日本中の怒りが集中してる知床遊覧船の社長。
船長さんのSNSによると、社長さんが素人でブラック企業だったみたい。
知床の素人社長さんを指導したのが小山昇というコンサルさん。知床遊覧船の購入も小山昇氏のアドバイスだったようです。2016年に本読んだことがあって、少しのメモを残してるので、再掲します。
しかしタイトルがエグイです。「5千人の社長がすでに始めているテキトー経営」。安全はテキトーにやったらアカンよ…
本書の要旨は、「こういう時代はいくら頭で考えてもダメ」
・まずは愚直にやってみる。
・世の中とお客様は変わるもの。
頭がいいと、俯瞰して、やる前に計算してしまう。愚直に、社長が寝食を忘れて没頭する。人に教えてもらったことは、素直に聞く。
あんまり読書メモのない本でしたが、以下に3つだけ。今の時代ならセクハラでアウトな気もしますが。
宣伝をし続ける
東京の住人は5年で3分の1くらい変わる。新しい人は、そこに店があることを知らない。宣伝をし続けることが大事。なぜその店に来たか理由を聞くことが大切。魚は釣れたところでまた釣れる。
スカートの丈で時給を変える
空気清浄機の販売に、女子大生のアルバイトを使った。全員に白いワイシャツを着せた。ワイシャツはみんな持ってる。スカートはヒザ上が何センチかによって時給を変えた。ヒザ上20センチだと時給を1.5倍にした。女子大生に決めさせたら、みんなヒザ上20センチのスカートを選んだ。
飲み屋はボトルを売る
ボトルでお客を呼ぶ仕組みは、かわいい子に「お客さん、素敵ですね」とどんどん言わせる。そして誕生日を聞く。誕生日を教えてくれない人には、「魚座ですか」と星座を聞く。その後「何日?」と聞く。星座と何日生まれかがわかれば、誕生日が判明する。それでデータベースを作る。
そして誕生日後の最初の来店日に、女性から私からのプレゼントといってボトルを1本あげる。2300円で仕入れたボトルを、お客に5000円で飲んでもらってる。原価の2300円はどこかにテキトーに吸収させて、客に喜んでもらう。「わたしのおごり」といわれたら、男性客はコロッといってしまう。