【日本のIT産業が中国に盗まれている / 深田 萌絵】書評と要約

すべての日本人の必読書。読んで危機感持って対処すべき。

ぼくも含めて、みんな平和ボケすぎるとおもう。

すぐに「スパイ防止法」を成立させないと、シャープ、タカタ、東芝の二の舞になる。

この前三浦瑠璃がいったスリーパーセル問題。当然ながらスパイ防止法のない日本では逮捕できない。スパイ防止法がないということは「スパイ活動は合法」ということで、日本ではスパイは悪いことではない。

著者がスパイ被害にあって警察に被害届を出すと受理を断られたそう。情報を盗むことは犯罪ではなくスパイは合法だから。

実際スパイは日本で堂々と活動していて、企業の秘密を盗んだり、反日活動したり、独立行政法人の研究所で技術を盗んだり。これらの活動はすべて合法です。

しかも法律戦も仕掛けられていて、裁判官を含む日本の裁判所職員の2~3割は、国益を損なう目的を持ったスリーパーセルの可能性がある。これは著者の皮膚感覚ですが。

「セキュリティ・クリアランス制度(以下SC)」も大至急必要。国家の安全保障に関連する技術情報へのアクセス権を制約するもの。SC申請には申請者がその国家の国籍を有してることが必須条件で、家族や恋人を含む国籍、数世代さかのぼっての戸籍提出、学歴、職歴、犯罪歴、渡航歴、渡航先での接触情報、家族を含むすべての銀行口座を確認します。こういうことを行って怪しさをランク付けして、それによってアクセスできる企業の技術情報レベルが変わります。もちろんアメリカはやってる。

日本は重工業やエレクトロニクスの分野で、民軍両用レベルの最先端技術を多く扱ってきたわりに、SC制度を取り入れてこなかった。情報の重要度をランク付けしてアクセスできる人物の範囲を限定すれば、ビジネス上の競争力が保てたはず。SC導入を怠ったので高度な技術が漏洩していき、日本企業全体の競争力低下を招きました。

今回は読書メモが多いので、ぜひ本で読んでください。そしてふつうの日本人が危機感を共有しないと、在日のスパイやスリーパーセルにやられっぱなしです。以下に少しの読書メモを。

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私たちはすでに戦場にいる

「戦争反対。子どもを戦場へ行かせない!」

中国の弾道ミサイルはわかっているだけで5千基が日本に照準を定めている。もちろん核弾道を積んだのもある。

もはや「戦争に行く」時代ではない。

1999年に人民解放軍が「超限戦」戦略を提唱。以降世界は中国の思惑通りに動いている。日本の平和でも活動もその1つ。日本人であっても中国が仕掛けた情報戦の兵士として利用されている。

「超限戦」は、通常戦、貿易戦、外交戦、テロ戦、諜報戦、金融戦、ネットワーク戦、法律戦、心理戦、メディア戦など、非接触攻撃を含む25種類の戦略によるグローバル時代の「新しい戦争」のやり方で、軍人だけでなく、好むと好まざるとにかかわらず、一般市民まで参加するのが特徴。

すでに戦場にいながら平和デモで敵を利する愚かさに、一刻も早く気付かなければいけない。

・貿易戦によって、中国の安価な製品が世界を席巻し各国の製造業を追い詰めている。

・行き詰った製造業は中国マネーに買収され、経済戦で敗退する。

・狙いを定めた企業の醜聞をでっち上げ、連日メディアに報道させ株価を暴落させる情報戦。

・株価を暴落させた企業を安値で買収するという金融戦。中国の勝利が目立つようになった。

・通信線は諸外国の通信ネットワークを支配し、通信傍受を行う諜報戦も兼ねている。

・その通信戦で民間人を巻き込んで活動してるのがファーウェイとZTE。

アメリカの発表によって徐々に明らかになってきた。

日本と中国は文化が全く違う。「スパイは悪いことではない。むしろ国家の発展につながる良いことだ」という中国人のモラルによって、日本は情報から技術まで多くのものを奪われている。この文化の違いを埋めるのは法律しかない。同じ人間だから「わかりあえる」などと考えてはいけない。法律で自分たちを守らなければ、日本人はニュージーランドのキウイ鳥のように外来種に淘汰され絶滅危惧種になってしまう。

ソフトバンク殺しのファーウェイ排除

18年8月須賀官房長官が携帯料金の値下げを示唆した。ドコモは2~4割の値下げが可能だと発表した。後発のソフトバンクは先行企業よりコスト負担が大きいので不利。

ソフトバンクエンジニアによると「ドコモが圧倒的に有利になる。単純に考えて現在MVNO向け接続料でドコモを1とすると、KDDIが1.3倍くらい。ソフトバンクは3倍」

ソフトバンクは「エンジニア4割削減」を発表し株価の維持を図ろうとした。ところが日本でファーウェイ製品を導入できなくなれば、安価なファーウェイ製基地局でコスト競争力を維持してきたソフトバンクにとって危機的状況になる。

プラットフォーム企業が中国に忖度する理由

中国に忖度する理由は、中国の巨大市場だけでなく、利益を圧迫する「データセンターコスト」だと考えられる。プラットフォーム企業がサービスを提供するには、土地、データセンター、発電設備など莫大なインフラコストを抱えなければならない。中国当局は企業に対してデータセンター用の土地を採算無視で提供し、その見返りとして検閲をしていると疑われている。

アップルは今年アイクラウドのデータから暗号鍵まで中国に移管し、中国当局が自由にアクセスできる状態になっている。

鴻海のテリーゴウが東芝メモリ買収を焦った理由

シャープを買収した鴻海のテリーゴウ。台湾マフィア「チクレンホウ」の大物幹部、張安楽と義兄弟の盃を交わしている。半導体シンジケート「チンパン」の下部組織にある「チクレンホウ」は、沖縄の暴力団旭琉会と琉球独立運動を支援してるが、その実態はフィリピンのドゥルテ大統領が「ドラッグは台湾のチクレンホウから来た」と批判した麻薬組織。

名もない貧乏青年だったテリーゴウが一大企業に成長したのは、最初の妻との結婚。妻は軍事情報局とつながりがあった。親中国派の馬英九と親しくなり政府から支援を受けて巨大化した。その見返りとして鴻海は中国人民解放軍に軍事技術や軍用品を提供している。

チンパンとテリーゴウが東芝メモリを狙うのは、DRAM技術だけでなく東芝本体のレーダー技術が欲しいからだ。

中国は米国から兵器を購入できない国に対し、F35をコピーしたJ31を売り込もうとしている。当然ながらエンジン性能やレーダー技術はF35に劣る。その技術格差を埋めるためにどうしても欲しいのが、東芝のレーダー技術。

テリーが東芝メモリ買収を焦りメディアで東芝や日本政府を罵倒するのは、習近平の寵愛を得たいためだ。中国共産党と良好な関係を築いてきたテリーだが、ソフトバンクの孫と共同でトランプ大統領を訪問し米国への大型投資を発表したため習近平の不興を買い、2018年4月に中国で「鴻海は実は赤字である」と大々的に報じられた。

これにはテリーも冷や汗をかき、習近平にゴマをするため、いよいよ東芝メモリ買収に血道を上げることになった。

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公取委は半分赤い

ここ数年間民間企業の公正な市場競争を阻害してきたのは、まぎれもなく「公正取引委員会」である。産業革新機構のシャープ救済をつぶし、東芝の子会社売却を妨害し、タカタの民事再生直前にも「下請けへの支払いを減額するな」と勧告してきた。

メディアによるバッシング、公取委の妨害、検察の嫌がらせにあった企業はすべて後に外資になっているという共通点がある。JR東海のリニアがここまで叩かれるのは、中国が「この技術をよこせ」というサインなのだ。

韓国SKハイニックスのスパイ行為

SKハイニックスは東芝を奈落の底に引きずり落した張本人。東芝が開発したNAND型フラッシュメモリの技術を盗んだ。もちろんSKハイニックスを訴えた東芝は勝訴したが、認められた損害賠償額はたった330億円。年間1千億円の利益を生み出す技術を盗まれたというのに、これだとSKハイニックスの盗み得というほかない。技術を盗んでしまえば研究開発費はいらない。一方盗まれた側の日本企業は研究開発費の投資分を回収できなくなる。技術を守ろうにも日本には「スパイ防止法」がない。

用済みになってSKハイニックスを放り出された杉田というみじめな日本人実行犯だけが逮捕され、主犯であるSKハイニックスの役員たちは「過去最高益」を出したおかげで莫大なボーナスを受け取り悦に入ってる。

ただ日本での訴訟が終わったといえ、SKハイニックスには東芝から差し止め請求などを食らうリスクがある。だから東芝メモリの経営介入や株主特別決議の拒否権を握ろうとしている。

東芝が公式発表した政策投資銀行と米投資会社「ベインキャピトル」による東芝メモリ買収の裏で、SKハイニックスがベインキャピタルの議決権付き転換社債の引き受けという裏取引をこっそり行おうとしていた。

天安門という言葉になぜスパイはビビるか?

中国へのちょうちん記事が散見される「週刊ダイアモンド」。18年9月号ではよりによって鄧小平をべた褒めしていた。チンパンと組んだ鄧小平こそ、日本の技術を流出させ「日本家電の落日」を生み出した張本人。世界中で諜報活動させるためにファーウェイとZTEを作らせたのも鄧小平。

SNSを利用した詐欺メッセージに「天安門」と返すと返信が来なくなるのは良く知られている。なぜ「天安門」というキーワードにスパイがビビるのかといえば、天安門事件でデモ隊虐殺を指示した鄧小平の一派が、ネット検閲とハッキング部隊を兼任してるから。

鄧小平の一族は日本浸透工作にも従事しているので、しょっちゅう来日している。JETROで鄧小平の愛人の娘、鄧玉華が講演していたこともある。鄧玉華の息子呉思国は日本国籍を取得し、旧民主党議員のサーバーを管理していたから、わが国の内情は中国へ筒抜けだった。

天安門で彼らは心を一つにして戦った♪

だけど天安門広場には 黒い太陽が昇り♪

悪魔のシャワーが降り 夏は来なかった♪

たった一人で 戦車と戦った男♪

Wang Wei Linを 忘れてはいけない♪

中国は いつか自由になるべきだ♪

中国は いつか自由になるべきだ♪

ジョーン・バエズでチャイナ♪

(関連記事)

【日本が売られる/堤未果/18年10月初版】
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【人工知能と社会/AIX人工知能先端研究センター/18年2月初版】
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【アマゾンが描く2022年の世界/田中道昭/17年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2018-01-31

【北朝鮮 核の資金源 国連捜査秘録/古川勝久/17年12月初版】
https://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2018-04-10

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『【日本のIT産業が中国に盗まれている / 深田 萌絵】書評と要約』へのコメント

  1. 名前:サンフランシスコ人 投稿日:2019/04/01(月) 02:53:00 ID:cd2ca87da

    保守的な人が非常に少ないサンフランシスコでも、現在反中ですよ….

  2. 名前:don 投稿日:2019/04/01(月) 12:44:25 ID:933b33be9

    あきらかに危険ですからね。
    はやく民族ごとに分裂してほしいです。
    それが中華人民の「自由」につながると思います。