日本ロレックスは今、社外に部品を供給しないそうです。
ロレックスに送って「オーバーホール」を行い、その一環としてピンなどはサービスとして交換するとのこと。
正規店でオーバーホールすると基本料金として7万円以上はかかります。部品交換の場合は上乗せされる。その一環としてピン交換もしてもらえるという。
アメリカでは修理の独占だ!と独禁法で訴訟になりました。
その結果、米国では部品は販売されているようなので、日本の民間業修理業者は米国経由で部品を取り寄せたり、ネット等どこからとももなく入手したりして補修しています。
今回壊れたのはブレスの留め金です。外れてしまった。
見ての通り、ピンがかなり曲がっています。これの交換で7万以上も支払うのはちょっと…
ということで久しぶりに東条湖近くの「礒野時計店」に行ってきました。店主にどうするか聞いてみると、ピンを切って抜いて、流用したピンを削り出しで作ってはめ込むそうです。ピンと留め金をロレックスが部品供給してくれないのでピンは自作、留め金は少し叩いて外れないようにするとのこと。
たくさんお仕事抱えてるそうで、約20日後に引き取りに伺いました。
おお~、直ってる!曲がっていたピンが新品で真っすぐになってる!
留め金もきっちりハマって整いました。
ピンの交換費用は2千円でした。あとベゼルが回りにくくなっていたのでグリース入れてもらって1千円。合計3千円なり。
店主(10年ほどオメガ正規店の修理部で働いていた)には長生きしてほしいな。
注意事項。持ち込み時にロレの箱を置いて帰ろうとすると、店主曰く「箱の管理がややこしい。箱ごと送付されてきた場合は、先に箱だけ送り返している」とのことでした。
まあね。ロレの箱、大事ですもんね。
時計と箱と両方管理するのは数が増えてくると大変ですよね。
持参時も引き取り時も、前後に客が来ていたので、忙しそうでした。
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