母は16才の時に未婚で、カナダ人兵士との間にクラプトンを生む。父は兵役が終わると二人を捨て、家族の待つカナダに帰る。母はその後2歳のクラプトンを祖父母に預け、別のカナダ人兵士と結婚する。その後ドイツに移住し3人の子供を授かる。
祖父母はクラプトンに自分たちが両親と思わせるように育てるが、小学校に入り気付いてしまう。親戚をよそおい家族で里帰りした母は、クラプトンに自分が母だと名乗らない。クラプトンが9才の時のことである。
この人も厳しい人生を歩んでますね。
クラプトンの名盤レプタイル。このアルバムは亡くなった叔父さん(兄貴と信じてた)に捧げられていて、クラプトン自身のライナーノーツは以下。
『当時の私は彼が実の兄と信じ込まされていた。その結果彼は私のものの見方に多大な影響を与えることになった。今にして思えば、音楽も芸術も、あるいは車や洋服も、私の趣味や思考はこの時期に形成されたものであり、その多くをエイドリアンと彼の妻シルヴィアとの、想い出深い関係に負っているようだ。
あなたたちが与えてくれた喜びや愛に心から感謝したいと思う。このアルバムはあなたたちが私に与えてくれた、すべてのことに応えるためにつくり上げたアルバムだ』
ボッサあり、ブルースあり、ポップありでとてもリラックスして聞けるアルバムです。ジェームステイラーや、スティービーワンダーのカバーもあるよ。
村上春樹曰くストーンズのベガーズバンケットと並び評して「どちらもけちのつけようのない音楽だ。心にしみるし何度聞いても飽きない。」