言わずと知れた、フリートウッドマック1975年の名曲。
スティービー・ニックス本人の動画は機会があればどうぞ。
今回紹介したいのは3組のカバーです。ステイシーケント、チックス、ピーターセンズ。
Deepl翻訳を「てにをは」修正。そこそこ意味が通じるので、もう洋楽和訳サイトはいらんくなるかも。
I took my love, I took it down I climbed a mountain and I turned around And I saw my reflection in the snow-covered hills ‘Till the landslide brought me down私は私の愛を奪った、私はそれを取り除いた 山に登って振り返ると 雪に覆われた丘に映った自分の姿を見て 雪崩が私を倒すまでOh, mirror in the sky, what is love? Can the child within my heart rise above? Can I sail through the changing ocean tides? Can I handle the seasons of my life? ああ、空の鏡よ、愛とは何か? Well, I’ve been afraid of changing 変化を恐れていた Well, I’ve been afraid of changing ええ、変化を恐れてた Oh, take my love, take it down わたしの愛を奪い 取り除いた |
さてこの曲の解釈です。アメリカのサイトでソングミーニングスというみんなでその曲の解釈をする掲示板があります。この曲は名曲なので142のコメントというか解釈がされています。一番共感されてる(いいねが多い)解釈は以下です。海外サイトの長文ですがDeepl翻訳しときます。
この曲はとても多くの解釈ができるので、美しい曲だと思います。
その背後にある天才の一部です。それが私にとって何を意味するかというと、ニックスが意図して書いたわけではないと思いますが、彼女がそれを書いたとき、彼女は私の人生のこの時点で近くにはいなかったからです。 でもこの曲は今ほど私の心を打つことはありませんでした。私はいつもそれが好きだった…私が10代の時に初めて聞いた。今では私の心の芯に響いています。 私は40代半ばのママです。私の子供たちは高校生になっています…しかし、年はすぐにスリップしています。子供が生まれてからは、「家にいるママ」ではありませんが、子供たちが必要としているときにいつでも利用できるような仕事にしか就いていません。 だから私は彼らの周りに私の人生を構築してきました。私が利用できるようにすることができない距離と時間を課すことになるであろう、より有利な機会を避けてきました。 私にとって、ランドライドは時間です。時間は非常に高速で移動し、その航跡で多くの変化を作る。私はそれらの変化に対応できるだろうか…彼らが自分の人生を歩んだ後に来る私の人生の新しい季節に…私は知らない。そうなった時、私は彼らがいなくてとても寂しくなるだろう…。本当に耐えられるかどうかわからない。 “山に登って振り返った” 私が人生の旅に出た時、自分の過去を振り返るのに費やした時間はいつでも…私は母を見た…雪に覆われた丘に映る母の姿を見た。私は母を見た。 ちなみに私は雪に覆われた丘がコカインと関係すると仮定することは、ばかげていると思います。あまりにも多くの美しいリテラルと比喩的な解釈があります。それはあまりにも根拠がなさすぎる。 雪に覆われた丘は前の世代の白化を意味していると思う。旅先で雪に覆われた丘を振り返るとき、私は母を見ています。多くの人にとっては「私の映り込み」に見えても、似ているから本当は母なのです。私の子供たちが山に登って振り向いた時、彼らは私と雪に覆われた丘を見ているとしか思えません。 そして、私にとっての最後の部分は、私の愛を未来への旅に持って行くように子供たちに言っているのです。もし子供たちが振り向いて過去を振り返った時に、雪に覆われた丘に私が映っているのを見たら…私がしたことで子供たちのペースを落としたり、自分自身を疑ったりするようなことを子供たちにさせる必要はありません。 時間のランドスライドは、それらのすべての問題の世話をします。時間が経てば、私が何をしたか、良い悪いか、そうでないかに関係なく、彼らは自分自身のものになるでしょう。しかし愛は残っている。彼らはそれを持って行きました。 そしてもちろん “空に映る鏡 “とは、神であり、あなたが信じているどんな高次の力でもあります。それはしばしば我々はしばしば自分自身を見て、我々が誰であるかを評価し、我々がどこに向かっているかを、評価する時間がかかることを祈り/内省/瞑想の間/スルーであるため、彼女はそれを “鏡 “として参照してください。 私にとっては、”空の鏡…愛とは何ですか?”とは、私たちが愛するものにしっかりと保持したり、手放すことによって、より多くの愛を示していますか… 彼らは自分の旅をして、彼らと一緒に私たちの愛を送ることができるようにすることを意味していますか?どのようにして私たちの愛を示すのがベストなのでしょうか? この歌はその問いに答えてくれていると思います。 |
まずはステイシー・ケントのランドスライド
ジャズボ界きっての美声、ステイシー・ケント。ブルーノート移籍第一弾のアルバムでこの曲を歌いましたが、素晴らしいの一言。
彼女の才能にはみんなメロメロ。かのノーベル文学賞作家カズオ・イシグロも、何曲か彼女に作詞提供しています。大ファンだそうでw ぼくも大ファンやけど。
ほい。アンリミテッド。
ディクシー・チックスのランドスライドもいいよ
声質はステイシーのほうが好みだけど、彼女たちも素晴らしい。2000年代を代表する音楽家。ちなみに2020年6月26日、昨今のポリコレ影響で、ディクシーという南部奴隷制にリンクする言葉をバンド名から排除し、「チックス」に改名した。
このアルバムは21世紀の焚書ですよね。2枚続けてアルバムを1000万枚売って、このアルバムはドラムレスの地味なアルバムだったけど600万枚売って。2003年グラミー賞の4部門受賞。その直後にブッシュ大統領のイラク侵攻を批判して。アメリカでこのCDが焼かれまくった。
その後彼女たちは戦う。結果次のアルバムはバカ売れして、2007年グラミーは主要4部門のうち3部門受賞(最優秀新人賞以外)するという快挙となりました。
音楽に罪はない。美しいアルバムです。
The Petersens(ザ・ピーターセンズ)は最高やね
おそらく2020年代白人系音楽(アメリカーナ)を代表するバンドになるピーターセンズ。確実にチックスの後を継げる。というよりもう、アメリカの象徴とまで言われてる。
みんなライブに行けない状況で不満がたまってます。そんななか連日ライブ動画をユーチューブにアップしてくれる。ありがたい。これなんか昨日のアップ。
この家族バンド。これまでカントリー系の楽曲ばかりでしたが、こういうポップ系も演りはじめた。慶賀すべきことです。この路線で走ってほしい。
フィドルとドブロのかけあい。三姉妹のハーモニー。音楽は人を癒す。
このバンドはビートルズやイーグルスみたいに全員がリードボーカルとれますが、突き抜けてうまいのは左端の女性と右端の男性です。
ランドスライドは入ってないけど、2019年直近のアルバムです。ばんばん新曲ライブ上げるし、ふだんは地元で演奏活動してるリアルなライブバンドなので、アルバムはおまけみたいなもんでしょうけど。
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THE PETERSENSが素晴らしいのでメンバー紹介しときます
https://book-jockey.com/archives/10646