最近、地上波テレビを見なくなりました。
ニュースはネット、テレビはアマゾンファイアTVって人多いんじゃないでしょうか。
この本が100万部売れてるのも、本屋に行くまで知りませんでした。世情にうといです。
こんなかんじのほっこり物語。スマホは指で広げると拡大できます。
もうひとつ。これはライオンの「ごきげんよう」に大家さんが出演した時の話。小堺一機が大家さんの話を気に入ってくれて出演。
印税はいくらになるのか?
一般的に本の印税相場は作家に10%です。1冊1080円。「大家さんと僕」は100万部で売上は10億円。矢部さんの印税収入は1億円です。17年出版で約2年間で100万部なので2年で割ると年収は5千万円。税率は個人の場合は約50%。矢部さんが2年間で1億円稼いでも5千万円は税金で手取りは約5千万円です。
「作家は、なることよりもあり続けることのほうがずっと難しい」新宿鮫が累計600万部売れた大沢在昌が「売れる作家の全技術」で語ってました。大沢氏が語る職業としての作家は以下です。2012年の本なので状況はもっと悪化してるかも。
『日本に小説家は何人いるのか。仮に500人としてその8割は年収500万円以下。なかには200万円以下の人もいる。たとえば新人で長編小説を半年かけて書き上げる。初版部数は4000部、定価が1800円、印税は10%として収入は72万円になる。半年かけて72万円。コンビニのアルバイトより低い金額。
30年前に比べて今の出版市場は3分の1(ネット影響)くらいに縮小している。つまり生き残る確率も入るお金も3分の1だ。
出版社側はどうか。だいたい定価の65%が出版社の取り分で、35%が取次ぎと書店の取り分になる。つまり1冊1800円で初版4000部の本をつくると65%の468万円が出版社の取り分で、これには作家の印税72万円、制作費、宣伝費、社員の給料、紙・印刷・製本代、全部が含まれている。4000部がすべて売れても出版社はほとんど儲からない。
初版が売れて儲けが出るには4万部ぐらい刷らなければダメ。いま日本で単行本を初版4万部刷れる作家は20人ぐらい。直木賞受賞作家でも初版1万部程度。
ここまではハードカバーの話。今は時代小説なんかは文庫書き下ろし全盛の時代なのでさらに厳しい。文庫1冊600円。初版1万部として印税60万円。いまは文庫書き下ろしの作家がいかに多いか。単行本の仕事も雑誌連載の仕事も依頼が来ないから。
雑誌連載の原稿料は400字詰め原稿用紙1枚3000円ぐらい。連載小説を1冊分400枚執筆した段階で120万円の出費を出版社はしている。だからこの元を取り返せそうもない作家には、連載は絶対に頼まない。「書き下ろしなら出してあげますよ。それも文庫書き下ろしです。60万円にしかならないけど、それでよかったら原稿を持ってきてください」
本を作る仕事は、ほとんどが元の取れない先行投資。初版4000部のうち800冊しか売れない本というのはゴロゴロある。ほとんど大損。ではなぜ出版社は本を作るのか。1人でも売れる人が出てくれば元が取れるから。50人の新人作家に書き下ろし頼んで、そのうち1人が大きくなれば、あとの49人はダメでも仕方ないというスタンス。
そんな文庫書き下ろしから始めて今もっとも稼いでいるのが、時代小説家の佐伯泰英。初版20万部、年間10冊書いてるから初版と重版の印税だけで年間2億4000万円くらい。そういう生活をしてる作家も確かにいる。でもそれは東野圭吾か佐伯泰英かという話だ』
矢部太郎って「カラテカ入江」の相方だった件
今年も残すところが少なくなってきましたが、一番大きなニュースは「韓国」か「吉本の闇営業」でしょうか。とくに吉本の件はみんなが大騒ぎしました。その中心人物が「カラテカの入江」。
反社問題って難しいですよね。入江君の気持ちもわかる。本業で売れてないので焦るし前のめりになる。むかしはOKでしたしね。まぁ紳助がああなってからは、そこは線を引かんとあかんと思うけど。
矢部太郎は「僕は本当に、入江君とは高校時代からの付き合いで。友達で。この世界に誘ってくれたのは入江君なので、高校時代の入江君からの関係は、もうそれは、消えることはないと思っています」
マンガを描くきっかけは?
もともとお父さんが絵本作家。東京学芸大学の教育学部を出て先生になるつもりが、入江君に誘われて中退してお笑い芸人に。クイズ番組で芸人雑学王になるほど博学。
『大家さんとの交流を漫画に描こうと思ったきっかけは?
大家さんとホテルでお茶をしていたとき、以前、仕事でご一緒させていただいた漫画原作者の倉科遼先生と偶然出くわしたんです。倉科先生は、僕が親戚のおばあちゃんと一緒にお茶をしているんだと思って声をかけてきてくださったんですが「いえ、こちらは大家さんです」とご紹介すると、すごく面白がってくれて。「それは漫画になるよ! 矢部君がぜひ描くべき」と勧めてくださったんです』
さすがの倉科遼。ヒット作を連発する人は着眼点がちがう。倉科作品で一番のおすすめは「女帝」シリーズです。「嬢王」とか「夜王」とか夜の世界の作品が面白い作家。
次作はどんな漫画を描くのだろう。どんな球が出てくるかすごく楽しみ。私小説作家が売れると次作はものすごくむずかしい。
島田紳助のアドバイス。「続編書けよ」「書けないですよ」「大丈夫、がばいばあちゃんみたいに次からは創作でいいから」
「最近、地上波テレビを見なくなりました…」
サンフランシスコ人……最近、地上波テレビをもっと見るようになりました….韓国企業のコマーシャルが消えました…