ミュージックマガジン上半期ベストアルバム特集号から。
みなさんは今年、お気に入りのアルバムはありましたか?
「新しいのぜんぜん聞いてないよ」って人、多そうですが。
ミュージックマガジンの選ぶ18年上期ベストアルバム
ぜんぶで100枚ですが、洋邦混合です。上位(解説欄が大きいもの)から36枚を以下に。アマゾンミュージックにあるものは、すべてきいてみました。ざっとですが。
トップページはやっぱXXXステンタシオンでしょうね。シンガー寄りでドレイクを後継するラッパーだと思ってました。他界は残念です。葬式のビデオが悪かったのかなぁ・・
カミラ人気はアンチトランプに持ち上げられすぎと思いません?この6枚の中では個人的にはアイム・ウイズ・ハーの1stが好みです。ディキシー・チックスの名盤ホームみたいなアルバム。それとなんといっても小袋君。宇多田のプロデュースで話題。ファルセットは平井堅かとおもった。洋楽ファンはニヤッとするアルバム。1曲目と6曲目はダフトパンクのジョルジオモルダーかと思ったし、フランクオーシャンのナイキみたいな天国ボイスは聴こえるし、プリンスみたいな歪んだギターはあるし。ネタ元を想像しながら聞くのがおもしろかった。
はってるアマゾンは、アマゾンミュージック会員はクリック即聴けます。聴き放題アルバム。会員登録は以下からできます。
ここのベストは「ライ」です。レディオヘッドの2016年のアルバムとか、シュガーロスっぽいかんじの雰囲気にビートが効いてるというか。ライクーダーの新作はまだアマゾンミュージックにありません。
ここはRRNOWがいい。ロバート・グラスパーにしてはわかりやすい。
ここはキューバのバタ・ドラム部門で優勝した経歴を持つブレンダとか、カタルーニャの声シルビアがいい。いわゆるワールドミュージック。
いかがでしたでしょう?お気に入りの作品はありましたか?1枚づつスポティファイとかアマゾンの聴き放題サービスで音源確認するのが楽しいです。新しい出会いがあるかも。
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最近おもしろくないビルボードチャート
ここ数年、ヒットチャートがおもしろくないです。
ビルボードアルバムチャートベスト10。18年8月のチャートはラップが8枚にサントラ2枚とか。18年9月のチャートはラップ7枚にアイドル3枚とか。カントリーも1~2枚は入ってきますが、定常的にチャートの7割がラップになってしまった。
そういや大坂なおみも、セリーナとの決勝前に「ニッキーミナージュのクイーンと、エミネムのカミカゼ聴いてた。ラップが好き」とかいってました。9月15日付チャートでカミカゼは1位、クイーンは7位です。
シングルチャートはもっとひどいよ。18年7月ごろだったか、ビルボード・シングルチャート(US)でベスト20位のうち12曲が「ドレイク」だった。こんなこと全盛期のマイケルやプリンスでもなかった。ビートルズのリアルタイムは経験してないけど、ここまでひどくなかったはず。
いやたしかにドレイクは素晴らしい。ラッパーの中ではシンガー寄りで声もいい。そこは頭1つ抜けてます。それにしても多様性がなくなった。
ドレイクって1年ほど前までユーチューブにほとんど楽曲出さなかったでしょ。サザンオールスターズや山下達郎みたいに。それでみんなスポティファイに集中した。だから売れてると思ってました。スポティファイ1500回再生でCD1枚セールスカウントなので。
ドレイクが17年に稼いだ金は103億円。ここ数年毎年そんな感じ。それにしてもアルバム出しすぎです。ユーチューブにアップすると消費されるのも早くなって、一気にあきられる。
むかしプリンスがレーベルともめたのは、レーベルが3年に1枚ぐらいしか発表するなと言ったから。プリンスは作った曲をどんどん発表したかった。いまのドレイクのように。でもそうするとすぐにあきられる。
しかしドレイクに触発されて、ビーフしてるプッシャTの親玉カニエまで作品を精力的に出しだした。エミネムすら1年ピッチで突然の新作出すし。
みなさんの音楽の情報源は何ですか?
ひとしきりヒットチャートへの不満を書きましたが、みなさんは音楽情報どこで仕入れてますか?うちは半分音楽ブログみたいなものなので、新ネタが必要です。個人的に定期チェックしてるのは以下。
①ビルボードアルバムチャート(サイト)
https://www.billboard.com/charts/billboard-200
数日前に、チャートを発表するブログなんかもあります。
②ビルボードシングルチャート(サイト)
https://www.billboard.com/charts/hot-100
これはユーチューブで毎週まとめられたチャートをチェックするのがいいです。「Music Charts JP」とかお気に入り登録して、リビングのTVでファイアTVでみるのがいいかも。
③スポティファイシングルチャート(サイト)
https://spotifycharts.com/regional
ここも偏ってるんですよね・・VIRALチャートのほうが先鋭です。
④スペシャカウントダウン50(ケーブルテレビ)
https://www.spaceshowertv.com/program/chart_ranking/space_shower_countdown50.html
日本の音楽チャートでは、FMラジオ系に近くていい。エムオンTVとかアイドルばっか。
⑤J-WAVEのチャート(サイト)
https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/chart/main.htm
ここのチャートもスペシャに近い安心感。先鋭なところはないけど。
⑥毎月のミュージックマガジンで新作チェック(本)
やっぱ本はいいです。紹介するアルバムがちょっと先鋭&マニアック。
⑦ロッキンオン.COMのディスクレビュー(サイト)
https://rockinon.com/disc?category=2
先鋭でもないしダルくもない。中庸でいい。ここ見てストリーミングでチェックするのが、ぼくら一般人の王道かも。
⑧NMEジャパンの新着音楽情報(サイト)
https://nme-jp.com/
洋楽の最新情報。ネタ元にしてる人多いとおもう。
上記で得た情報をもとに、いいアルバムを探します。むかしはユーチューブでチマチマ探してましたが、いまやストリーミング時代。月額1000円ほどで6千万曲聴き放題。気に入ったアルバムあれば、さっとチェックしてます。洋楽新作なら8割以上ある。コストがかからないので、アルバム1枚聴きとおすことが少なくなったけど。
「お!これいいやん」というアルバムは、スマホにダウンロードして通勤で聴きます。何度も聞く作品は、これまた少ないですが。
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個人的な2018年上期ベストアルバム
邦楽のベスト3はPerfumeの新作、サチモスの新作、水曜日のカンパネラの新作でした。実験的サウンドとか音楽的価値とかじゃなくて、たんにヘビロテしたかどうか。「cero」がアマゾンミュージックにないので聴けてないですが。なんでアップしないんだろう。
パヒューム新作のリード曲♪ 新作いいです。BABYMETALの2ndが出たときみたいに、ずーっと聴いてます。前作がローリングストーン誌年間ポップアルバムで16位でしたが、この新作はベスト5ぐらいの出来でしょう。英語圏で日本語作品が上位に食い込むのは困難ですが、サウンドは世界的に評価されていいと思う。まさにフューチャーポップ。個人的に18年ここまででベスト作品。
新作の1曲目。2曲目がボルテージ。黄金の並び。フジロックはイマイチでした。ボーカルが痛い人というのがバレてきた。バンドのつくる音楽は多様性があるし、まだまだ底は見えてない。今後もバンドとして伸びしろがあるかと。
J-POPにこの子を超えるタレントがいない・・魅力的な子です。
洋楽ベスト3はマイケルマクドナルド約10年ぶりの新作、ビーチボーイズ&ロイヤルフィルの共演作、オリヴィア・チェイニーの2ndです。
マイケル・マクドナルド。渋め。マイケルマクドナルドは、「思慕」で初めて聴いた時のようなかんじです。サウンドが落ち着いてる。ジャクソン・ブラウンもそうですが、マイケル・マクドナルドも声のキーが低くなった。それでもいい作品です。今年いちばん安心して聴ける作品。
これまでのMONO音源もステレオになってうれしい。やっぱビーチボーイズは最高です。
今年一番の掘り出し物。オリビア・チェイニーの2作目。レディースオブザキャニオン(3枚目)までのジョニミッチェルと同じ感じ。サイコーです。電気も水も来てない北ヨークシャーの山間にある18世紀のコテージに、古いピアノと薪ストーブを持ち込んで曲作りを行った。演奏はオリビアとプロデューサー兼エンジニアのトーマス、長年彼女と仕事をしてるジョーダンの3人のみ。ミニマルな音。
番外編で今年のベスト動画
今年一番よくみてる動画。レッチリのアンプラグド。晩酌時にTVで何度も見てしまう。
新しい曲は、さっぱり聴いていないです。
紹介していただいたビルボードのシングルチャートは、面白いですね。 タイムマシンのようです。
例えば、1984年の今日にすると、「Missing You」が1位、「Let’s Go Crazy」が2位、3位が「She Bop」
いずれも、好きでよく聴いた曲でした。
30年以上前はね、好きでテレビ、ラジオ、カセットで聴いたものですが・・。
私が、よく観るサイトは、TAP the POP http://www.tapthepop.net/
です。興味深いコラムが読めます。 新しい曲はないですが(笑