【ヤクザ1000人に会いました】要約まとめ

「実話誌のヤクザ記事は大半が虚像、マスコミ報道も警察情報の垂れ流し。当局の締め付けが激化するなか、ヤクザたちはどんな日常を送っているのか。極道記者歴15年。1000人を超えるヤクザを取材してきた著者による前代未聞の肉弾レポート」

幸運にもヤクザと関わりのない人生です。マンガなんかで美化されたイメージのヤクザしか知らないので、どんなもんか読んでみました。

ヤクザの概要

2009年12月末現在で全国に8万9000人のヤクザがいる。最近はヤクザになりたい人間が減ってるので、どの組も組員の数を水増ししてる。実質的には7割程度の6万人くらい。だいたい2000人に1人、日本の人口の0.05%がヤクザ。

国籍としては在日韓国人が20%程度を占める。在日韓国人は人口の0.5%程度なので、その濃度は40倍にもなる。

暴対法適用の指定暴力団は、山口組、住吉会、稲川会など22団体あるが、トップが在日は稲川会など5団体。

ちなみに日本に帰化申請しようとするヤクザは多いが、国籍法5条の「素行が善良であること」にひっかかり帰化申請できないようだ。

宗教は単一では、創価学会が一番多く14%。浄土真宗や日蓮宗は6%程度で、仏教だけど宗派はよくわからないといものが27%と一番多い。創価は日本の5%程度と言われてるので、ここでも濃度が高い。



しのぎの実態

ヤクザ全体の2割程度は勝ち組ヤクザと言われ、年収は平均して4000万円前後(著者の長年の取材で得た感覚)。残り8割のヤクザの経済状態はかなり厳しい。月収は20~30万円で家賃は女が負担する場合が多い。

フロント企業

ヤクザの関連企業は多岐にわたる。駅前の喫茶店チェーンや某デパートに入ってる人気のケーキ店まで。警察データでは業種のベスト20は、
1.土木建築業 2.不動産業 3.金融業 4.飲食業
5.経営コンサルタント 6.総会屋 7.会社ゴロ・・・・・

非合法産業

ヤクザの主要なしのぎ。警察はミカジメ料、売春、賭博、薬物売買などを伝統的資金源と呼ぶ。ヤクザ自身が直接やるケースと、カスリをとるケースの2つがある。

賭博

もともとヤクザ組織は博打を生存の基盤としていた。素人に手を出さないという幻想も、顧客を大事にするという博徒時代のヤクザのイメージ。現代では、バカラ(新規出店で警察とイタチゴッコ)、公営ギャンブルのノミ行為(一説にはJRAの総売上以上の金額が動く)で稼ぐ。

ミカジメ料

税務申告の際、経費で落ちる。もちろん他の名目で。ミカジメ料の相場に一番詳しいのは税務署かもしれない。

新宿のヘルスで月に5~10万円が相場。無許可店は相場が高く、10~30万円程度。バカラハウスは月に100万円単位で交渉するらしい。

東京のイラン人の麻薬覚せい剤密売人からのミカジメ料は1日3万円。AVや風俗嬢のスカウトは、新宿で1人2万円など。

大阪の相場はどんな業種でも東京の2割安で、地方都市はさらに安くなる。

これまでミカジメ料はおしぼりやおつまみ、観葉植物の売買や絵画のリースなどで暴力団に流れていたが、新手としてホームページ作成やレンタルサーバーなどでの徴収も増えてきてる。

覚せい剤

トップは覚せい剤厳禁、ご法度と声高に言うが、実態は相変わらず主要な資金源。ヤクザであるかぎりしのぎは非合法でもかまわない。個人事業主の互助団体だから、親分でさえ若い衆のしのぎはわからない。

ヤクザの取り立て

相場は取り立てたぶんの半分。金額が大きいとうまくいかない。相手もヤクザを立ててくる場合が多い。こうした場合はヤクザ同士で内密に話をして、経費がかかったなどと、共同でカタギをだまして金をむしりとる。



政治・土建・興行ヤクザ3大産業

興行は3代目田岡組長の頃の美空ひばりからはじまり、近年も続いている。基本手口は歌手や俳優に憧れる人間から、レッスン料や登録費、ヘアメイクや美容整形と組んだり、あの手この手で金を巻き上げる。

政治はパイプになるのは秘書。実際何度か取材時にヤクザ事務所で著者は某秘書に出会ってる。ダーティな仕事を請け負う。

土建に関しては、明治維新時に博打に変わる生業を与えるために、土建業への転換を後押しした歴史がある。戦後は土建系ヤクザはヤクザの看板を捨てて企業として生きているが、地方の談合は相変わらずヤクザが仕切り、大きな資金源となっている。

殺し屋

死体がない限り殺人事件じゃない。毎年3万人以上の人間が自殺し、行方不明者は捜索願がでてるものだけで10万人いる。あまりにも数が多いので、警察もマスコミもその背景をほとんど調べようとしない。

ただ依頼客を獲得するには信用が必要で、商売としては成立しにくい。それでも時折依頼を受け、報酬は5000~6000万円程度。

う~んこれからも、関わりが無いことを祈ります。

ぼくの行きつけのショットバーに、県警のマルボウの人がよく来てました。もちろん本人は、警察身分を明かしませんが、マスターがこそっと教えてくれました。

せまくて常連同士が語り合う店なんですが、みるからにスキンヘッドでコワモテで、話がでかい。あそこのゴルフ場の支配人知ってるとか。。てっきりそっち系の人かと思ってました。

どっちがヤクザかよくわからんという都市伝説は本当です。

Kiss- Killer
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