文春、読んでますか?
早朝目が覚めてグーグルトレンドを見ると、なぜか1位は「週刊文春」でした。ヤフーの記事が原因みたいです。今でもニーズがありそうなので、過去記事を引っ越し再掲します。ヤフー記事より、中の人が書いたので濃い内容になっています。
みんなが期待してるメディア、文春砲。ほかの媒体だったら書けないことも、文春だったら書いてくれる。そういうネタが集まってくる。
山口敬之のスクープ「韓国軍慰安婦問題」はTBSでは書けなかった。文春なら書けるでしょうと知人を通して紹介された。
文春はすぐに動く。山口氏のいるワシントンにすぐに記者を飛ばし、ベトナムにも裏付け取材に動く。そして「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」の特集を組む。
結局山口氏は左遷され、最後はTBSを辞職したけど。詩織って女性は何者なのか。裏に誰かいるのか。文春さん、ぜひ取材して欲しい。
ベッキー、清原、シャブ&飛鳥、舛添、前田敦子、ユニクロ潜入1年・・
どれも一級のスクープばかり。本書であらためてスクープの舞台裏を見た。
もちろん記者1人1人のがんばりがすごいんだけど、みんなが生き生きと仕事できる組織、編集長のタクトってすごいとおもう。
かつて「週刊文春」は、「文藝春秋」若手社員の中で「懲役」とか「刑期」と呼ばれてた。早く刑期が明けてほしい。それが今では文春から移動したくないとまで若手はいう。
前に読んだみうらじゅんの本に、著者(文春編集長)のことが書かれてました。
『言わせていただきますが、わたしと酒を飲んでくれた編集者は、結構な確率で出世していきます。きっと飲み屋の約束を果たしてくれる編集者には、将来大物になる素質があるのでしょう。25年ほど前、スポーツ雑誌「ナンバー」の若大将のような新人編集者が、私のところにやってきました。 ~略~
何度もいっしょに仕事をして、取材旅行に行き、朝まで酒を飲みました。そして2012年、その編集者から久しぶりに突然電話がありました。週刊文春の編集長になることが決まったので、連載をしてほしいというのです。とても嬉しかった。「みうらさん、テーマはエロでお願いします」 ~略~
始まったのが「人生エロエロ」なのです』
日本を震撼させる文春、その組織や人員構成はどんなものなのか?以下にまとめを。
目次
週刊文春の人員構成は?
週刊文春の部員はぜんぶで56名。事件を追いかける「特集班」はデスクを含めて40名。40名のうち社員は15名で、25名は1年契約で毎年契約を更改する特派記者。8名ずつの5班に分かれている。
週刊文春の毎週のネタ数はいくつなのか?
毎週木曜に「企画会議」が行われる。記者はそれぞれの班のデスクにネタを提出する。ネタのノルマは1人5本。なのでおよそ200本のネタが企画会議に寄せられる。各デスクはそれをまとめ、編集長も参加する「デスク会議」で発表される。ネタの中から次号で掲載するラインナップを十数本に絞っていく。
文春のネタ決定後のスケジュールは?
ラインナップが決まると各ネタを担当する取材チームの編成を行う。先述の「8名ずつの5班」は、あくまでネタ出しにおける便宜上の班分け。取材チームはネタごとに毎回編成される。
特集班は、木曜夕方に掲載ネタとチーム編成が決まるとすぐに動き出し、金曜、土曜と取材する。土曜夕方のデスク会議でラインナップの見直しを行い、さらに取材を続ける。日曜夜にはほぼラインナップが確定。月曜の夜には「カキ」が原稿を執筆し、火曜朝に入稿。夜までに校了。水曜は休んで、また木曜にネタを5本出す。このサイクルで毎週動く。
文春の取材チーム編成とモチベーションの維持
取材チームは、原稿の書き手となる「カキ」と、カキをサポートする「アシ」で構成される。その際のルールは「ネタを出した記者が必ずカキを担当すること」だ。自分の出したネタを書けるかどうかは、記者のモチベーションに大きく関わる。いいネタを取ってくれば、大きな記事をかけるチャンスがもらえる。それが情報収集のモチベーションだ。このルールは新人でもベテランでも同じように適用される。
文春の社員と特派の違いは?
特派契約記者は、1年ごとに契約し専属の形で文春の仕事だけをする。他誌は、社員と特派の仕事の中身が違うところも多い。文春は特派も記者も仕事の内容は同じだ。文春は「ネタを取ってきた人間が書く」のが原則。なので特派がカキで社員がアシの場合もある。ネタによって班編成は毎週変わる。
社員と特派で違うのは、社員は「何でもできる」のが基本。政治経済、スポーツ、芸能、何でもやる。一方で特派はなるべく専門性を持たせる。特派の定年は50歳。彼らが定年になったとき、専門ジャーナリストとして筆一本で稼げるようにする。
もう一つの違いは、社員は決まった給料だが、特派は定額の報酬以外に、原稿を書くと原稿料が出る。大きなスクープを獲ってそれが完売に結びつくと、ビックリするような原稿料を出す。アシとして重要な証言を引き出しても、原稿料を多めにつける。記者への評価はデスク会議の際に詳細に報告される。仕事の成果に応じてボーナスを出すことで、モチベーションアップにつなげる。
文春編集長の考える理想のリーダー像
職場は明るく楽しくないとダメ。リーダーの良しあしは「この人のためならやろう」と現場に思ってもらえるかどうか。あるいは「この人についていくと、なんかいいことがありそうだ」と思ってもらうこと。「明るいし、楽しいし、運もよさそうだから、この人と一緒にいるといいことありそうだな」といって自然に人が寄ってくる。そういうリーダーが理想。
そのほか文春のルール
・手柄を立てた人間をフェアに評価する。
・毎回の班編成は記者同士の相性にも注意。人事を間違えるとモチベーションが下がる。
・記者同士はライバルでもあるが、「アシにまわっても手を抜かない」。自分がいいネタを取って勝負するときに、サポートしてもらえなくなるから。
・記者が名前を公表されたり、トラブルも多い。記者を絶対に守る。
・編集長は「いること」に意味がある。いつでも相談してもらえるように。
なんかいいネタはないか♪
みんな 人の失敗やゴシップが大好きなんだ♪
クソみたいな話が最高なのさ♪
さあ おれに汚れた秘め事を教えてくれよ♪
いいやつも悪いやつも みんな蹴とばしてやるぜ♪
汚れた指をパイの中に突っ込んで♪
おまえをバラバラにしてやる♪
世界のメディア王ルパートマードックを揶揄した歌。
これは興味がありますね^^
今週は、
お笑いコンビAのWが大変な事を暴露されていましたし^^
ミーハーな私は、
なんか楽しんじゃってますが^^;