憲法改正で国民投票すると結果はどうなるのか?「堕落論/小林よしのり」より

耳に痛い正論をいう人。本音というか欲望も正直にいう人。だから右からも左からも疎まれ、タテマエ的な常識人からは変人扱いされてます。だけど著作を読むと、やっぱりすごい人。

最近だと不倫した「山尾志桜里議員」をかばってた。正直??だったのですが、本書を読むとなるほどと。

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ルックスやイメージだけの政治家が不倫にうつつを抜かしていれば、税金を払っている国民が叩いてもいい。

だけど、法案作りや政権を批判する能力を持ち、仕事ができる政治家なら、国民は育てていかねばならない。たかが不倫スキャンダルで潰してしまっては、民主主義の質が下がる。

山尾志桜里、東大文Ⅰ、IQ230、元検察官。共謀罪のウソを徹底的に追及。安保法制の論客。立憲主義を貫く立憲改正案を作成。天皇の生前退位を可能にする特例法に大きな影響を与えた。待機児童問題をメジャーにした。この議員は能力が高い。

道徳的で品行方正だが、能力がない議員ばかりになっていいのか?

日本で取材するフランスの記者は、日本人が政治家の不倫を叩く風潮を、まったく理解できないらしい。フランスでは不倫は「プライベート」な領域のことであって、記者に追及されても政治家は説明責任なんか果たさない。

ミッテラン大統領は隠し子がいた。記者から問われて、「それが何か?」と答えて支持率は上昇した。

サルコジもW不倫して猛烈アタック、12年後に結婚。

オランド大統領は初の事実婚大統領だったが、女優のガイエと不倫。密会写真を撮られたが「プライバシーの侵害」と主張。2014年にオランドの不倫について調査をしたら、77%の国民が「個人的な事」と回答した。

イタリアのベルルスコーニ首相も18歳年下の下着モデルと不倫。離婚したが国民は怒らない。

私的なゴシップは公的な仕事の成果と切り離すべきだが、それが日本人にはわからない。日本人は未だに「八つ墓村」の住民。

フランスのような成熟社会では、政治と性事を分離して考える「政性分離」が徹底していて、政治家のプライベートを記事にするのはタブー。

今回の山尾不倫問題では、ビートたけし、和田アキ子、坂上忍ら芸能人も、みんな「八つ墓村」の村人に成り下がっていた。「プライベートな問題は関係ない」とまともなことを言ってたのは木村太郎ぐらい。

以下にその他の読書メモを。

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憲法改正で国民投票する、その結果予想。

3分の2の議席を取られているから、野党は「反対運動」を死に物狂いでやったところで、「発議」は止められない。最短コースで4月に改憲が発議され、6月に国民投票で可決成立もある。反対とだけ言っていたら、確実に負ける。

発議されても、国民投票で否決すると言ってる人もいるが、「そんなことは100%できないと断言していい」 by小林よしのり 発議されたらその時点で負け。

国民投票になったら、「自衛隊を合憲として憲法に明記することを認めるか、認めないか?」という選択にされてしまう。そこで自衛隊を合憲にしないという判断を国民がすると思うか?もし否決したら大変なことになってしまう。国民の総意で自衛隊を違憲としたことになってしまうから。

もし否決されたらどうなるか?国民が違憲と判断した集団に予算はつけられないし、それから先、立憲主義を貫くなら自衛隊を解散するしかなくなる。

じつは護憲派は「リベラル」でも何でもない。本物のリベラルは自由を尊重するもの。アメリカの属国になって主権を放棄してる状態は、絶対に認められない。結局、「護憲サヨク」は「リベラル」でも「立憲主義」でもなく、単なる「護憲真理教」というカルト宗教の信者にすぎない。

「立憲主義」を標榜するなら、立憲主義が機能してない現憲法を改正すべき、というのが当然の主張。立憲民主党こそが改憲を主張しなければならない。

なぜPKO陸上自衛隊の「日報隠し」は問題なのか?

「平和維持」とは何か?「平和」とは自然状態ではない。暴力や紛争を、警察、軍隊で「平定」したら、秩序の保たれる「平和」という現象が現れる。

PKO部隊は紛争地など、平和でないところへ派遣され、そこを武力で「平定」して、「平和維持」を行うことが任務。

紛争地の「平定」は軍隊にしかできない。憲法9条の規定で、軍隊でないことになっている自衛隊は、本来「平定」の仕事はできない。

日本政府は25年前にPKOを送る際に、「PKO参加五原則」を制定した。参加五原則では「紛争当事者間で停戦合意が成立していること」、「中立的立場を厳守すること」などが条件。

国連は1999年にPKOの性質を大きく変えた。従来の任務に加え、人道危機から住民をその国家に変わって保護するという、より大きな任務を与えた。これはPKOが自ら「紛争当事者」になることを意味する。

PKOの性質が変わり、「PKO参加五原則」はもう通用しなくなっている。しかしまだこれに基づいて派遣していると、政府はウソをつき続けている。PKOはいまや紛争当事者であり、内戦に加わるのだからこれは当然軍隊にしかできない。それを「軍隊未満」の自衛隊でやろうというのだから根本的に無理がある。

そのため政府は現地の状況を徹底的に調査し、ここなら安全という地域を選んで自衛隊を送っている。ある意味、PKOとしてはただの見せかけで欺瞞である。

そんな「安全地帯」という前提で派遣した南スーダンの各地で、戦闘が激化した。「最悪の場合内戦となる可能性も否定できない」と日報に書いたら、それが隠ぺいされて大問題になった。

PKO部隊は紛争地域に行ってるので、戦闘が起こっても当然。「雨の日に外に出たら濡れた」という当たり前のことを書いただけの話。

なぜ日報隠しをしたのか?現地の戦闘を隠し、自衛隊を危険にさらすべきと考えたのか?軍隊未満の自衛隊をPKOに派遣してはいけないということが、国民にばれるのが嫌だったのか?

そもそもPKO部隊を危険な地域に送ってはいけないという議論がおかしい。危険な地域だからPKOを派遣しなければならないのであり、危険な地域だからこそ軍隊でしか活動できないのであり、自衛隊を派遣するなら、まず憲法を改正して自衛隊を軍隊にしなければならない。

現在の政府案は、自衛隊を「軍隊未満」とする憲法9条2項をそのまま残し、自衛隊の存在を明記するという加憲案を唱えている。これでは自衛隊は永遠に軍隊未満で、PKOには派遣できない。

本気で自衛隊のままにするのか?
本気でPKO参加五原則を守るのか?
本気で国際協調のために海外に自衛隊を派遣するのか?
本気で海外で平和をつくるために平定する覚悟があるのか?

国際協調主義とは、日本が海外で紛争当事国となり、どちらかの勢力に加担し、敵を武力で平定することである。軍隊であっても戦死者は出るし、自衛隊なら軽装備で戦術も限られるからもっと戦死者は増える。「平和」の正体は「平定」である限り、誰かの死のリスクは覚悟しなければならない。

不倫ソングといえばこの曲か。久保田でミッシング♪
80年代半ば。まだカラオケボックスがなくて、カラオケパブがはやってました。男2500円、女2000円。ボストンクラブやクラブハウス飲み放題。ナンパ師のにーちゃん達は、杉山清貴とか、サザンのバラードをよく歌ってた。そこに割って入ったのが、このミッシング。歌好きはみんなこれ歌った。

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