼のまわりやこめかみを押します。あと手のツボや足裏は気持ちがいいのでよく刺激しています。鼻もつまるので、こめかみからおでこにかけて刺激します。おでこの辺りは自分で探り当てたたツボですが、長く押してると鼻がスーッとしてくる。

ネットでもツボの位置を確認して色々と押してみますが、変化を劇的に感じるものはありません。で、今回、天迎香を押してみました。これは凄い。

瞬時もしくは数分後に鼻がスーッと通ります。プールに飛び込むと、ツーンと来る場所、鼻の奥の方が、いつまでもジンジンとしています。ここまで即効性のあるツボも珍しい!

正しい押し方の詳細は、本書を一読されるのが良いですが、以下に簡易的にメモを残します。



天迎香の位置を探す

ツボの位置は下記の絵の場所。

天迎香の押し方

皮膚の上から押す方法と、口の中から押す方法と2つある。(口の中に人差し指を入れ、上の歯茎の付け根から小鼻の横にあたる付近)押し方は下記の絵を参照。

天迎香を押す際は、通常のツボ刺激よりも数段弱い力で押すのがポイント。まぶたを押しても圧迫を感じない程度の力加減を守ること。また必ず人差し指と薬指の2本で同時に、同じ強さで押す。片方だけ押したり、どちらか一方だけが強かったりすると、かえって頭蓋骨にゆがみが出て、全身のバランスが悪くなることがあるので注意。



天迎香を押す時間と回数

最初の6日間は、1~2時間ごとに1回。1回につき2分間」、同じ強さで押し続ける。7日目からは1日に5回。起床時と朝、昼、夕食後、就寝前に押す。押す時間や回数も過度にならないようにする。刺激が強すぎたり、長すぎたりすると逆に頭蓋骨のバランスが悪くなる可能性がある。

押しっぱなしにする時間は2分間。少々短くなるのはかまわないが、2分間を超えないようにする。脳の血流がピークに達するのが2分で、脳機能計測器の実験でも明らか。それ以上押すと刺激過多になり、天迎香からの刺激に慣れて、反応が鈍くなりかねない。

天迎香を押すときの姿勢

床や椅子に座るか、立っている状態で行なう。病気の時は寝ながら行なってもかまわない。脚を組んだ状態や、片側重心など悪い姿勢で行なうのは避ける。できるだけ背筋を伸ばし、顎を引いた姿勢で行なう。

個人的には脳内への酸素供給量が増えたことを実感したので、鼻づまり気味の次男に天迎香を押すことをすすめました。んなアホな!とタイトルを鼻で笑い、何の期待もしてなかった一冊ですが、若干感動しています。信じるものは救われる。みなさんも是非試してみてください。効果が出ないのはツボにハマってないだけです。ちゃんと押せて効能を実感できたら、ぜひ周りの方にも薦めてあげてください。

ジェームス・テイラーでBelieve it or not♪

James Taylor – Believe it or not
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