なぜ将棋界の未来は暗いのか?|「長谷川慶太郎の大局を読む」より

藤井聡太プロで活気づく将棋界。
報道も増えてみんなが興味持っています。

もし子供がプロ棋士になりたいといえば、親はどうすべきなのか?

将棋界の未来は、暗いそうです。囲碁と将棋は、これまで新聞社によって支えられてきました。みんなが払う新聞代⇒新聞社⇒将棋界 というカネの流れです。

みなさんは新聞を購読してますか?だれも新聞を買わなくなった。あと10年で、新聞社のビジネスモデルは崩壊します。

NHKの2015年調査では、

①新聞購読率(1日15分以上読む)
全世代平均で2010年平日で41%、2015年平日で33%。

②2015年の世代別(男性)新聞購読率
70代以上66%、60代53%、50代38%、40代20%、30代10%。

バリバリ現役の50歳未満って、だれも新聞読んでない・・・

2028年の新聞購読率は、全世代で17%、50歳未満で5%前後が想定されます。広告収入や販売売上は半減することが予想され、将棋界への資金流入は早晩止まる。崩壊スピードはもっと速いかもしれない。

将棋の八大タイトルは以下主催。
竜王戦:読売新聞
名人戦:朝日新聞・毎日新聞
叡王戦:株式会社ドワンゴ
王位戦:北海道新聞・中日新聞・西日本新聞・神戸新聞・東京新聞・徳島新聞
王座戦:日本経済新聞
棋王戦:共同通信
王将戦:スポーツニッポン・毎日新聞
棋聖戦:産経新聞

新聞は読者を獲得・維持するため、棋戦でのプロ棋士の棋譜を掲載している。これでプロ棋士という職業が成り立っています。いまは最新の棋譜はネットで見られる。新聞が載せるアドバンテージもなくなった。

「プロ棋士なんて、そのうちなくなる職業だから、やめておきなさい」そういう親が今後は増えてくる。もちろん賞金のない趣味の世界としては残るが。

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変わって隆盛するのがeスポーツ市場。シューティングゲーム、戦略ゲーム、格闘ゲーム、カードゲームなどがある。プロはそれぞれの種目に専門化。欧米を中心に世界に広がった。

大会の賞金を出すのは、ゲームソフト関連の会社、対戦動画配信会社、ハード会社(マウス、ヘッドホン、パソコン他)、飲料メーカー。

大会の優勝賞金は10億円レベル、賞金総額33億円とか。将棋と違って、AIとの対戦はない。BOTはゲームソフトと一体。いくらでも強くできるので。

eスポーツの市場規模は右肩上がりで、近い将来、アメリカの四大スポーツを合計したものより大きくなるといわれる。

日本はeスポーツ後進国。プロゲーマーの数も少ない。日本での普及の障害は「景品表示法」。eスポーツで高額賞金を出すと、高額景品を規制している景品表示法に抵触する。現在日本の優勝賞金は数十万円。早く法的に解決する必要がある。

ちなみにeスポーツ。2022年のアジア競技大会で、正式競技に採用された。2024年のパリ五輪で、採用される可能性も高まっている。いずれ多くの子どもたちの憧れの職業になる。

以下にその他の読書メモを。

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ますます厳しい銀行業界

銀行を取り巻く環境は厳しい。国内は人口が減少し貸出先が減って、資金需要が伸びない。
低金利で利ザヤが稼げない。ネット社会になって銀行サービス手数料も下がってきた。消費者はスマホで送金等ができるので、店舗やATMの維持コストが重くなった。フィンテックの時代は、他業種から金融分野に参入してきて過当競争になる。

日銀の17年10月号金融システムレポート。今後5年以内に、地銀・第二地銀の5%弱が倒産する。と予想している。

3大メガバンク。
3大メガバンク体制が確立した2005年3月期と比べ、2017年上期の実質業務純益は7割弱の水準になった。今や3大メガバンクは収益の4割近くを海外で稼いでいる。国内の落ち込みを海外で補っている。

3大メガバンクのリストラ策はスピード感がない。みずほは2026年度までに人員など2割減、三菱UFJは2023年末までに1割減。三井住友は人員ではなく業務量を減らすという。

EV普及のカギは何か?

全固体電池の開発。まだ目途は立ってない。EVの現行バッテリーはリチウムイオン電池。
しかし開発から30年経ったリチウムイオン電池は、すでに技術的には成熟している。性能の限界は2020年代前半に来ると見られている。

しかも電解質に燃えやすい液体燃料を使っているため、充電の容量を大きくしようとすると、燃えたり爆発したりする。サムスン製スマホの爆発事故。原因はスマホ内のリチウムイオン電池が燃えたため。

したがってリチウム電池に代わる、安全で容量を増やしやすいバッテリーが期待されているが、目下その筆頭に挙げられるのが全固体電池だ。

リチウム電池と違って固体の電解質を使うため、劣化しにくく長寿命で液漏れや発火の恐れがない。

低温や高温の環境下でもリチウムイオンと違い性能が落ちない。理論上はエネルギー密度をリチウムイオンに比べて5倍にできる。ということはそれだけ小型化しやすい。

だがEV用の全固体電池は実用化の目途がたってない。量産化に対応できる全固体電池の材料が開発できてないのである。

トヨタは2030年までにバッテリーの開発、生産に1兆5000億円を投資する方針。2020年代前半での全固体電池の実用化を目指している。

「3月のライオン」主題歌で、バンプのアンサー♪
しかし藤井六段とか大谷選手とか、マンガを軽々と超えていく(笑)

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