5年ぶりに獺祭45を飲んだら、1,000円のギンパックと同じ味に感じた

今月の日本酒26年8月

今年もお盆がやってきました。待ちに待った夏季休暇。

普段飲んでるお酒は、酔鯨菊正宗生酛ですが、長期休暇になると旨い酒が欲しくなります。

うまい酒は5000円前後するのですが、今回は定番の獺祭にしてみました。獺祭45は少し前は3500円前後でしたが、コメ不足&物価高以降は5000円になりました。

いつもこの酒を飲むとすると、1日の酒代だけで1000円になってしまうので(1日2合飲むので)、それはさすがにコスパが悪い。

酒代のコスト比較

1日2合程度 ざっくりした印象
紙パック3Lワイン 約250円 かなり安い
菊正宗 上撰生酛 2L・約1,500円 約270円 安い
焼酎 約100〜200円台 圧倒的に安い
ビール 500ml×2 約500〜600円 中間
酔鯨 2合 約600円 そこそこ贅沢
獺祭45 2合 約1,000円 かなり贅沢

獺祭45に合う夕食

獺祭45は華やかでフルーティーな香りが特徴なので、刺身や豆腐など、あまり味の強くないものが合うようです。

ということで、近所のスーパーで買ってきたのは濃厚男前豆腐と霜降りのぶり刺身

最初は豆腐から。獺祭を冷やして、濃厚な豆腐を少量の醤油でいただきます。

次に、ぶりの刺身。こちらは甘口醤油+わさびで。

ぶりの脂と獺祭の甘みがなかなかよく合います。途中からポン酢に変えると、また違った感じで楽しめました。

最後は焼き飯。これはさすがに少し味が濃かったですが、締めにはちょうどよかった。

ごちそうさまでした。

5年ぶりくらいに飲んだ獺祭45

さて、肝心の獺祭45です。

実は今回、久しぶりに飲んで少し意外なことがありました。

初めて獺祭を飲んだのは、2009年ごろだったと思います。

当時は今ほどいろいろな日本酒を飲んでいなかったので、初めて口にしたときは、

「こんな酒があったのか?」

と本当に驚きました。

それまで飲んできた日本酒とは明らかに違う。華やかな香り、フルーティーな味わい、柔らかな甘み。僕の中では、獺祭は「日本酒の頂点」のような存在になりました。

その後もたまに飲んでいましたが、今回はおそらく5年ぶり。

久しぶりに飲んでみると……。

「あれ?これ、菊正宗のしぼりたてギンパックに似てない?」

と思ってしまった。

もちろん、酒としてはまったく別物です。獺祭は純米大吟醸、ギンパックは普通酒。価格も大きく違います。

それでも、飲んだときの方向性はかなり近い。

どちらも華やかでフルーティー。柔らかな甘みがあって、すっと飲める。

最近になってギンパックを飲むようになり、その味を知っていたことも大きいのでしょう。

2009年は、獺祭という未知の味に驚いた。

今は、いろいろな日本酒を飲んできたので、自然と他の酒と比較して味わうようになっています。

だから今回の感想は、獺祭がまずくなったということではありません。

むしろ、

「1000円くらいのギンパック、かなりよくできているんじゃないか?」

ということなのかもしれません。

高い酒=うまい酒、ではない

ここで、ちょっと考えてしまいました。

5000円の獺祭と、1000円程度のギンパック。

もちろん造りも違うし、価格も違う。

でも、自分が飲んだときの満足度は、思っていたほど違わなかった。

酒は値段が5倍になったからといって、5倍うまく感じるわけではありません。

むしろ1000円から2000円、3000円、5000円と上がっていくにつれて、「確かに違う。でも値段ほど違うか?」となってくる。

今回の獺祭は、そんなことを考えさせられる酒でした。

では、自分にとって「うまい日本酒」とは?

そして、もう一つ気づいたことがあります。

ぼくはどうも、吟醸系のフルーティーな酒が一番好きというわけではないらしい。

獺祭の方向性は、たしかに素晴らしい。

でも普段飲んでいて「うまいなあ」と思うのは、酔鯨だったり、天狗舞だったりする。

生酛や山廃系の酒が好きなんだと思う。

華やかな香りより、酸味、米の旨味、コク、余韻。

食事と一緒に飲んだときに、酒だけが主張するのではなく、料理と一緒になって「うまい」と感じる酒。

2009年、初めて獺祭を飲んだときは、

「こんな日本酒があるのか」

と驚いた。

それから十数年。

今度は、

「自分はいったい、どんな日本酒をうまいと思うんだろう?」

というところに興味が移ってきました。

日本酒は面白い。

高い酒がうまいとは限らない。

有名な酒が、自分にとって一番好きな酒とも限らない。

そして1000円のギンパックに、5000円の獺祭と似た満足感を感じることもある。

そう考えると、まだまだ飲んでみたい日本酒がたくさんあります。

獺祭といえばエヴァを思い出します。

獺祭45

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