著者は夫婦問題カウンセラー。9年で約8千人の悩み相談に携わった。
じつは今、夫からの相談が40%で、年々夫からの相談が増えていると。
働き方の変化、生まれ持った気質、両親との関係などが妻を暴力的にしてる。案外同じような状況やパターンで悩んでる人が多いそうです。
それで妻のタイプを大きく4つに分けて、著者なりに比較検討しています。それぞれのタイプの妻の特徴や、付き合い方、対処法、そのような妻になってしまう要因等を解説しています。
目次は以下。
1章:妻は何タイプ?チャートで診断。診断結果。
2章:4タイプの性格と行動パターン
3章:4タイプとの付き合い方と対策。混合型妻を持つ夫の悩みQ&A
(喜ぶ言葉、地雷の言葉、謝る言葉、状況を変えるひとこと)
妻は何タイプ?チャートで診断
A=GPS型、B=マイペース型、C=上司型、D=暴発型
4タイプの妻の特徴
<GPS型の特徴>
・常に夫の行動を把握してないと気がすまない。
・不安になると思いもよらない行動をとる。
・財布、スマホのチェック、探偵まがいのことをする。
・夫、もしくは過去に付き合った男性に裏切られた経験がある。
・愛して欲しい人から愛してもらえない恐怖。
・子どものころ母親から愛されなかった。無意識に過去の上書き。
・自己防衛反応から監視せずにいられない。
<マイペース型の特徴>
・自分中心。その時の気分や感情で言動が変化する。
・人の立場にたって考えるということが、頭から抜け落ちてる。自己中。
・連絡が一切取れなくなる妻、実家に行ったきり長期間帰ってこない。
・人を巻き込むことに罪悪感を抱かない。
・夫や家族の気持ちや誠意、時間を台無しにしてしまう。
<上司型の特徴>
・夫の話すことに、ことごとく否定的な言葉を投げかけてくる。
・あらさがし、の名人
・2つのタイプがいる。無意識タイプと完ぺき主義タイプ。
・無意識タイプは「だって」「でも」「けど」「ていうか」がくちぐせ。思考がネガティブ。
・完璧主義タイプは行動にも厳しいチェックを入れる。
・洗濯物はキレイにたたんでもNG。夫に自分と同じたたみ方を要求する。
・自分のルールから外れたことをされるのがストレス。
・高学歴な人多い。自分ルールは自由だが、夫や子供に押しつけるのはルール違反。
<暴発型の特徴>
・身体的な暴力だけでなく、いきなりキレるなど精神的なダメージを与えてくる。
・ぶったり蹴ったり、物を投げつけてくる。
・言葉の暴力。「安月給」「何の役にも立たない」「死ね」「臭い」など言い放つ。
・夫の話や存在を無視したり、自尊心をズタズタにする。
・このパターン、5年前は年に2~3人。最近は月に1人は相談がある。
・夫は「帰宅恐怖症」になる。
簡単にまとめましたが、約90ページわたる詳細な行動パターン分析は本書にてどうぞ。
4タイプの付き合い方と対策
GPS型
・愛されているという、自己好感を満たしてあげる。
・自己開示する。
・共感する。
・裏切らない。不安にさせない。
・妻の話を聞き、自分のことも話す。
・子どもへの思いやりが強すぎるので、注意が必要。
マイペース型
・束縛は禁物。距離感を取る。
・素の自分をさらけ出す。
・理屈がきらい。シンプルに付き合う。
・個性を認めてほめる。
・こだわりがありプライド高め。見下す発言はNG。
上司型
・長所をピンポイントでほめる。
・教えての精神で接する。
・頑張りや才能、能力を認めてあげる。
・甘え下手だが甘えたい気持ちを持ってる点を理解する。
・真剣度をアピールしながら話をする。
暴発型
・とにかく応戦しない。その場を離れる。
・話を聞いてムリなら第三者のいる場所で話をすべし。
・友達も少なめ。まずは親身になって話しを聞く。
・ストレスをためさせると、夜中に数時間説教しだすので、日ごろガス抜きを手伝う。
混合型
・自分なりの付き合い方や対処法をみつける。
・心に傷を負ったかわいそうな人だ、悪気はないのだと理解して、受け止める。許す。
・あなた自身にストレスがたまっている。辛いときは辛い、痛いときは痛いと、逃げていい。
・早めに見切りをつけた方がいい関係もある。
⇒詳細は本書にて。混合型の人は多そうです。
離婚決断前に考えるべき15のこと
1.夫婦関係の改善を試みたか?
2.離婚をすることで、明るい未来が想像できるか?
3.離婚は自分だけでなく、妻のためにもなるか?
4.子どもに十分な養育費を支払う覚悟はあるか?
5.子どもと自由に会えなくなる覚悟はあるか?
6.子どもの親権は妻が有利という認識はあるか?
7.子どもとの面会を積極的に受け入れる気持ちはあるか?
8.離婚成立に長期戦となる覚悟はあるか?
9.別居中の妻に、婚姻費用を支払う覚悟はあるか?
10.財産分与、年金分割、慰謝料請求などの協議に誠実に対応できるか?
11.感情的になった妻に、冷静に対応できるか?
12.健康に自信はあるか?
13.離婚後、食生活など生活習慣が乱れることはないか?
14.孤独に耐えられるか?
15.気持ちを前向きに保つすべを心得ているか?
ラブラブな二人が結婚♪ 神父さんの顔も赤らんでる♪
でも奥さん すぐに離婚したいって 離婚が簡単なハイチに行っちゃった♪
ハイチに行って 離婚の手続きをした お金持ちのお嬢さん♪
ハイチのバーで飲みすぎて ムラムラして 知り合った黒人とやっちゃった♪
そのあとアメリカに戻ってきたお嬢さん 離婚した彼氏ともう一度結婚したよ♪
しばらくして生まれてきた子ども なぜか縮れ毛のハーフ♪
誰の子だろう ああお父さん 助けて♪
スティーリーダン1976年の曲で、ハイチ式離婚♪
このアルバムの曲の歌詞でスティーリーダン、イーグルスの心に残らないBGM的な音楽を大きくかけろ、ってディスったもんだから、イーグルスは名曲ホテルカリフォルニアで、スティーリーダンじゃ商業主義な音楽業界ではやっていけない、ってディスり返したという逸話のあるアルバムです。スティリナイバッゼ ジャスキャン キルザビース♪ってとこです。
(関連記事)
「夫に死んでほしい妻たち」要約まとめ
https://book-jockey.com/archives/8632
「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか」要約まとめ
https://book-jockey.com/archives/8637
うーむ、何なんでしょうかねえ。
会社の若手などを見ていると、何となくこの本の主張も分からんではありません。
女が強くなっただけではなくて、確実に男のほうが弱くなってる?
だから相対的に両者の力関係が急接近。あるところでは逆転にまで至っている?
いや、単に強い弱いだけ、というのは正確な表現ではないかもしれませんね。
では何だろう? 同じように育てられて、性別の差よりも個の資質差のほうが
より前面に出ているって感じ?
正直な話、ぼくは離婚なんて一度も考えたことないなあ。
カミさんができた女性だとも思わないし、自分はそれ以上にできた人間じゃない。
そもそも欠点だらけなのが人間なんじゃないかと思いますからねえ。
それにしても、モラハラの奥さんねえ。どうしてそんなのを妻にしたのかなあ?
あるいは最初はそうではなかったけど、経年変化でそうなっちゃったのかなあ?
もしそうだとしたら、そうなってしまった根本原因は何??
ちょっと理解が難しい気がします、本当に。