【スター・ウォーズ全9作あらすじ解説⑥】エピソード6/ジェダイの帰還|父アナキンの贖罪と銀河帝国との最終決戦

エピソード6/ジェダイの帰還

 

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』は、1983年に公開された旧三部作の完結編です。『新たなる希望』から始まったルーク・スカイウォーカーの冒険が、大きな節目を迎えます。

銀河帝国は、初代デス・スターを破壊されたにもかかわらず、さらに強力な第2デス・スターの建造を進めていました。皇帝パルパティーンは、この新兵器を利用して反乱軍を一掃しようと企んでいます。

一方、ルークは仲間たちと協力し、ジャバ・ザ・ハットに囚われたハン・ソロの救出に向かいます。その後、惑星ダゴバでジェダイの修行を終えようとしますが、そこで自らの出生にまつわる秘密と、レイア姫との驚くべき関係を知ることになります。

反乱軍は第2デス・スターを破壊するため、森林の衛星エンドアにあるシールド発生装置を破壊する作戦を決行。ハンやレイアたちは原住種族イウォークの協力を得ながら、帝国軍に立ち向かいます。

その一方で、ルークは父ダース・ベイダーと皇帝パルパティーンに対峙します。父の中に残る善の心を信じるルークと、息子を暗黒面へ引き込もうとする皇帝。そして、父と子の戦いは、銀河の未来を左右する決断へとつながっていきます。

※この記事には映画のネタバレが含まれます。

SCENE 1 ハン・ソロたちを救出

前作『帝国の逆襲』でカーボン凍結されたハン・ソロは、賞金稼ぎボバ・フェットによって、タトゥイーンにいる犯罪王ジャバ・ザ・ハットのもとへ運ばれていました。

ハンを救出するため、ルークたちはジャバの宮殿に潜入します。レイアは賞金稼ぎに変装して宮殿に入り込みますが、正体を見破られ、捕らえられてしまいます。

やがてルークも宮殿に姿を現しますが、ジャバは彼の要求を受け入れません。ルークは罠にはめられ、ハンやチューバッカとともに処刑されそうになります。

しかし、処刑の直前、ルークはR2-D2からライトセーバーを受け取り、反撃を開始します。激しい戦いの末、仲間たちはジャバの支配から脱出することに成功します。

この一連の救出劇では、ルークが前作までとは違う落ち着きと自信を身につけていることがわかります。かつては助けられる側だった青年が、今では仲間たちを救うために自ら行動する存在へと成長しているのです。

SCENE 2 エンドアの森の月へ、そしてレイアの出生の秘密

ハンの救出を終えたルークは、ジェダイとしての修行を完成させるため、惑星ダゴバへ戻ります。

そこでヨーダは、ルークがジェダイとして一人前になるために残された課題について語ります。しかし、ヨーダはまもなく命を終えます。最期にルークへ、ダース・ベイダーが彼の父親であることを改めて伝え、皇帝との対決が避けられないことを示します。

さらに、オビ=ワン・ケノービの霊体との対話を通じて、ルークはもうひとつの真実を知ります。レイアはルークの双子の妹だったのです。

ルークは、この秘密をレイアに伝え、自分が父ベイダーと向き合わなければならないことを語ります。そして、仲間たちのもとを離れ、父を救う可能性を信じて帝国との最終決戦へ向かいます。

一方、反乱軍は第2デス・スターを破壊するため、森林の衛星エンドアにあるシールド発生装置を攻撃する計画を立てます。シールドが稼働している間は、デス・スターへの直接攻撃ができないためです。

ハン・ソロ率いる部隊はエンドアに潜入し、そこで出会った原住種族イウォークたちと協力して帝国軍に立ち向かいます。高度な技術を持つ帝国軍に対し、イウォークたちは森の地形や独自の道具を活用して抵抗します。

宇宙での大艦隊戦と、森林での地上戦。異なる場所で進む2つの戦いが、第2デス・スターの運命を左右することになります。

SCENE 3 ルーク、父と皇帝との最後の戦いに挑む

ルークは皇帝パルパティーンの前に連れてこられます。皇帝はルークの心にある怒りや恐怖を利用し、暗黒面へ引き込もうと企みます。

ルークは、父ダース・ベイダーの中にも善の心が残っていると信じていました。しかし、皇帝はルークの優しさにつけ込み、父を倒さなければ仲間たちが危険にさらされると思わせようとします。

やがてルークは感情を抑えきれず、ベイダーとの戦いに突入します。怒りに任せたルークは父を追い詰め、ついにはベイダーの右手を切り落とします。

しかし、その瞬間、ルークは自分の怒りが暗黒面へ通じていることに気づきます。父と同じ道を歩むことを拒み、ライトセーバーを収めると、皇帝に対して自分はジェダイであると宣言します。

ルークを暗黒面へ引き込めなかった皇帝は、フォースの電撃で彼を攻撃します。ルークは激痛に苦しみ、絶体絶命の状況に追い込まれてしまいます。

その姿を見たベイダーは、息子を苦しめる皇帝を前に決断します。長年、皇帝に従ってきたベイダーは、ついに善の心を取り戻し、ルークを救うために皇帝を抱え上げ、デス・スターの巨大なシャフトへ投げ落としたのです。

こうして皇帝は倒されました。しかし、皇帝の攻撃によって深い傷を負ったベイダーもまた、命を落とす運命にありました。

SCENE 4 第2デス・スターの破壊に成功!

エンドアでは、ハン・ソロたちがシールド発生装置を破壊するため、帝国軍との激しい戦闘を繰り広げていました。しかし、反乱軍は皇帝の罠にはまっており、宇宙空間では帝国軍の大艦隊が待ち構えていました。

さらに、第2デス・スターは建造中であるにもかかわらず、すでに強力なスーパーレーザーを使用できる状態にありました。反乱軍の艦隊は帝国軍の艦船とデス・スターの攻撃に挟まれ、窮地に追い込まれます。

反乱軍艦隊を指揮するアクバー提督は、敵艦隊に接近して戦闘を混戦状態に持ち込み、デス・スターの砲撃による被害を抑えながら時間を稼ぎます。

一方、エンドアでは、ハンたちとイウォークが協力して帝国軍の防衛を突破します。イウォークたちの活躍もあり、ついにシールド発生装置は破壊され、第2デス・スターへの攻撃が可能になります。

ランド・カルリジアンが操縦するミレニアム・ファルコンをはじめ、反乱軍の戦闘機部隊はデス・スター内部へと突入。危険な通路を進み、重要な施設を攻撃します。

激しい戦闘の末、反乱軍は第2デス・スターの破壊に成功します。皇帝を失った帝国は大きな打撃を受け、銀河を支配してきた体制は崩壊へと向かい始めるのでした。

SCENE 5 勝利を祝う宴、そして父アナキンとの別れ

第2デス・スターが破壊され、皇帝が倒されたことで、反乱軍はついに大きな勝利を手にします。エンドアでは帝国の支配から解放された人々が勝利を祝い、銀河各地でも帝国崩壊を喜ぶ人々の姿が描かれます。

一方、ルークは父ベイダーをデス・スターから連れ出します。ベイダーは自分の最期が近いことを悟り、息子にマスクを外して自分の目でルークを見たいと願います。

ルークは父の願いを受け入れ、ベイダーは素顔を息子に見せます。かつてアナキン・スカイウォーカーだった男は、最期に息子を救うことで善の心を取り戻しました。そして、ルークに見守られながら息を引き取ります。

ルークは父の遺体を荼毘に付し、父との別れを受け入れます。戦いの後、仲間たちが勝利を祝うなか、ルークの前にはヨーダ、オビ=ワン、そして若き日の姿をした父アナキンの霊体が現れます。

かつて暗黒面に堕ち、銀河に恐怖をもたらしたアナキンは、息子の信じる心によって最後に救われました。

ルークはジェダイとして成長を遂げただけでなく、父の中に残る善を信じ続けることで、銀河の未来を変えたのです。

まとめ:ジェダイの帰還、そしてアナキンの救済

『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』は、ルーク・スカイウォーカーの成長と、父アナキン・スカイウォーカーの贖罪を描く物語です。

ルークは皇帝の誘惑に屈することなく、父の中に残る善の心を信じ続けました。その信頼がベイダーの心を動かし、皇帝を倒す決断へとつながります。

また、ハンやレイア、ランド、チューバッカたちの活躍によって、第2デス・スターも破壊され、銀河帝国は決定的な打撃を受けました。

本作は、単に悪の帝国を倒す物語ではありません。怒りや憎しみに支配されることを拒み、最後まで相手の善を信じることができるのか。その問いに、ルークとアナキンがそれぞれの形で答えを出す物語でもあります。

こうして旧三部作は、銀河に希望が戻る場面で幕を閉じます。しかし、スカイウォーカー家の物語はここで完全に終わったわけではありません。

次回予告:エピソード7『フォースの覚醒』

帝国が敗れた後、銀河には新たな時代が訪れます。しかし、平和は永遠には続きませんでした。

新たな脅威が台頭するなか、砂漠の惑星で暮らす若い女性レイは、あるドロイドとの出会いをきっかけに、銀河を揺るがす冒険へと巻き込まれていきます。

次回からは、新たな世代へと物語が引き継がれる続三部作に入ります。まずは『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』を解説します。

 

本記事は以下の本から抜粋要約しました。

レスポンシブ広告

シェアする