健康診断で、ブルガダ症候群の疑いありと言われた

ブルガダ症候群比較

健康診断で「ブルガダ心電図、ブルガダ症候群」

判定区分C、要精密検査、とされてしまった。

今までいたって健康で、引っかかるのはコレステロールぐらいでしたが。なんだこの難病みたいなのは。。

Wikiで確認すると打つ手はないそうです。こういうのって意識しちゃうと気分が滅入りますよね。で、産業医の面談がありました。うちの事業所は数千人いるので、産業医さんが常駐してます。

産業医さんの語るブルガダ要旨

・ある特定の心電図の波形パターンをブルガダ型心電図という。

・ブルガダ症候群とは違う。症候群は心電図が波形を示し、かつ自覚症状がある場合を指す。

・自覚症状とは、これまで意識喪失発作や頻脈発作がある、家族に45歳以下で突然死がいる、夜間に息苦しいことがある等。

・こういう自覚症状のない人は、10年後も95%の人は大丈夫。

・92年ごろに見つかった新しい病気なので、20~30年後どうなるかはまだわからない。

今回のブルガダ判定医がハズレ医者だった

・じつは他の事業所は、ブルガダ型心電図は平均で0.5%ほど。そのうちブルガタ型症候群と診断されたのは3%ほど。0.5%x3%=0.015%。

・うちの事業所は5%もブルガダ型心電図と判定された。他事業所の10倍。

・今年判定する先生が変わった。この人がブルガダ型の判定を乱発している。

・判定した先生に産業医が去年と比べてあまりも多いと詰問すると、波形はブルガダなので要精密検査の判定は妥当であると譲らない。

・その先生は来年変わる。来年は他事業所並みにブルガダは減るであろうとの産業医の見解。



ブルガダ判定された人はどうしたか?

・数人に1人は心配性で病院で受診した。

・全員何の問題もないとの診断結果だった。

産業医に「あなたは受診しますか?」と聞かれましたが、お金の無駄になりそうだったので、「行きません」と。

病院でのブルガダ症候群の診断方法は、心臓に薬をいれる。健康な心臓なら無反応だがブルガダなら反応して、AEDで直すと。病院に行ったみんなは、その荒療治のような検査はだれもやってない。問診だけで、問題なしと診断されたようです。

本当のブルガダ症候群の人は、心臓に機械を入れて、バクバクと心臓が暴走すると、その機械がAEDのような動きをして直すそうです。あなおそろしや。

日露戦争時の森鴎外の話を思い出しました。

「大勢の兵士に脚気が発症する。ドイツ留学から帰国した伝染病の権威・森鴎外は、これを伝染病と判断する。彼は白米を兵士に食わしたいという良心と、自説への固執から麦飯の供給を拒否し、その結果2万人の陸軍兵士が脚気で死亡した。自分の信念が善意に裏付けられ感性で物事を判断した。」

凄腕の医者の診断は「問診7割、聴打診などの理学的所見が2割、検査は1割でなされる」と言います。

検査だけで判断した結果、みんなを右往左往させました。従業員の心労やら、受診料の個人&健保負担、産業医面談による機会損失等会社としてはコストアップです。

森鴎外ほどひどくないですが、ナンギな先生です。

産業医がまともで、セカンドオピニオン的な対応をしてくれたので助かりましたが。

マーティ・バリンでハート悲しく♬

レスポンシブ広告

シェアする